この週末の2日間ダイナミック・オーディオ 第40回 マラソン試聴会「THE RIVAL」が青山 梅窓院 祖師堂(銀座線外苑前駅)で開催されていた。2日目は11時から参加したので今夜は速報版としてレポートしようと思う。記憶とメモを頼りに私が見聞きした内容を書き起こしているので間違いがあったらその時は勘弁して頂きたい。(敬称略)
Part.1 11:00〜12:30:音楽のスタイル、再生術のスタイル MC:厚木 繁伸 トレードセンター 店長
JBL K2-S9900(370万円)でMarkLevinson、LINN、OCTAVEのアンプを比較試聴した。OCTAVE真空管アンプとJBLのスピーカーでジャズを聴くと言う黄金の組み合わせは流石に魅力的。これは実に楽しい。
Part.2 12:45〜14:00:「どちらも、欲しくなる」 柴田 学也 5555 3F
フルLINNシステムで鳴らすLINN KLIMAX EXAKT 350(640万円)とMcIntoshシステムで鳴らすBoenicke W8(150万円)を比較試聴した。正面から小さなユニット2つしか見えないW8からしっかり低音が出るので驚いたら、実はサイドキャビネットにウーファーが内蔵されていた。少ない設置面積で音楽が楽しめる優れたスピーカーだと思う。
Part.3 14:15〜15:15:ネットワーク/USB DAC 6選 注目のDAC6種を比較!
100万円以上のUSB DACなのでどのモデルも魅力的に音楽を聴かせてくれる。クリアな音を聴かせるESOTERIC D-02X(140万円)と音にコクがあるCHORD DAVE(150万円)が印象に残った。
Part.4 15:30〜16:15:スピーカー特選
Magico M3(1,048万円)とMarten Coltrane 3(1,300万円)が対決した。Coltrane 3のずんぐりむっくりしたデザインとは裏腹にM3に負けないスピード感のあるモニター的な音を聴かせてくれたのには驚いた。
Part.5 16:30〜18:30:好敵手の魅力を探る試み MC:川又 利明 5555 7F 店長
KISO Acoustic HB-G1(450万円)、B&W 800D3(450万円)とHiro Acoustic Laboratory MODEL-CCCS(2,248万円)と注目のスピーカー3モデルをじっくり試聴出来た。自作スピーカーみたいなデザインのMODEL-CCCSから発せられる音圧を感じながら、体で音楽を聴くのは実にオーディオ的な快感だ。
川又店長は「商品の値段は作者の歴史」と語っていたが「支払える金額は消費者の歴史」でもあると思ってしまう。電源ケーブル1本が75万円で合計1,000万円を超えるシステムはハイエンド過ぎて私はまったく物欲が湧きもしない…。(^_^;;
【関連リンク】
『第40回 マラソン試聴会「THE RIVAL」』
http://www.dynamicaudio.jp/marathon/40/