2011年03月09日
日本が危ない(297)ベトナム新幹線、導入の行方(127)
越国営電力の海外起債を承認:EVNが10億ドル、電力不足解消で(1/2)
2010年7月9日
ベトナム政府はこのほど、国営ベトナム電力グループ(EVN)が海外で10億米ドルのドル建て社債を発行することを原則承認した。
起債収益は発電所建設に充てる。ベトナムは現在、乾季が長引き水力発電所が稼動できず電力不足が深刻化しているだけに注目される動きだ。
EVNは社債発行計画に先立って、政府が外貨建て国債を海外発行し、EVNに資金を貸し付けることを提案していたが、政府は同案を却下した。
海外での国債発行収益による資金貸し付けを受けた例としては、ベトナム造船グループ(ビナシン)がある。
今回の政府承認を受けて、EVNは第4四半期(10〜12月期)に海外で起債する予定だ。
■投資は市場価格、販売は公定価格
EVNの副所長は、7日ハノイで開かれた電力産業への資金市場に関するセミナーで、電力業界が直面する資金不足を訴えた。
電力を市場価格で販売することが認められていない現状では、発電所の建設には4〜5年かかるため、年利14〜15%で商業銀行から借り入れることができないという。
発電所設備の80〜90%は外国からの輸入に頼っており、投資はほとんどすべて市場価格に基づくが、電力の販売は、政府によって価格が抑えられているため、電力事業の収益性が低くなっている。
また、電力価格が安いため、民間の発電事業投資が進まなかった経緯もある。
追記: 国家企業が国家銀行から金利が高くて借りられないと言うのだから呆れるね。
それではベトナムでは、一般人が家を建てる際に、資金を銀行から借りないのでしょうか?
ベトナムでは日本にあるような住宅ローンという制度がありません。
したがって、ベトナムでは、住宅購入の際、現金で一時金を用意しなければなりません。
ちなみに、ベトナム・ハノイで一般的な住宅サイズを購入したとすると、30平米の土地が日本円で約500万円、そこへ建てる建物(2階建て)が約200万円、合計700万円くらいの資金が必要になるようです。
ベトナムの若いビジネスマン(20代〜30代くらい)の賃金相場(月収2〜3万円)からしても、こんなに大きな資金が要るのになぜ住宅ローンがないのでしょう。
理由は3つあるようです。
@、ベトナムでは、いつ失業するか、わからないからです。日本のように長期雇用が社会常識ではありません。
A、職を失ってもベトナムには失業保険がないので、仕事が無くなった瞬間から収入も完全に途絶えてしまいます。
B、金利が高い。物価が毎年上がるインフレ経済ですから、多額の住宅購入資金を銀行から借り入れれば、その金利の支払いだけでも生活者は四苦八苦してしまうということなのです。
では、どうやって若いビジネスマンたちは住宅購入資金を用意するかといえば、若い夫婦は、親に協力をして貰うのです。
つまり、結婚した後もしばらくのあいだ、親と同居し、家賃や食費などを節約し貯蓄に励みます。
さらに、親からの資金援助も加えて住宅をキャッシュで購入するのです。
このようにベトナム人は、子どもの為なら経済的にも人的にも援助、協力を惜しまないようです。
尚、ベトナムの土地を買えるのはベトナム人に限定されており、外国人はベトナムの土地を所有することができません。(ベトナムは社会主義国ですが、中国と違い、個人が土地の所有者になることができます)
世界の住宅ローンの金利:
・イギリス:5%〜6%(固定)
・フランス:5%程度(固定)
・オーストラリア:6%〜7%(変動)
・カナダ:5%〜6%(固定)
・中国:5%〜6%(固定)
・アメリカ:全期間固定(30年)金利は、6%くらいが一般的のようです。なお、実際には諸費用込みの7%程度であるようです。一方で短期固定金利(一定期間固定→変動)も、ほぼ同じ水準となっています。
★3/8日ホーチミン市場の市況:続伸
8日の株式市場は、3日続伸となり、VN指数は7.16ポイント(1.53%)上昇し、475.38で取引を終えた。出来高は、前日より1割強、増加した。
★3/8日ラオス市場の市況:休場
8日はラオスの祝日に当り、株式市場は休場です。
2010年7月9日
ベトナム政府はこのほど、国営ベトナム電力グループ(EVN)が海外で10億米ドルのドル建て社債を発行することを原則承認した。
起債収益は発電所建設に充てる。ベトナムは現在、乾季が長引き水力発電所が稼動できず電力不足が深刻化しているだけに注目される動きだ。
EVNは社債発行計画に先立って、政府が外貨建て国債を海外発行し、EVNに資金を貸し付けることを提案していたが、政府は同案を却下した。
海外での国債発行収益による資金貸し付けを受けた例としては、ベトナム造船グループ(ビナシン)がある。
今回の政府承認を受けて、EVNは第4四半期(10〜12月期)に海外で起債する予定だ。
■投資は市場価格、販売は公定価格
EVNの副所長は、7日ハノイで開かれた電力産業への資金市場に関するセミナーで、電力業界が直面する資金不足を訴えた。
電力を市場価格で販売することが認められていない現状では、発電所の建設には4〜5年かかるため、年利14〜15%で商業銀行から借り入れることができないという。
発電所設備の80〜90%は外国からの輸入に頼っており、投資はほとんどすべて市場価格に基づくが、電力の販売は、政府によって価格が抑えられているため、電力事業の収益性が低くなっている。
また、電力価格が安いため、民間の発電事業投資が進まなかった経緯もある。
追記: 国家企業が国家銀行から金利が高くて借りられないと言うのだから呆れるね。
それではベトナムでは、一般人が家を建てる際に、資金を銀行から借りないのでしょうか?
ベトナムでは日本にあるような住宅ローンという制度がありません。
したがって、ベトナムでは、住宅購入の際、現金で一時金を用意しなければなりません。
ちなみに、ベトナム・ハノイで一般的な住宅サイズを購入したとすると、30平米の土地が日本円で約500万円、そこへ建てる建物(2階建て)が約200万円、合計700万円くらいの資金が必要になるようです。
ベトナムの若いビジネスマン(20代〜30代くらい)の賃金相場(月収2〜3万円)からしても、こんなに大きな資金が要るのになぜ住宅ローンがないのでしょう。
理由は3つあるようです。
@、ベトナムでは、いつ失業するか、わからないからです。日本のように長期雇用が社会常識ではありません。
A、職を失ってもベトナムには失業保険がないので、仕事が無くなった瞬間から収入も完全に途絶えてしまいます。
B、金利が高い。物価が毎年上がるインフレ経済ですから、多額の住宅購入資金を銀行から借り入れれば、その金利の支払いだけでも生活者は四苦八苦してしまうということなのです。
では、どうやって若いビジネスマンたちは住宅購入資金を用意するかといえば、若い夫婦は、親に協力をして貰うのです。
つまり、結婚した後もしばらくのあいだ、親と同居し、家賃や食費などを節約し貯蓄に励みます。
さらに、親からの資金援助も加えて住宅をキャッシュで購入するのです。
このようにベトナム人は、子どもの為なら経済的にも人的にも援助、協力を惜しまないようです。
尚、ベトナムの土地を買えるのはベトナム人に限定されており、外国人はベトナムの土地を所有することができません。(ベトナムは社会主義国ですが、中国と違い、個人が土地の所有者になることができます)
世界の住宅ローンの金利:
・イギリス:5%〜6%(固定)
・フランス:5%程度(固定)
・オーストラリア:6%〜7%(変動)
・カナダ:5%〜6%(固定)
・中国:5%〜6%(固定)
・アメリカ:全期間固定(30年)金利は、6%くらいが一般的のようです。なお、実際には諸費用込みの7%程度であるようです。一方で短期固定金利(一定期間固定→変動)も、ほぼ同じ水準となっています。
★3/8日ホーチミン市場の市況:続伸
8日の株式市場は、3日続伸となり、VN指数は7.16ポイント(1.53%)上昇し、475.38で取引を終えた。出来高は、前日より1割強、増加した。
★3/8日ラオス市場の市況:休場
8日はラオスの祝日に当り、株式市場は休場です。
投稿者:がくがく|02:14