P12:HiVi の30年、AVの30年
麻倉怜士氏がハイヴィ創刊満30周年に向けて寄稿している。私は前身となる雑誌「Tape Sound」から読者になり創刊号から読んでいるだけにそんなに年月が経ったのかと思うと感慨深い。何時の間にかオーディオメーカーや家電メーカーだけでなく日本経済も様変わりしてしまった。
当時銀座のソニービルの照明を落としたブースで未来のテレビとしてハイビジョンブラウン管を見てその美しさに感嘆したことを思い出す。この高画質大画面がいまや1インチ2,000円を切った価格で買えるのだからデフレと言われても仕方ない、と思うと同時に当時から見れば未来のAV機器に囲まれて今生きているのだと再認識してしまう2ページだった。
P14:HiVi ハイレゾ宣言
ハガキをくれた読者の1人を招待して麻倉氏をアドバイザーとしてハイレゾ体験会を開催したレポートとなっている。使用機器はソニーTA-DA5800ES、パイオニアA-70、ニューフォースDAC-100、エラックFS407だ。麻倉氏はガウディオの「Myベスト・オーディオ・オブ・ザ・イヤー2012」でもBS403を選んでいる。だから大商談会のヤマハブースのスピーカーはELAC だったのかと妙に合点を得た。
Eオンキヨーの9月の売り上げが8月の2倍以上だったとか、「ブルーレイディスクによるハイレゾリューションオーディオディスク」の記事も興味深い。DVDオーディオの失敗理由のひとつは”操作画面を出さないと再生できないコンテンツが多かったから。”とディスクを入れればすぐに再生が始まる仕様にしたとか。ただし複数の音源を収録している場合の音声切り替えは今後のハードの対応待ちとのこと。
「2012東京インターナショナルオーディオショウ」で藤岡誠氏はBD-Audioなんか止せばよいのにと話していたがDVD-Aの反省を踏まえ「NEXT CD」として盛り上がってくれると嬉しいと思う。
『ニーベルングの指環』全曲 ショルティ&ウィーン・フィル(17CD+DVD+ブルーレイ[音声のみ])に同梱のBDはCD14枚の指輪全曲が48kHz/24bitで収録されているとのこと。エソテリックのSACD14枚組ボックスは58,000円という価格に手が出なかったがこちらは買える価格だから買ってみようか。
『祭典の日(奇跡のライヴ)デラックス・エディション(2CD+BD+ボーナスDVD) [CD+Blu-Ray] 』もDTS-HDマスターオーディオ5.1chの音と映像が良いとのことで俄然興味が出てきた。それにしてもパッケージは5種類あり輸入盤にはBD-AからLPまであるってマニアック過ぎる。(笑)
輸入盤の方が安いがDVDやBDはリージョン・コードフリーになっているのだろうか?ちょっと検索してみるとALLらしいがAmazon UKを見るとPAL DVDとNTSC DVDの2種類まであり「もうわけがわからないよ」。 (◕‿‿◕) (笑)
P28:THE NEWCOMER
ソニーKD-84X9000とパナソニックDMR-BZT9300の詳細レポートが掲載されている。BZT9300のHDMIの音がBZT9000を”大きく上回ったという印象ではなかった。”というのはちょっと意外で残念な結果だ。
P80:10万円で買える!ハイレゾ対応ヘッドフォンアンプ44機種テスト
3名のテスターがそれぞれ5万円以下、15万円までの2カテゴリーからベストを選んでいる。TEAC UD-501は当然としてRATOC Audio LabのRAL-DSDHA1の評価が高いのが意外だ。(失礼) こんな特集を読んでしまうと付録のハイレゾを聴く為DACが欲しくなるのだが将来二重投資になるのは明らかなのでがまんがまん。(苦笑)
P104:ドルビートゥルーHDアドバンスド96kアップサンプリングに仰天
The Orchestrion Project [Blu-ray 3D]Pat Methenyの輸入盤は3D収録となればこちらを買うしかない。何故国内版は2Dのみなのだろうか。何はともあれ96kの効果が楽しみだ。
P116:BDで復活!「サンダーバード」「謎の円盤UFO」
オリジナルネガからのテレシネによるHDマスターを作成した4対3収録とのこと。35mmフィルム撮影なので精細感の高い映像らしいのでこれは観てみたいと思ってしまう。
魅力的なソフトの紹介が多くついつい買って聴きたくなる誘惑の多い号だ。(汗)
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