「α7C II」は現行「α7C」の後継機だがα7シリーズ内の立ち位置が変わったと言える。「α7C」は「α7 III」の廉価モデルと言った性能で価格設定もそうなっていた。
参考:α7C II商品トップ
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7CM2/index.html
今回「α7C II」は「α7 IV」に比べ「AIプロセッシングユニット」搭載、「高精度な被写体認識」「7.0段高性能光学式5軸ボディ内手ブレ補正」「静止画撮影可能枚数微増」と2021年12月発売の「α7 IV」より優れた性能となっている。
「α7 IV」に対し「SDカード1スロット」「0.4型電子式ビューファインダー」「静止画撮影時 (メカシャッター): 1/4000-30 秒」と劣る点もあるがコンパクトで軽量なボディにこれだけの性能が詰め込まれているのであればフラットトップデザインのシリーズとして納得だ。
私は「α7 IV」ユーザーではあるが、もしも未所持で今α7シリーズ購入を検討中であれば防塵・防滴配慮設計となりシルバーボディもある約30万円の「α7C II」を選ぶだろう。
参考:α7C R商品トップ
https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7CR/
「α7C R」は「α7C II」に「α7R V」の有効約6100万画素センサーを搭載した高解像度モデルで予価約45万円とのこと。「α7R V」に対し連続撮影速度等スペックダウンしている点は多いが、これは「α7R V」が2022年11月発売で税込約56万円のモデルなのだから仕方ない。
正直リーク情報で高解像度α7Cモデルが出ると聞いた時は信じられなかったが、実際発表されて予価が判明するとソニーはかなりニコンZ8を意識していると感じる。Z9のコンパクトモデルがZ8と言われる様にα7R Vのコンパクトモデルがα7C RとしZ8の高解像度を求める層に価格差でアピールする戦略モデルと思われる。
またAPS-Cモデルからのステップアップとして「α6700」と同系統のデザインモデルも必要となったのだろう。これは富士フイルムのXシリーズのクラシック/モダン2系統のデザインを意識していそうだ。
ニコンZ8やキヤノンEOS R6 Mark IIの連写性能に対抗する「α9C」といった高速連写速度に特化したモデルも追加されたら面白いがまずは「α9 III」発表が先か。
今後「α7C」シリーズとしてモデルが増えて行くのであれば「α7C II」と同世代と分かるように「α7C R II」という名称の方が良かったのでは?という気がする2モデル同時発表だ。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image