『JOKER』
話題になっている映画、観る予定はなかったけど、なんだかんだで母と一緒に観ました!
私はピエロ恐怖症ってほどでもないけど、小さいころから、ピエロは少し不気味と感じてたな。
ホラー系の怖い映画だったら嫌だけど、でも、この映画はそういう類のホラーではないので。
JOKERは、とても悲しい映画でしたね。
さて、ここからはネタバレ有りです・・・
ネタバレ注意
ネタバレ注意
ネタバレ注意
主人公のアーサー・フラックは、母に「どんな時も笑顔で、そして人々を楽しませなさい」と教わっていきてきた…子供好きで、病弱な母と同居していて面倒をみている。
大都会Gotham Cityで大道芸人として生き、ゆくゆくはコメディアンとして世界を笑わせようとした夢がある人。人間味あふれる“人間”だった。彼は病気とも戦っていた。自分の病気を認識して克服しようと頑張ってた。けど、やはり彼は孤独だった。そんな母親思いで優しいが、社会から見放された孤独な青年が、銃を手にしたことによって、人生は思わぬ方向に。アメリカの銃社会についても本当にいろいろ考えさせれますね。日本には馴染みがないけどね。
私は銃絶対反対!!ってわけでもないけど、今のアメリカは銃を持つのが本当に簡単で、それは絶対に変えるべきだと考えてます。銃を売る人も所有したい人も、もっと厳しいライセンス制度にすべき。
今もライセンスかなんかあるようだけど簡単すぎる。あってないようなもの。
銃を売る人も所有する人も、病歴、精神鑑定、今までの経歴(職歴、学歴、家族構成、犯罪履歴など)を細かい部分までチェックしないと、銃もっちゃダメ!!銃持ってる人は毎年、ちゃんと精神鑑定の試験うけないとダメ!だから、銃を持つこと自体に反対はしないけど、もっともっと絶対に厳しくするべきだと考えてます。
変な事には厳しいアメリカだけど、こういう大事な事には、結構、あいまいで、微妙な感じになっている。
まあ今の大統領はトランプだから、そういう事に関しては変わらないと思うけどね。
さて、この映画ですが、
私が個人的に、この映画に点数をつけるとしたら、10点満点中、8点でしょう!!
ピエロのメイクは、なんだか悲しさや孤独を隠しているようで、不気味だけど悲しい。
ジョーカーの涙が悲しかったです。
あと、主人公アーサーの病気。
これは正式な名称はわからないけど、おそらく、「失笑恐怖症」というものかな。
ストレス下に置かれたり、極度の緊張状態におかれたときに突然笑い出したりする。
なんか悲しい病気ですね。対人恐怖症の一つだそうです。
周りの環境を大きく変えたり、悩みの種を排除すれば治療できる可能性もあるし、精神を安定させる薬の服用で症状を和らげるのも治療の一つだそうです。
アーサーもたくさんの薬を飲んで、病気を克服しようとしてたんだろうな。
決して、面白いから笑ってるわけじゃないんですよね・・・
うーん、ワンピースの、SMILEを思い出した。
ワンピースに出ていた悲しくても悔しくても笑ってしまう人たち。彼らも悲しかったな。
アーサーは覚えてないけど、幼少期に頭部に損傷をおい、それが原因で笑病になったんだろうな。
良い映画かと思います。ただ、やっぱり悲しい物語でした。
ジョーカーの“悲劇”かつ“喜劇”な人生。