「取扱説明書 Checkme Lite ADV (Ver.1.0)」はA3用紙両面に印刷されておりiPhone 4サイズに折り込まれている。特定保守管理医療機器だけにA5版サイズほどのページ面積を注意事項に割き、その後は各機能の説明となる。プロ用製品だからこれで問題ないのだろうが素人にはとても読み難い構成だ。
案の定5月下旬に実家に届けたのに半月経っても両親は使っていなかった。一般家庭用電気製品なら「簡単ご使用マニュアル」が欲しくなるところだ。(^_^;;
実際は専用機だけに電源ボタンを押し、タッチスクリーンのメニューアイコンをタッチして心電図(ECG)と動脈血酸素飽和度(SpO2)を測定するだけと簡単だ。もっともガラケーユーザーの父にはタッチスクリーンのタッチ時間が分からなかった様で、「反応しないが壊れているのではないか?」との問い合わせがあった。(^_^;;
バッテリー内蔵で同梱されているUSBケーブルで充電する。オートパワーセーブ機能もあり充電する頻度は低い。だがガラケーユーザーの父にはUSB充電の経験がなくパソコンでも可能と説明する必要があった。
動脈血酸素飽和度(SpO2)はセンサーに右人差し指を挿し込む。心電図(ECG)は右手と左手で左右の金属センサーを触れて行う一般的な測定方法だ。センサーの汚れには注意しよう。これを見るとApple Watchは手首のセンサーだけでどの様にECG測定を行っているのか知りたくなってくる。
本体のレビュー機能で過去の測定結果を見ることが出来るので今はそれで十分だが、iOS、Android、Windows用無料アプリ「チェックミーライト アドバンス」で管理出来るとのこと。
医療機器なので安静状態で測定するのが前提となっている。試しに散歩から帰った直後に測定したところ徐々に鼓動が落ち着いて行くところだったので「不規則な心電図調律」と判断されてしまった。常に身に着け、幾つものセンサーでユーザーの行動を把握しているApple Watchならばこの場合でも正確に判断した筈だ。
動脈血酸素飽和度(SpO2)も散歩程度の運動では平常時から1%しか低下しない。試しに1分強息を止めてから測定しても同様の結果だった。これ程詳細に測定してくれるのであれば肺炎等の異常があればすぐに分かることだろう。
もしも噂通りApple Watch Series 6で心電図(ECG)とパルスオキシメーター(SpO2)測定が可能となったら税込35,200円のチェックミーライトが不要の長物、文鎮となってしまう。そうなるとしても今必要な時に測定出来るという安心感には替えられない。
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