NHK『コズミック フロント』はBS4Kでは4K HDRで放送されており高画質番組として興味を引く内容の時は録画して視聴している。100インチで視聴するとCGによる宇宙のガス星雲はまるで3Dの様な立体感を感じさせてくれる。
参考:『コズミック フロント』
https://www.nhk.jp/p/cosmic/ts/WXVJVPGLNZ/
22/10/27(木)22時放送は「地動説 〜謎を追い続け、近代科学を生んだ人々の物語〜」とマンガ「チ。〜地球の運動について〜」とコラボした番組となることをEPGで知り録画予約を入れた。
マンガ「チ。〜地球の運動について〜」は2022年の第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞との記事を読んでおり興味を持ったが未読のままだでも、その後アニメ化が発表されたりマンガ紹介番組でお薦めされたりと注目している。地動説を取り上げていて私の知識欲を刺激してくれそうでこのコラボ番組に期待している。
直近の22/09/22放送では「相対論 vs. 量子論 事象の地平線と“異次元のダンス”」が非常に面白かった。ブラックホール研究が相対性理論と量子力学の対立を生み議論を闘わせた結果、超弦理論が見直されこの理論が相対論と量子論を結び付けるだけではなく、この宇宙が2次元の素粒子情報のホログラフィーではないかという仮説を生み出したという内容だ。
参考:「相対論 vs. 量子論 事象の地平線と“異次元のダンス”」
https://www.nhk.jp/p/cosmic/ts/WXVJVPGLNZ/episode/te/3K59X1ZYKR/
以前初めて宇宙ホログラフィー説を聞いた時には中二病的なSF話だろうと面白がったが、ここまで真面目な理論だったとは知らなかった。量子力学は雑誌ニュートンや放送大学の講義を見て「シュレーディンガーの猫」「電子雲」「量子のもつれ」といった知識はあるが正直理解し難い話ばかりだ。
「量子のもつれ」は距離を超越するというのはホログラフィック理論で投影倍率を上げただけと考えれば理解出来そうだ。もっとも投影映像であるホログラフィーを観察した結果が情報源である量子面に影響を与えるということは考え難い。これはどう説明されるのだろうか?
などと考えていたら2022年の「ノーベル物理学賞」はこの「量子のもつれ」の研究者3名が受賞したと今頃知った。『コズミック フロント』の制作陣は受賞予想を見事に的中させて驚いていることだろう。