走る底辺男

本来であれば本命レースである「そうじゃ吉備路マラソン」が月末に迫り、気分が高揚しているところだったと思う。だが昨年秋、ランナー募集前から早々にレースの中止が決定してしまった。自身もシーズン途中から不調となり走る気力を無くし、長期休養とすることになった過去最悪のシーズン。

今シーズンを振り返る

昨シーズン後半辺りから続けていた太極拳、股関節ドリルは自分には効果がなかったのでやらなくなった。そんな時、ランニング革命という本を購入し読んでみると、納得できる部分が多くあった。

あれこれ考えながらランニング本の走法を試していく日々が続いた。だが、閾値走などのポイント練習は行っておらず、距離走も多くて12km程度。

緊急事態宣言の中、人気のない夜に走り一番ネックだった夕方〜深夜勤務の週は深夜帰宅後に5km程度、ランニングフォームを意識しながら走るといったことも行った。

だが、ランニングの頻度は週に1〜2日程度になっていた。５月の半ば頃から精神的なものだろうが、休日になると吐き気等で気分が冴えなくなり、無気力で寝込むことが続いた。

気合を入れ直し本に載っていた練習メニューを行ってみたが、自身の能力低下が酷く設定ペースにもついていけず、さらには週３のポイント練習というハードなものはなせない状態だった。７月も引き続き体調不良、気持ちが乗らないまま、あらたに練習メニューを組んだところでこなせるわけもなく、ブログを休止することにした。

というわけで、走り始めてから初めて長期休養を入れたシーズンとなった。

走る習慣を取り戻す努力をしている現状

現在の会社に入り、週１〜３日程度しか走らないまま約３年が過ぎようとしている。ブログを休止してからは週末に1日だけジョグ、あるいは２週間に1度ジョグをする日々で、ほぼ走らないと言ってよい状態が続いた。

休日に体調不良が起こる症状は、昨年11月頃から改善され徐々に気力が回復していった。「このままでは終われない」「再びランニングに熱中していた日々を取り戻したい」と考えるようになった。3月からは11シーズン目に入るということで練習メニューを考えている。

この練習メニューは週5日は走ることを基本としている。いきなり来月から走り始めるのは無理があるため、今月から徐々に走る頻度を増やしている。週ごとに1日、走る日を増やし最終週には5日走るという状態に持っていく練習を実行中である。

やはり「ほぼ走らない習慣」を「頻繁に走る習慣」に変えるのは辛いと実感している。特に夕方〜深夜勤務の週は、帰宅後の深夜に走るか、早めに起きて午前中に走るかという辛い状況になる。この寒い時期に深夜のランは厳しい状態なので、翌日の午前中に走った。

物事を後回しにする性格なので、雪の降る寒い日は予定を後日にしようかと思ったこともあったが、弱気な自分に鞭を打ちここまでは予定通りに走れている。ということで、今月最終週に5日走り、ポイント練習に耐えられる脚を仕上げたい。

３月からの新しいシーズンに向けて、現在の実力に見合った練習プランを考えているところである。