I.ホリコキャピタルマネジメント堀古英司さんの大胆予想
1)金の相場は年内には2,000ドルの方向を目指す。
2)ドル円は年後半円安方向に向かう。
3)米国株は年後半に上がる。
とのことだ。
「投資はご自身の判断でお願いします。」と最後にしっかり笑いを取るのを忘れていなかった。「笑う門には福来る」だ。
欧州債務危機が回避出来ればこの予想通り為替相場は米国の金利上昇を先取りして円安になるだろう。ただし「2011年エコノミスト懇親会」で経営者は慎重な見通しを語る人が多かったので最悪の場合を想定しておくことも必要だ。この大胆予想が当たれば、
4)豊富な流動資金は食料や石油等の資源価格を押し上げ、円安も重なり日本の物価は大きく上がる。
つまり2012年末には庶民の生活が苦しくなる、ということか。(冷汗)
II.新興国の経済情報を伝えるエマージングトピックス年末スペシャル
A:国際協力銀行細島孝宏さん「来年のブラジル経済の見通し」
1)基本的には(経済は)好調。内需主導で底固い。
2)インフレ率低下(5.4%)により経済の刺激策が取られ金利は1桁台(9.5%)へ下がりGDPは3.4%台と安定して成長する。
B:野村総研インド所長中島久雄さん「インド市場参入」
1)日清はカップヌードルを味の面で現地化しようとし、コクヨはインドの文具メーカーを買収して販売網を手に入れた。
人口ボーナスによる内需成長率が高い新興国は2012年も経済は好調との予測だ。だが大胆予測が通りになったら新興国のインフレ率が再び高まり、それを抑えようと金利を上がれば経済成長の頭を抑えるだろう。食料品の値段が上がれば貧困層の不満が高まりリスク要因となることも新興国にはありがちだ。それでも資源大国のブラジル経済は強そうに思える。
ヨーロッパ・ソブリン・リスクの根本的な解決は難しいと聞く。指摘されるように税金制度、年金制度が各国違うのに通貨と金利を統一するのは確かに大いなる実験だった。欧州各国の首脳が解決に向けて合意したくても負担を強いられる国民の同意が得られなけれ話は進まない。世界経済の安定はユーロがどう転ぶかに係っている。
[2012/01/09(月):引用部分比率修正]
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