2012年05月31日
日本が危ない(739)余震が多いが、日本沈没は大丈夫か?特別篇(441)
1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2012年5月 31日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。
そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。
今日は、昨日に引き続き「地球シミュレータ」を用いて地磁気ダイナモの高速シミュレーションに成功」の紹介です。
「地球シミュレータ」を用いて地磁気ダイナモの高速シミュレーションに成功
「2004年ゴードン・ベル賞」を受賞(3)
平成16年11月 17日
海洋研究開発機構
2.研究内容(2/2)
地球内部には半径約3500kmの「コア」とよばれる領域があります。コアの構成物質は鉄で、その外側部分(外核)は高温の為に溶けており、この液体鉄が大規模な対流運動を行っていると考えられています。
その対流運動のエネルギーがダイナモ、つまり発電機のメカニズムによって磁場のエネルギーに変換され、地磁気が作られているとするのが地磁気ダイナモ理論です。
この理論を実証する為には、外核と同じ球殻型の幾何学的配位のもとで、磁気流体力学方程式(資料3)と呼ばれる基礎方程式を数値的に解く必要があります。
本研究では、「陰陽(インヤン)格子」(資料4)と名付けた新しい格子系の上で、磁気流体力学方程式を高速かつ高効率で解く新たなシミュレーションコードを作成し、地球シミュレータの特性を生かすよう最適化しました。
その結果開発されたシミュレーションコードによって、双極子磁場の生成やその逆転という地球磁場の特性を再現する地磁気ダイナモのシミュレーション計算を、高速かつ高効率に実行できる事が実証されました。
(資料3) 磁気流体力学方程式:
電気伝導性のある流体(プラズマなど)が電場や磁場とお互いに影響を与えながら運動するメカニズムを記述した方程式
(資料4) 陰陽格子:
陰陽格子は、二つの要素格子を、 部分的な重なり合いを許しながら組み合わせて球面を覆う、いわゆるキメラ座標の一種。
この要素格子は、通常の球座標における緯度経度格子の低緯度領域を抜き出したもので、通常の緯度経度格子法において問題となる二つの問題、 (1)座標特異点と、(2)格子間隔の極端な不均一性を持たないという、優れた特徴があります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
追記: 2004年に起きた新潟中越地震の原因について、堂々と国会で取り上げた議員がいる事は、開かれた日本を象徴する出来事でもある。
その時の、理論の提唱者である人こそ、今回紹介している石田博士なのである。
石田博士の提言
石田博士の新地震学セミナー(13)
L 唐山大地震の著者 銭鋼氏の困惑
なぜ北緯40度線上に大地震が多いのか?(13−12)
私がこの本を書いている時にも、両足が丁度この「恐怖の線」の上に立っている事はかなり劇的と言えよう。
北京、中国の地震関係者が防衛しようとしているこの中心区域も、ほかではなくこの40度線に位置している。これはいままでだれにも解釈できない謎であった。
もちろん、これは数えきれない大地の謎の中のただ一つに過ぎない。
自然科学という果てしない大海に向かって、われわれ人類のコロンブス船隊とマゼラン船隊はまだ出帆したばかりである。
終着地に至るまでの航海はきわめて長いが、いつも昂然と前へ進んでいる船帆が我々には見えている。
私は信じているマントル対流と地震の関係、地殻の不規則な運動や地軸・磁気軸の変動と地震の関係、天文学上の要素や太陽の黒点と地震の関係、幾千幾万の不思議な自然現象やまだ把握できていない物質運動の法則と地震災害の間にある何らかの関連……人類はこれらを最終的には明らかに出来るに違いない。
私はまた信じている。
いつの目か人類は地震を予知出切るばかりでなく、地震のエネルギーを、逃してやる事が出来るに違いない。
アメリカのSF作家、アシモフが予言したように、断層に沿ってボーリング孔を掘削し、水を注入する事により、地殻内の一部を滑りやすくして小さな地震を誘発すれば、地下のエネルギーを放出して大地震の発生を防げるかもしれない。(確かに奇妙な発想ではあるが。)
(続く)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆今日のアジア市場は、昨日の米国の下げを嫌気。この為、市場は総体的に小安い展開となった。
一方、ヨーロッパ市場は、小動きながら、高安マチマチで推移。(現地時間、14時頃)
☆今日の日本市場は、前日の米国市場の大幅安を嫌気した売りで、寄り付きから180円程の下げで始まったが、その後は、しっかりと右肩上がりの相場を作っていた。行って来いで、結局270円程の大仕事。立派である。
又、6月から日中貿易の決済が、お互いの通貨で直接出来る様にすると言っているが、果たして準備は何処まで進んでいるのか?。
一方、この動きを牽制するかの様な、為替の動きも既に起こっている様にも感じる。
インド、メキシコ・・・。
2012年5月 31日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。
そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。
今日は、昨日に引き続き「地球シミュレータ」を用いて地磁気ダイナモの高速シミュレーションに成功」の紹介です。
「地球シミュレータ」を用いて地磁気ダイナモの高速シミュレーションに成功
「2004年ゴードン・ベル賞」を受賞(3)
平成16年11月 17日
海洋研究開発機構
2.研究内容(2/2)
地球内部には半径約3500kmの「コア」とよばれる領域があります。コアの構成物質は鉄で、その外側部分(外核)は高温の為に溶けており、この液体鉄が大規模な対流運動を行っていると考えられています。
その対流運動のエネルギーがダイナモ、つまり発電機のメカニズムによって磁場のエネルギーに変換され、地磁気が作られているとするのが地磁気ダイナモ理論です。
この理論を実証する為には、外核と同じ球殻型の幾何学的配位のもとで、磁気流体力学方程式(資料3)と呼ばれる基礎方程式を数値的に解く必要があります。
本研究では、「陰陽(インヤン)格子」(資料4)と名付けた新しい格子系の上で、磁気流体力学方程式を高速かつ高効率で解く新たなシミュレーションコードを作成し、地球シミュレータの特性を生かすよう最適化しました。
その結果開発されたシミュレーションコードによって、双極子磁場の生成やその逆転という地球磁場の特性を再現する地磁気ダイナモのシミュレーション計算を、高速かつ高効率に実行できる事が実証されました。
(資料3) 磁気流体力学方程式:
電気伝導性のある流体(プラズマなど)が電場や磁場とお互いに影響を与えながら運動するメカニズムを記述した方程式
(資料4) 陰陽格子:
陰陽格子は、二つの要素格子を、 部分的な重なり合いを許しながら組み合わせて球面を覆う、いわゆるキメラ座標の一種。
この要素格子は、通常の球座標における緯度経度格子の低緯度領域を抜き出したもので、通常の緯度経度格子法において問題となる二つの問題、 (1)座標特異点と、(2)格子間隔の極端な不均一性を持たないという、優れた特徴があります。
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追記: 2004年に起きた新潟中越地震の原因について、堂々と国会で取り上げた議員がいる事は、開かれた日本を象徴する出来事でもある。
その時の、理論の提唱者である人こそ、今回紹介している石田博士なのである。
石田博士の提言
石田博士の新地震学セミナー(13)
L 唐山大地震の著者 銭鋼氏の困惑
なぜ北緯40度線上に大地震が多いのか?(13−12)
私がこの本を書いている時にも、両足が丁度この「恐怖の線」の上に立っている事はかなり劇的と言えよう。
北京、中国の地震関係者が防衛しようとしているこの中心区域も、ほかではなくこの40度線に位置している。これはいままでだれにも解釈できない謎であった。
もちろん、これは数えきれない大地の謎の中のただ一つに過ぎない。
自然科学という果てしない大海に向かって、われわれ人類のコロンブス船隊とマゼラン船隊はまだ出帆したばかりである。
終着地に至るまでの航海はきわめて長いが、いつも昂然と前へ進んでいる船帆が我々には見えている。
私は信じているマントル対流と地震の関係、地殻の不規則な運動や地軸・磁気軸の変動と地震の関係、天文学上の要素や太陽の黒点と地震の関係、幾千幾万の不思議な自然現象やまだ把握できていない物質運動の法則と地震災害の間にある何らかの関連……人類はこれらを最終的には明らかに出来るに違いない。
私はまた信じている。
いつの目か人類は地震を予知出切るばかりでなく、地震のエネルギーを、逃してやる事が出来るに違いない。
アメリカのSF作家、アシモフが予言したように、断層に沿ってボーリング孔を掘削し、水を注入する事により、地殻内の一部を滑りやすくして小さな地震を誘発すれば、地下のエネルギーを放出して大地震の発生を防げるかもしれない。(確かに奇妙な発想ではあるが。)
(続く)
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☆今日のアジア市場は、昨日の米国の下げを嫌気。この為、市場は総体的に小安い展開となった。
一方、ヨーロッパ市場は、小動きながら、高安マチマチで推移。(現地時間、14時頃)
☆今日の日本市場は、前日の米国市場の大幅安を嫌気した売りで、寄り付きから180円程の下げで始まったが、その後は、しっかりと右肩上がりの相場を作っていた。行って来いで、結局270円程の大仕事。立派である。
又、6月から日中貿易の決済が、お互いの通貨で直接出来る様にすると言っているが、果たして準備は何処まで進んでいるのか?。
一方、この動きを牽制するかの様な、為替の動きも既に起こっている様にも感じる。
インド、メキシコ・・・。
投稿者:がくがく|22:31