アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog
1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月30日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今回は、「地球磁場生成の新しいメカニズムを発見」の報告の紹介です。


地球シミュレータを使って地球磁場生成の新しいメカニズムを発見(その1)
2008年8月28日
独立行政法人・海洋研究開発機構

1.概要
独立行政法人・海洋研究開発機構は、地球シミュレータを使った大規模な計算機シミュレーションと、バーチャルリアリティ技術を使った先進的可視化によって、これまでのシミュレーションでは表現出来なかった、地球磁場の新しい生成機構を見い出す事に成功しました。

今回、表現に成功した地球外核中の磁場は、地球の自転軸方向に伸びたカーテンの様に薄いシート状の対流構造により生成されるものです。

このシート状の流れにより、磁力線がまっすぐに引き伸ばされる事で磁場が生成され、同時にその磁力線の周囲にらせん状の電流が流れる事が見い出されました。

本研究の成果は、地球磁場の解明に向けた一歩であると共に、地球科学分野の大規模シミュレーション技術の高度化に寄与するものです。

この成果は8月28日付の英国科学雑誌ネイチャーに掲載されました



追記:地球の磁場は、現在は北極部にS極、南極部にN極に相当する磁極がある。
地磁気の強さは場所によって異なり、磁力は 24,000 - 6,000 nT(0.24 - 0.66 ガウス)。赤道では弱く、高緯度地域では強い。東京付近は約45,000nTである。

大きさの単位には通常「nT(ナノテスラ)」を用いる。

☆今日は暑くて、蒸し暑くて、その上うどん等を食べたもので、汗がダラダラ。
蝉も明日からは気温が下がるなんて天気予報が聞こえたのか、午前中は声がしなかったが、流石に暑くて、ツクツクボウシが午後から出て来て、気持ちよく一鳴き。

今日のアジア市場は高安マチマチ。中でも中国(上海)の動きは灯が消えた様である。
一方、ヨーロッパは、各国共、買い支えの義務も終え、安く始まった。現地時間13時半程だが、2%弱程の値下がりが多くなっている











1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月29日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日も、昨日に引き続き、北極海の環境悪化についての報告の紹介です


北極海が炭酸カルシウムの殻を持つ海洋生物にとって
住みにくい海になっている事を初めて発見

〜海洋酸性化と海氷融解の二重の影響(その8)〜
2009年11月20日
独立行政法人・海洋研究開発機構

5.今後の展望(その2)
我々の研究チームでは、海氷が北極海からなくなるまで、Ωの減少は進むのではないかと考えています。

Ωが減少し、炭酸カルシウムに対して未飽和になった時の生態系への影響は、まだ完全には理解されていませんが、海洋生物に関する実験結果などからは、Ωの変化は海洋生物の多くの種に対して、本質的な変化をもたらす事が示唆されています。

北極海ではアラゴナイトの殻を持つミジンウキマイマイ(Limacina helicina、クリオネの唯一の餌)などの生物が存在し、この様な生物の個体数や分布が、酸性化と海氷融解によって、Ωが1以下になった影響を受けてどうなるのか、そして食物連鎖を経て北極海の生態系に、どの様な影響が及ぶのかが危惧されます。

又、これまでの研究から、北極海カナダ海盆の表層水は、10年程度で北極海から北大西洋に流れ出る事が知られています。

北極海カナダ海盆域で起きたΩの減少の影響は、北大西洋にも及ぶかもしれません。

我々は、現在進行形である北極海の変化を明らかにする為に、今後も総合的な観測研究を継続し、その変化の影響を注意深く調べて行く必要があります。

これにより、北極海の気候システムに関する理解が進むと共に、生態系を含めた北極域の環境変動に関する、新たな知見が得られる事が期待されます



追記炭酸カルシウムが溶けやすくなって、貝やプランクトンが減ると、これをエサとしてきた魚などの食べ物も減ってしまいます。

1つの種の生き物がいなくなると、他の生き物をも滅ぼし、さらに他の生き物へと影響を広げるかもしれません。
生き物への影響を調べる為に、研究者はこれからも観測を続けます。

また一方で、生き物にどんな影響が出るのかを予測する為に、実験を重ねたり、地球を守る為に、北極海の変化とそれによる影響を明らかにして行きます。


☆ここ毎日の様に、まだ蝉の鳴き声が聞こえています。昨日、一昨日はツクツクボウシ、そして今日はアブラゼミ。日中は未だ暖かいからね。

今日のアジア市場は中国(上海)、オーストラリア以外は比較的堅調に推移。
最近の中国(上海)の指数を見る限り、景気後退の懸念を強く感じる。

一方ヨーロッパは、ドイツ議会が欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の機能拡充案を可決したが、これで欧州債務危機への懸念が解消した訳では無い事に加え、各国の今後の調整に懸念が根強い事から、軟調に推移していたが、引けにかけては各国とも小高く引けた。

今回のドタバタ劇が中国包囲網の最善策の如く感じるが、今後の世界経済の再生をどうするのかが、今後の大きなテーマとなった。













1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月28日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日も、昨日に引き続き、北極海の環境悪化についての報告の紹介です


北極海が炭酸カルシウムの殻を持つ海洋生物にとって
住みにくい海になっている事を初めて発見

〜海洋酸性化と海氷融解の二重の影響(その7)〜
2009年11月20日
独立行政法人・海洋研究開発機構

5.今後の展望(その1)
2009年9月から10月にかけて、当機構は北極海カナダ海盆西部の海域で、海洋地球研究船「みらい」による観測航海を実施しました。

本航海に乗船していたカナダ漁業海洋省海洋科学研究所 川合美千代研究員(当機構 客員研究員)は、得られたデータから2009年の北極海カナダ海盆西部海域も表層でΩが1以下となる海域が広がっている事を示しました。

先に示した様な、2008年に初めて明らかになった状況が、北極海カナダ海盆西部海域にも広がっている事が確認されたのです。

予測モデルの結果などから、北極海は今世紀中頃までには夏に海氷が存在しない海域になる事が示唆されています。

今後、北極海の海氷減少は進行し、その影響は様々な形で現れると思われます



追記今回の研究では、北極海では空気中の二酸化炭素が増えた事に伴って、海の二酸化炭素も増えて、酸性化が進み、炭酸カルシウムが溶けやすくなった事が明らかになりました。

☆今日のアジア市場は高安マチマチ。しかし値幅は小さく、1%以下の動き。
一方、ヨーロッパは買い支えの疲れも出て、少々ダレ気味。値幅は小さいながらも、総じて安い。

今回のドタバタ劇で鮮明になった事は、色々あるが、一番は何と言っても欧米同盟の結束度にあるかもね。
それに比べ、日米同盟なんて、位置取りからすると丁稚小僧くらいがいい所だね。
今日は大喜利でまとめ。

「世界経済と掛けて・・」
・そろばん塾と説く・・
「それでは皆さ−ん、御破算で願いまして−・・」











1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月27日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日も、昨日に引き続き、北極海の環境悪化についての報告の紹介です。


北極海が炭酸カルシウムの殻を持つ海洋生物にとって
住みにくい海になっている事を初めて発見

〜海洋酸性化と海氷融解の二重の影響(その6)〜
2009年11月20日
独立行政法人・海洋研究開発機構

4.結果と考察(その2)
さらに重要な事は、海氷の融解によって海水が希釈される効果がある事です。
海氷融解水は真水に近いので、海水や河川水と比べて、全アルカリ度や溶存無機炭素濃度が低くなります。

この為、海氷融解水が増える事で、全アルカリ度が低下すると共に、溶存無機炭素の一種である炭酸イオン濃度も減少し、Ωの値が小さくなるのです。

北極海カナダ海盆で、Ωが1以下になる海域では全アルカリ度も低く、Ωの低下には海氷融解が強く影響している事が分かりました。

沿岸や縁辺海などで、湧昇や河川水の影響が強く出る局所的な海域では、Ωが1以下になった場所はこれまでにもありました。

しかし、水深の深い海盆域で、しかも広範囲にわたってΩが1以下であった事が確認されたのは、北極海カナダ海盆域が初めてです。

通常の海洋酸性化に加えて、急激に進行する海氷融解の効果が重なる事で、北極海カナダ海盆域が世界で最も早く炭酸カルシウム(アラゴナイト)に対して未飽和になった事が、今回の研究成果から明らかになりました



追記:炭酸カルシウムがとけやすくなった理由の二つ目は、温暖化によって海氷の溶ける量が増えた為です。

海氷が溶けると、これまで海水面を覆っていた海氷の蓋が減る事になります。
すると空気に触れる海水面が増えて、空気中の二酸化炭素が海に取り込まれやすくなります。

結果、海の酸性化が進み、これを和らげようとして、また炭酸イオンが消費されたのです。
さらに、真水に近い海氷の溶け水によって海水がうすまり、したがって炭酸イオンとカルシウムイオン濃度も薄まったのです。

☆ 26日に、先にアメリカがEU(欧州連合)に提案した、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の大幅拡充に対し、EUが前向きな検討の姿勢を示し始めた模様で、米国は金融危機時に導入された、不良資産救済プログラム(TARP)方式の支援策を準備していると報じられた。

この報道を受け、欧米の株式市場は一気に上昇に転じた。

この流れは、今日の日本の市場も持ち上げ、アジア市場も全面高となった。
ヨーロッパは今日、ギリシャとドイツの会談を控えている事も材料となり、現在(現地時間14時近辺)は、2〜4%程の全面高となっている













1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月26日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日も、昨日に引き続き、北極海の環境悪化についての報告の紹介です


北極海が炭酸カルシウムの殻を持つ海洋生物にとって
住みにくい海になっている事を初めて発見

〜海洋酸性化と海氷融解の二重の影響(その5)〜
2009年11月20日
独立行政法人・海洋研究開発機構

4.結果と考察(その1)
今回の解析結果から、1997年から2008年の間に、北極海カナダ海盆域の表層は、淡水化が進行している事、この淡水化の要因が海氷の融解である事が明らかになりました。

そして炭酸カルシウムの飽和度を示すΩは、1997年に比べ2008年の値が極めて低く、炭酸カルシウムが未飽和である海域が、北極海カナダ海盆域中央部に広がっている事が分かりました。

通常の海洋酸性化の場合、大気中の二酸化炭素濃度の上昇に伴って、海水中への二酸化炭素の取り込みが増える事で炭酸イオンが減少し、Ωの値も小さくなります。

北極海の場合は海洋酸性化に加えて海氷の融解が進行している事も、Ωの値が小さくなる要因と考えられます。

一つには、海氷融解により露出した水面(開放水面)が増え、これまで海氷に妨げられていた、大気-海洋間の相互作用(ガス交換)が活発化する事で、海洋酸性化が進む事が挙げられます



追記: 北極海で炭酸カルシウムがとけやすくなった理由の一つは、海の酸性化が進んだ為です。
海の酸性化とは、ふつうは弱いアルカリ性の海が酸性に近づく事です。

海の酸性化の原因は、工場のばい煙や自動車の排気ガスなど、人間が生活の中で出す二酸化炭素だという事は前回も紹介しましたが、その二酸化炭素は、海と空気の間でたえず出入りしていて、中でも人間が出す量のおよそ3分の1は海に取り込まれています。

二酸化炭素は水に溶けると酸性になるので、海の二酸化炭素が増えると、海は酸性に近づきます。
すると、酸性化をやわらげよう(中和)として、炭酸イオンが消費されます。

つまり、酸性化が進むほど炭酸イオンが減り、さらに限界を超すと炭酸カルシウムは溶けやすくなってしまうのです。


☆ 26日の東京外国為替市場は、アジア各国の主要株価指数が軒並み急落した事を受け、投資家のリスク回避目的の円買いが進み、円が全面高。

豪ドル・円は75円台前半から一時73円83銭まで下落。ユーロ・円は103円台後半から102円01銭まで下落し、01年6月8日以来、約10年3カ月ぶりの安値を付けた。

ユーロ・円については朝方に、「S&PがEFSF(欧州金融安定化ファシリティ)債を格下げするという噂が流れた」(大手金融機関)事も売り要因となった。

一方、株式市場は27日にギリシャとドイツの会談を控えている事が材料となり、現在(現地時間13時半ほど)は全面高となっている。

しかし、大方の見方としては、「ギリシャが同国への第6次金融支援の実施に関して、EU(欧州連合)、IMF(国際通貨基金)、ECB(欧州中銀)で構成されるギリシャ調査団と合意するまでは、ユーロ売りの流れは変わらない」との流れのようだ。











1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月25日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日も、昨日に引き続き、北極海の環境悪化についての報告の紹介です。


北極海が炭酸カルシウムの殻を持つ海洋生物にとって
住みにくい海になっている事を初めて発見

〜海洋酸性化と海氷融解の二重の影響(その4)〜
2009年11月20日
独立行政法人・海洋研究開発機構

3.研究方法の概要
2008年に北極海カナダ海盆域で、カナダ沿岸警備隊所属の砕氷船、ルイ・サン・ローラン号を用いた日本・カナダ・アメリカなどの研究機関が共同で行った観測において、海水の全アルカリ度(注3)、溶存無機炭素濃度(注4)、水温、塩分などの値を調べました。

そして、これらの値から、炭酸カルシウムのうち、アラゴナイトの飽和度を示す値である、Ωaragonite(以下、この値を単にΩと記す)を計算しました。

また海水中の酸素同位体比から、海水に混入した海氷融解水の量を計算しました。

これらの観測結果を、1997年に北極海カナダ海盆域で行われた観測結果と比較する事で、北極海で海氷融解が劇的に進行する前後で、海氷融解水の量やΩがどのように変化したかを調べました



注3 全アルカリ度
中和に必要とされる酸の電荷数。海水中では、主に重炭酸イオン(HCO3-)と炭酸イオン(CO32-)の電荷数の和で表わされる。

注4 溶存無機炭素
水中の無機炭素の総称。海水中では、二酸化炭素(CO2)、遊離炭酸(H2CO3)、重炭酸イオン(HCO3-)、及び炭酸イオン(CO32-)で存在する。


追記どうして海の酸性化が進んだり、海氷が溶けると炭酸カルシウムが溶けやすくなるのでしょう?
酸性化が進むと、炭酸イオンが消費され、海氷が溶けると、二酸化炭素が海に取り込まれやすくなって酸性化が進み、なおかつ、炭酸イオンと炭酸カルシウムイオンが薄くなるからです。

海の酸性化の原因は、工場のばい煙や自動車の排気ガスなど、人間が生活の中で出す二酸化炭素です



☆もう蝉はいなくなったのかなー?って思って周りの気配をうかがいながらチャリに乗っていると、突然アブラゼミが鳴き出し、ビックリ。

未だいたんだね。でもこの朝晩の涼しさを考えると、もう限界だよね。

イソップ童話の「アリとキリギリス」は、地中海南欧沿岸のギリシアで編纂された原話では、本来「アリとセミ」の話である事は有名な話である。

セミは元来熱帯系の昆虫で、日本より緯度が高いヨーロッパや北アメリカではセミの種類も少なく、また小型で迫力がないので知名度が低い。

その為、より分かりやすい様に、キリギリスに置き換えた物語が日本には伝わって来た。
又、蝉の寿命も地上に出て来て1〜2週間と言われて来たが、どうやら1ヶ月程は生きている様である。













1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月24日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日も、昨日に引き続き、北極海の環境悪化についての報告の紹介です。


北極海が炭酸カルシウムの殻を持つ海洋生物にとって
住みにくい海になっている事を初めて発見

〜海洋酸性化と海氷融解の二重の影響(その3)〜
2009年11月20日
独立行政法人・海洋研究開発機構

2.背景(その2)
北極海では20世紀末頃から海氷の減少が劇的に進行しています。

本研究では、この急速に変わりつつある北極海において、現在の海水中に炭酸イオンが十分にある(炭酸カルシウムに対して過飽和状態にある)のか、それとも炭酸イオンが不足していて炭酸カルシウムが溶けやすい(未飽和な)状態にあるのかを調べました。

飽和状態の指標としては、観測データから計算される飽和度を示す値 Ωが用いられます。
Ωが1よりも大きな値の場合は、海水中の炭酸カルシウムは過飽和状態で炭酸カルシウムを殻に持つ生物にとって住みよい環境にあります。

一方、Ωが1よりも小さな値の場合は、海水中の炭酸カルシウムは未飽和であり、炭酸カルシウムを殻に持つ生物が住みにくい環境であることを示しています。

併せて、海氷融解水の指標となる海水中の塩分と酸素同位体比(注2)を調べる事で、海氷融解の影響とΩの関係についても調査しました



注2 酸素同位体比
水を構成する酸素分子の安定同位体比。酸素には3つの安定同位体が存在する(16O = 99.763%, 17O = 0.0375%, 18O = 0.1995%)。海水や海氷には、水蒸気や降水・河川水に比べて、重い同位体 (18O)が多く含まれている。
この為、淡水の起源が海氷であるのか、降水や河川水であるのかを識別する事が出来る。


追記2008年、研究者は研究船にのって北極海を観測し、1997年のデータと比べべました。

結果は驚きで、研究者は目を見張りました。1997年では十分にあった炭酸イオンとカルシウムイオンの濃度が、2008年では薄くなっていたのです。

つまり、炭酸カルシウムが溶けやすくなってしまったのです!

更に、詳しく研究を進めた所、この原因は「海の酸性化が進んだ事」と「海氷がとけた事」の、2つが重なった為だと分かったのです。


☆海の中も住み難くなっているようですが、陸上に於いても、海に負けない位に棲み難い状態になって来ています。
海と違って、陸上には各種経済指標などが一杯ありますが、一向に改善されません。

恐らく、痛みの伴う手術を避け、投薬治療を選択しているからでしょう。

しかし、日本だけが痛みを伴う大手術を行う事が、得策なのかを考える時、先進国全てが実践を避けています。
ならば、わざわざ日本国民がひもじい思いをせずに暮した方が、得策と言うもの。











1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月23日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、昨日に引き続き、北極海の環境悪化についての報告の紹介です。


北極海が炭酸カルシウムの殻を持つ海洋生物にとって
住みにくい海になっている事を初めて発見

〜海洋酸性化と海氷融解の二重の影響(その2)〜
2009年11月20日
独立行政法人・海洋研究開発機構

2.背景(その1)
人為起源の二酸化炭素の増加は、地球温暖化や気候変動を引き起こす大きな要因であると考えられています。

大気中に排出された二酸化炭素のおよそ3分の1は海洋に溶け込み、その結果として海水を酸性に近づけてしまう事(海洋酸性化)が近年問題となっています。

二酸化炭素が海洋に溶け込むと、水素イオン濃度が増加してpHが下がる為、中和反応によって海水中の炭酸イオン濃度が減少します。

海水中の炭酸イオンは、炭酸カルシウムの殻や骨を持つプランクトン・甲殻類・魚などの海洋生物に必要な物質なので、その濃度の低下は、これらの海洋生物を危険にさらす可能性があるのです。

これまでの予測研究などから、大気中の二酸化炭素濃度が増加するにつれて、高緯度海域で海洋酸性化が顕著となり、2030年頃に南大洋で、 2100年には北太平洋でもアラゴナイト(注1)の殻をもつ生物にとって住みにくい環境になるのではないかと危惧されています



注1 アラゴナイト
霰石。海洋生物の生成する炭酸カルシウムのうち、比較的溶けやすいタイプ。
サンゴ骨格もアラゴナイトである。


追記炭酸イオンやカルシウムイオンとは何でしょう?
炭酸カルシウムの殻など、貝やプランクトンの体の一部を作る材料です。

炭酸イオンとカルシウムイオンは、海の生き物にとってとても大切です。
これらの成分が作る炭酸カルシウムが生き物を支えるからです。

たとえば炭酸カルシウムで出来たカラは、動き回る事が苦手な貝にとって、敵から身を守る盾となります。
又、海を漂うプランクトンにとっては、浮き沈みする為の道具となります。

カラだけではなく、サンゴや魚の骨格も炭酸カルシウムです。
そんな大切な炭酸カルシウムを作る炭酸イオンとカルシウムイオンですが、近年「北極海では少なくなっているかもしれない」との声が聞こえるようになりました。

炭酸イオンとカルシウムイオンが少ないと、炭酸カルシウムが海に溶け易くなってしまいます。
炭酸カルシウムが溶けると、カラなどをもつ生き物は生きていけません。
影響は深刻です・・。


☆日本時間24日未明から朝=NASAの衛星、落下予測
破片が当たって、人が負傷する確率は3200分の1と発表されているが、宝クジに当るより、全然確立が高いのにはまいったね。
当ったら、痛いじゃ済まないだろうね・・。













1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月22日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今回は、北極海の環境悪化についての報告を紹介致します。


北極海が炭酸カルシウムの殻を持つ海洋生物にとって
住みにくい海になっている事を初めて発見

〜海洋酸性化と海氷融解の二重の影響〜
2009年11月20日
独立行政法人・海洋研究開発機構

1.概要
独立行政法人・海洋研究開発機構と、カナダ漁業海洋省海洋科学研究所は共同で、太平洋側北極

海における観測研究を行って来た結果、炭酸カルシウムを殻に持つプランクトン等の海洋生物にと

って、北極海カナダ海盆が世界で最も早く住みにくい海 (炭酸カルシウムに対して未飽和な海) に

なってしまった事、そしてこれが、人為起源二酸化炭素の増加に伴う、海洋の酸性化に加えて、近

年の北極海での急激な海氷減少(融解)による影響で起きた事を、世界で初めて明らかにしまし

た。 この成果は11月20日号の米国科学振興協会発行のScience誌に掲載されました



追記:海に住む貝のカラは、何からできているのでしょう?答えは、炭酸カルシウムです。
この炭酸カルシウムは、炭酸イオンとカルシウムイオンと言う、海水中の成分から作られます。

ところが今回、北極海では、これらの量が少なくなっている事が分かりました。
原因は大きく2つに分けられます。

1つ目は、空気中に増えた二酸化炭素の一部を、海が取り込む事によって、海の酸性化が進んだからです。

2つ目は、温暖化の影響によって、海氷が溶けたからです。炭酸イオンやカルシウムイオンが少ないと、炭酸カルシウムは溶けやすくなってしまいます。

北極海は今、炭酸カルシウムのカラ等を持つ生き物にとって、暮らし難い海になりつつあると言えます。


☆ 世界経済も大嵐に揺れている。
香港ハンセン指数が大幅安でスタート。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明に、淡い期待感を寄せていたが、特にサプライズが無かった事、又、格付け会社ムーディーズによる大手米銀の格下げを受けて、前日の米国株式市場が急落したことが嫌気された。

又、米系ファンドが本土系の不動産株と銀行株を空売りすると発言した事も相場の重しとなった。

このほか、中国の製造業購買担当者指数(PMI)が3カ月連続で50ポイント台に鈍化するとの観測も景気減速懸念を強めた。

全体のムードが悪い中、悪材料の出た本土系の資源、銀行、不動産セクターが売り込まれ、指数の下げを主導した。
大引けにかけては、この日の欧州株が大幅安で始まった事から一段安の展開に。

ハンセン指数は終値で2009年7月17日以来、約2年2カ月ぶりに、18000を割り込んだ。
ハンセン指数の下げ率は、今月8日の5.66%に次ぐ、年内2番目の大きさとなった。











1000年に1度、未曾有の大地震来襲
2011年9月21日
地震の謎を探っていたら、「深海探査船・ちきゅう」に行き着いてしまいました。
地震予知では全くダメでしたが、他の分野では思わぬ研究成果を上げていました。

そこで、深海探査船・ちきゅうを運用している、海洋研究開発機構の興味深い研究成果を紹介して見たいと思いました。

今日は、人類誕生の進化の謎に迫る、「地質活動と初期生命の誕生と進化をつなぐ水素の生成を初めて証明」を紹介致します


地質活動と初期生命の誕生と進化をつなぐ水素の生成を初めて証明
〜地球初期の海底熱水活動再現実験で高濃度の水素発生を確認(その6)〜
2009年9月10日
独立行政法人・海洋研究開発機構

5.今後の展望(その2)
今回の実験結果を受け、今後、その水素がどのような微生物によって、どのような生態系を支える事ができ得るかについて実験的な検証が可能になります。

例えば、生命活動には水素や二酸化炭素といったエネルギー源だけでなく、窒素やイオウ、微量金属が必須であり、その存在量が生命活動の種類や活動量をコントロールします。

コマチアイトと熱水の高温高圧反応により、どのような物質が熱水に供給されるかを明らかにすることによって、初期地球にどのような生命活動が営まれ、どのように進化するかをより詳細にかつ科学的に解明することができます。

同様な実験的アプローチは、「最古の命の泉」たる熱水の再現だけではなく、約40億年の生命の進化を支え続けてきた海水の進化の歴史、つまり「最古の海水はどの様にして作られ、現在の海水に進化して来たか」、という命題にも極めて有力な方法論であると考えられます。

本研究の様な、生命活動(微生物活動)そのものと、生命活動を規定しうる、その周りの環境のダイナミクスを相関するシステムとして、統合的に解明する研究は、直接的な生命活動の痕跡を見出すのが極めて困難な、「地球における生命の誕生と進化」研究のみならず、「地球外生命探査」の様な宇宙生物学に於いても、大きなブレイクスルーをもたらす、最も重要な切り札になると考えられます



追記: コマチアイトが実際に、メタン菌を支える程の濃い水素を作っていたかを確かめる為に、研究者は、どの様な実験をしたのでしょう?

研究者が計画したのは、「初期生命が誕生した頃の深海底を再現し、そこでコマチアイトと純水 を反応させる」実験です。

ところが、当時の状態のコマチアイトは、もう手に入りません。
そこで研究者は、現在手に入るコマチアイトの化石に手を加えて、出来立てコマチアイトを、復元させる技術をあみだしました。

更に、高温高圧(300℃500気圧)という、深海底の熱水噴出孔の環境を作りだす実験装置も開発しました。
研究者は何度も挑戦と失敗をくり返して実験材料と実験装置を用意し、ついにコマチアイトと純水を反応させました。

結果、濃い水素が発生したのです。この濃さは、メタン菌の住む現在の熱水噴出孔に匹敵する濃度です。
研究者は世界で初めて、水素発生のしくみを実証したのです。


☆ 今日は久し振りに自然の猛威を体感。
15号台風は始めの内は雨雲も小さく、大した台風にはならないだろうと思っていた。

やはり12号の時と同じく、行く手を高気圧に遮られ、暫く沖縄近海でウロウロ。
そのうち大陸から大きな高気圧がやって来たので、南海上に押し戻されるのではと思った程である。
しかし、東北から中国地方に掛けて長く横たわる前線を、吹き飛ばすまでの勢いは無かったようである。
結局ウロウロしている間に勢力を拡大。次第に華南からの高気圧に押されながら東に移動。
頃合を見て浜松附近に上陸、しかし南アルプスに遮られ、海沿いに移動。

そして小田原辺りから、向きを北東に変え、身延、甲府、大月、秩父、熊谷方面へと・・。

雨の凄いのはしょっちゅう体感するが、この風の強いのだけは、久し振りに恐怖心が湧き上がった。
周りの樹木が屋根を擦る音、振動。そして、外で金物がぶつかる音、バケツが転がる音、雨戸を閉めたので外の様子が分からないのである。

風がだいぶ治まって来たのは、19時を過ぎてからであった。
近くを走る電車も21時近くまで不通となっていた













    >>次へ
プロフィール

がくがく
リンク集
<< 2011年09月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
最新記事
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。