10/15(土)から10/16(日)まで「東京オーディオベース2016」が秋葉原のホテルマイステイズ御茶ノ水で開催されている。初日10/15(土)に参加してきたので今夜は速報版としてレポートしようと思う。
12時開始なのでその時間に着こうと思っていたらエントリーシート印刷でプリンタトラブルに遭遇して遅くなり会場に着いたのは13時前だった。会場はホテルの会議室フロア3階を貸し切って行われていた。その為遮音性や音響的な配慮のない部屋でイベントが行われていた。
講演は小原由夫先生のみだったので全ての公演イベントに参加することにした。
16/10/15(土)13:00〜14:00 ROOM V アユート
“AK380の魅力をスピーカー再生で紐解く”ということでAK380をハイレゾプレーヤーとして使用しAK500のデジタルアンプでJBL4367を鳴らしていた。用意していたMarkLevinson No585の調子が悪くこの構成となったとの説明があった。
なかなか高水準のハイレゾ再生ではあったが1曲ずつ楽曲を指定して聴く為には本体のタッチパネルで選曲する必要があり使い勝手は悪い。リモコンがタブレットで操作するアプリが欲しいところだ。
小原先生もAK380を愛用しているがポータブルアンプとの組合せで70万円するので日々持ち歩くのは心配だが音が良いので手放せないと話していた。
16/10/15(土)14:30〜15:30 会議室3 トライオード
“SPENDOR SP200 Classic試聴”では山崎社長が初めての場所で音質的に心配な上に、9時からしか機材を搬入出来ず3時間で準備したので満足出来る状態まで追い込めなかったと語っていた。確かに普通の会議室なので音が響く傾向にあるようだ。
16/10/15(土)16:00〜17:00 会議室6 DYNAUDIO
“Contour 20/30試聴”ではミドルクラスに高性能トゥイーターEsotar2 を初めて搭載したとの説明があったが、Contour 20でもペアで100万円以上の価格ならば十分上位機種だと思うのだが…。(^_^;;
28万円から87万円までのプリメインアンプを比較試聴出来たのはなかなか楽しい経験だった。Contour 20の音にこの価格は高いと感じた。同じ100万円クラスなら私はTAD-ME1を選ぶだろう。
16/10/15(土)17:30〜18:30 会議室7 フォース
“吉田保レコーディングエンジニアを迎えて手掛けたアナログレコードを聴く”では吉田氏がアナログレコードは聴くまでの儀式が面倒で引っ越しする際に300枚ほど処分したと言ったものだから小原先生は残念がっていた。
小原先生がイーベイで落札した60年前の未開封モノラル録音アナログレコードを開封して再生したり、吉田氏が吉田美奈子の「タウン」のラッカー盤を再生したりとイベントが多く実に貴重な公演だった。
16/10/15(土)19:00〜19:50 会議室2 TAOC
“AFC-L1特別試聴イベント”では他の公演でも再生した井筒香奈江「氷の世界」やEdda Magnason「Monica Z」サントラ盤が使われ、AFC-L1解像度指向のスピーカーであることが良く分かった。
今回のイベント私が一番気に入ったのは小原先生の講演で使われたシステムでは無くアポロンインターナショナルのYBA一式で鳴らしていたDYNAUDIO Confidence C2 Platinumだったりする。J-POPの女性ヴォーカルを実に魅力的に聴かせてくれた。
【関連リンク】
『TOKYO AUDIO BASE 2016』
http://audiobase.jp/