2017年05月15日
「無限の住人」見てきました
久しぶりの更新ですが、見てますか(笑)?
今回のこの作品、三池崇史監督・漫画原作・木村拓哉主演となれば見逃すわけにはいきません!いや、最初っからディスるつもりで見に行っているわけではありませんし、純粋に楽しみにしていましたが…残念ながら予想を超えるほどの内容ではありませんでしたし、
業とともに永遠の命を背負ってしまった「不死の剣士」万次が、両親を失い復讐を誓う少女、凛に助太刀を依頼される。万次は不死の体にさせられたきっかけでもある「殺された妹」に似た凛の願いを聞くとともに、彼女の怨敵「逸刀流」の剣客たちと戦うことになる。
というところで、今回も恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
いや、正直なところ…漫画原作の映画ってストーリーにツッコミを入れても「原作通り」となってしまえば映画評ではなく漫画表になってしまうんで、原作をしっかり知ったうえで差異の部分を論ずるしかないのかな?って気もしますが、その考えを度外視して書きましょう。(同じ理屈は小説でも同じだし(笑))
まず江戸中の流派の統一を狙う「逸刀流」ですが、一応は幕府お抱えの流派を目指す割には素行が下品。道場を襲って師範や道場主を殺害した後にその奥方を手籠めにする…って、単に「紋切り型の悪党」を描いただけで、その理念とはかけ離れている。ストーリーに深みがなくなってしまう。
他、出てくる悪役もそれぞれが「型破り」の真逆な「型に嵌った」悪党ばかり。特に戸田恵梨香演じる乙橘なる女性剣客が終盤に出てきたとき、不覚にも涙が出るほど声を押し殺して笑いました。いや、ストーリーが中二病。
もちろん主人公の万次も鼻血が出るほどの中二病キャラ。もう少し非情になればベルセルクのガッツくらいになれたんでしょうが、それも中途半端。途中、「これが後の丹下左膳!」ってなるのかな?とも思ったんですが、そんな遊びもなかったし。
そして決闘シーン。やたら冗長でダラダラと流れる戦いに「どっかで見た光景だなぁ…」と感じていましたが、思い出しました。昨年の(それを期待して見に行ってたので不適格な表現ですが)ナンバーワン・ガッカリ映画の「テラフォーマーズ」でした。そういえばあれも漫画原作だし、監督は…(ry
まぁ、さんざんディスりましたが、基本的に何も考えずにストーリーを刹那的に見ていけば楽しめる映画(前後の繋がりを考えちゃダメ!)です。キムタクの演技も悪くなかったし。ただ、杉咲花のキンキン声は耳障りでしたが(笑)。
あと、若干気になったのは市川海老蔵にあんなセリフ言わせるな!ってところがあったのは気になったなぁ。
【感想:End】
最後に。この文章を書いている時点でまたもや“あの手の映画”が上映されるみたいですねぇ。今年に入ってだけでも何本目?って感じですし、こんな映画ばかり作ってるから邦画が軽んじられるんじゃないかと感じる次第で。
で、“あの手の映画”って何のことか。それでは映画ファンを自称する人に質問です。主人公の女の子がタイプの違う二人の男性に言い寄られ、心が揺れ動くって映画がありましたが、題名は何でしたっけ?
銃を構えたジェイソン・ステイサムのアップ一枚だけで題名を当てろってくらい難しい問題です(笑)。
今回のこの作品、三池崇史監督・漫画原作・木村拓哉主演となれば見逃すわけにはいきません!いや、最初っからディスるつもりで見に行っているわけではありませんし、純粋に楽しみにしていましたが…残念ながら予想を超えるほどの内容ではありませんでしたし、
業とともに永遠の命を背負ってしまった「不死の剣士」万次が、両親を失い復讐を誓う少女、凛に助太刀を依頼される。万次は不死の体にさせられたきっかけでもある「殺された妹」に似た凛の願いを聞くとともに、彼女の怨敵「逸刀流」の剣客たちと戦うことになる。
というところで、今回も恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。
【感想:Start】
いや、正直なところ…漫画原作の映画ってストーリーにツッコミを入れても「原作通り」となってしまえば映画評ではなく漫画表になってしまうんで、原作をしっかり知ったうえで差異の部分を論ずるしかないのかな?って気もしますが、その考えを度外視して書きましょう。(同じ理屈は小説でも同じだし(笑))
まず江戸中の流派の統一を狙う「逸刀流」ですが、一応は幕府お抱えの流派を目指す割には素行が下品。道場を襲って師範や道場主を殺害した後にその奥方を手籠めにする…って、単に「紋切り型の悪党」を描いただけで、その理念とはかけ離れている。ストーリーに深みがなくなってしまう。
他、出てくる悪役もそれぞれが「型破り」の真逆な「型に嵌った」悪党ばかり。特に戸田恵梨香演じる乙橘なる女性剣客が終盤に出てきたとき、不覚にも涙が出るほど声を押し殺して笑いました。いや、ストーリーが中二病。
もちろん主人公の万次も鼻血が出るほどの中二病キャラ。もう少し非情になればベルセルクのガッツくらいになれたんでしょうが、それも中途半端。途中、「これが後の丹下左膳!」ってなるのかな?とも思ったんですが、そんな遊びもなかったし。
そして決闘シーン。やたら冗長でダラダラと流れる戦いに「どっかで見た光景だなぁ…」と感じていましたが、思い出しました。昨年の(それを期待して見に行ってたので不適格な表現ですが)ナンバーワン・ガッカリ映画の「テラフォーマーズ」でした。そういえばあれも漫画原作だし、監督は…(ry
まぁ、さんざんディスりましたが、基本的に何も考えずにストーリーを刹那的に見ていけば楽しめる映画(前後の繋がりを考えちゃダメ!)です。キムタクの演技も悪くなかったし。ただ、杉咲花のキンキン声は耳障りでしたが(笑)。
あと、若干気になったのは市川海老蔵にあんなセリフ言わせるな!ってところがあったのは気になったなぁ。
【感想:End】
最後に。この文章を書いている時点でまたもや“あの手の映画”が上映されるみたいですねぇ。今年に入ってだけでも何本目?って感じですし、こんな映画ばかり作ってるから邦画が軽んじられるんじゃないかと感じる次第で。
で、“あの手の映画”って何のことか。それでは映画ファンを自称する人に質問です。主人公の女の子がタイプの違う二人の男性に言い寄られ、心が揺れ動くって映画がありましたが、題名は何でしたっけ?
銃を構えたジェイソン・ステイサムのアップ一枚だけで題名を当てろってくらい難しい問題です(笑)。