2015年06月02日
「真夜中のゆりかご」見てきました
今日、ファーストデーと言う事でこの作品を見に行きましたが、予想通りなかなか重みのある映画でした。幸せな家庭に訪れた悲劇、それに対し勝手な理屈で誰もが救われると信じて主人公の取った行動が多くの悲劇を生む。
今回はオススメの映画なんで、もしも見に行く可能性があるんなら予告編も見ない方が良いかも。
幸せの絶頂を迎えている刑事、アンドレアスは踏み込んだ現場で薬物依存のカップルの間に生まれ、育児放棄されている赤ん坊を見つける。条件がそろわず保護の対象から外れたその赤ん坊を気に掛ける中、対照的に愛情を注いでいる我が子が突然死してしまう。
このまま育児放棄が続けば最悪の事態を迎えるかもしれぬ赤ん坊と亡骸となった我が子。アンドレアスは一線を越えてしまう…
それでは今日も【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にガッツリとネタバレがありますんでご注意を。
【感想:Start】
この映画、私だけが納得する例えをするとしたら、デパートや催し物会場に出てる美味しそうなわらび餅を買って帰ったら、予想通り美味しかったって感じ。いや、シュークリームでも唐揚げでもなくわらび餅(笑)。
話を戻すと突然死した我が子を、どう考えても幸せになれるとは思えないほど劣悪な状況で育てられている赤ん坊と我が子の亡骸をすり替えてしまう主人公が、呵責に苛まれながら悩むストーリー。感情移入しながら見ていくとこちらも辛くなる、内容ですし予想がつかない映画です。
赤ん坊をすり替えるシーンは、今までにそれ以上に酷い犯罪シーンを多く見てきているにもかかわらず、やっぱりグサッときますし、子供のすり替え後の「ある大きな事件」の後、子供を失って本当に狂ってしまったのは妻なのか主人公だったのか、家族のつながりとは何なのか、なぜそこまでして子供を手に入れたのか…など、考えさせられてしまいます。
ちなみに妻の呵責は「鬼子母神」の心境かと思いましたが…
また、ベッドでの他愛のない冗談にマジ切れする妻、冷たくなった我が子を抱きしめ気が動転する妻、来客を追い返す方便に自分の体調を理由に使われたと激怒する妻…その不可解な行動を取る伏線もしっかりと、そして分かりやすく回収する流れも深く考えすぎずスッと入ってきます。
全体的に軽くもなく、かと言って数日引きずるほど重くもなく、納得できるエンディングも含め上手くまとまった映画でと思います。
【感想:End】
最後に。仕事帰りに映画が見られる幸せ、前回の現場からは本当に考えられない(笑)。
これで今年の前半の低かった鑑賞ペースが巻き返せそうだ。
今回はオススメの映画なんで、もしも見に行く可能性があるんなら予告編も見ない方が良いかも。
幸せの絶頂を迎えている刑事、アンドレアスは踏み込んだ現場で薬物依存のカップルの間に生まれ、育児放棄されている赤ん坊を見つける。条件がそろわず保護の対象から外れたその赤ん坊を気に掛ける中、対照的に愛情を注いでいる我が子が突然死してしまう。
このまま育児放棄が続けば最悪の事態を迎えるかもしれぬ赤ん坊と亡骸となった我が子。アンドレアスは一線を越えてしまう…
それでは今日も【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にガッツリとネタバレがありますんでご注意を。
【感想:Start】
この映画、私だけが納得する例えをするとしたら、デパートや催し物会場に出てる美味しそうなわらび餅を買って帰ったら、予想通り美味しかったって感じ。いや、シュークリームでも唐揚げでもなくわらび餅(笑)。
話を戻すと突然死した我が子を、どう考えても幸せになれるとは思えないほど劣悪な状況で育てられている赤ん坊と我が子の亡骸をすり替えてしまう主人公が、呵責に苛まれながら悩むストーリー。感情移入しながら見ていくとこちらも辛くなる、内容ですし予想がつかない映画です。
赤ん坊をすり替えるシーンは、今までにそれ以上に酷い犯罪シーンを多く見てきているにもかかわらず、やっぱりグサッときますし、子供のすり替え後の「ある大きな事件」の後、子供を失って本当に狂ってしまったのは妻なのか主人公だったのか、家族のつながりとは何なのか、なぜそこまでして子供を手に入れたのか…など、考えさせられてしまいます。
ちなみに妻の呵責は「鬼子母神」の心境かと思いましたが…
また、ベッドでの他愛のない冗談にマジ切れする妻、冷たくなった我が子を抱きしめ気が動転する妻、来客を追い返す方便に自分の体調を理由に使われたと激怒する妻…その不可解な行動を取る伏線もしっかりと、そして分かりやすく回収する流れも深く考えすぎずスッと入ってきます。
全体的に軽くもなく、かと言って数日引きずるほど重くもなく、納得できるエンディングも含め上手くまとまった映画でと思います。
【感想:End】
最後に。仕事帰りに映画が見られる幸せ、前回の現場からは本当に考えられない(笑)。
これで今年の前半の低かった鑑賞ペースが巻き返せそうだ。