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2020年08月31日

お前、警備員辞めろ(後編)

(昨日の記事から続く)警備員として
経験を積み、現場を任されるように
なったのに尊大な態度になってしまう。



かくいう僕も、警備員としてダメだ
といった激しい叱責や屈辱に塗れた事
があります。



カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
を参照下さい。



僕は屈辱に塗れる事で、目が覚めました。
というか警備業界そのものが嫌になり
ました。



これが今の仕事へ向かう原動力となり
ましたが、もっとましな道はなかったか。



それを思うに、尊敬できる人がいなかった
からではないか、と考えます。



警備員として成功し、職能力を持って
もう少しましな仕事を目指しましょう、
と言うのが僕の主張です。



しかし、いくら警備員として優れていても
社会人としてのセンスが悪いと、新しい
職場ではおぼつきません。



そう、成功と言っても職能力は上を目指せば
きりがありません。僕を含め中途半端な状態
で警備を卒業する人は多い。



それでは職能力以外のもの、社会人として
のセンスを培うには?



一番の近道は、尊敬できる人に師事する。
昨日の記事で紹介したベテラン警備員の
様な人です。



彼らは、指導教育責任者の資格を持ち、
指導者として警備に従事する覚悟です。



ただ、上記の中でも社会人として痛い人も
少なくない。そこで、これまでの生き様が
参考に。



周りから頼りにされるかといった人徳も
重要です。そのような人と付き合う事を
お勧めします。



彼らの指導は業務的にも厳しく、疲れます。
但し成長の為には必要です。全力で業務に
臨まざるを得ません。



警備員をやっていれば、ある程度のレベル
になれば文句を言われなくなります。



そのレベルで満足して、警備業法の真髄に
アクセスすることもなく、要領の良さを
武器に、他人にマウントを取る。



一生警備で終わるならそれも一つの生き方
でしょう。警備員として長くやるのも要領の
良さが要る。



周りに自分と同じか、低いレベルの隊員
といった環境なら、お山の大将でそこそこ
快適に過ごせます。



対して真剣勝負をしているのに、要領が
悪くて冷や飯ばかり食わされていると
お嘆きの貴方。



尊敬できる人に学んで、社会人としての
レベルも上げて、警備以外の仕事に就く
事も決して不可能ではありません。



キーワードは「広い意味での向上心」
今いる環境に満足して一生過ごすのか、
自分を高め新天地をめざすのか。



僕個人では、指導教育責任者を取る気が
なく、業界に希望が持てないなら別の仕事に
アクセスした方がいいと思います。



中途半端な立ち位置で、要領で他人を抑え
マウントを取り続け優位に立つ。声の
大きい者が警備では正しかったり。



裏隊長として現場に君臨する事も、
要領次第では可能でしょう。ただそんな
生き方は個人的に好きじゃない。



マウントを取る人間の下には、犠牲になる
隊員もいるのです。敵が増えるのとトレード
オフになります。

ペライチ


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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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