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2023年04月14日

『心霊マスターテープ:シーズン1 (2020)』★My Movies& Drama Collections 2023(37)★

『心霊マスターテープ:シーズン1 (2020)』

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<個人的な評価:10点中7点

下記、個人的な感想。
犯人や結末ネタバレあり。


これは、新しいスタイルのホラー!!
「フィクションです」って、テロップがなければ、本物の心霊ドキュメンタリードラマと思えるぐらいリアル。

内容
ビデオカメラに偶然捉えられた幽霊と思われる映像や、不可思議な現象を追う「心霊ドキュメンタリー」は、世に多く出回りひとつのジャンルとしての地位を確立している。このジャンルが産声を上げた90年代後半よりも遥か前の80年代に、日本初の「心霊ドキュメンタリー」が存在していた!?
その日本初の心霊投稿ビデオ「知られざる心霊世界」を追う寺内康太郎とアシスタントの涼本奈緒のもとに集った心霊ディレクターや関係者たちの身に起こる不可解な出来事を描く。

ナレーター兼アシスタントの女の喋り方や態度が、イライラして苦手なんだけど、結局、この子が、誰よりも鋭いんだよね。もっと、ハキハキと言えばいいのに、モゴモゴした喋り方で苦手だけど。
他のスタッフも、何こいつって感じの印象悪い奴や、パワハラだろって思う奴や、意外と親切な奴(寺内康太郎)もいて、けっこうリアルに感じられた。最後の、古賀、あいつもグルかと思った。本人は嫌がってるのに、しきりに、もう一人のアシスタントの女性を連れてってるし。準備もちゃんとしないで、スタッフを危険な目にあわせているし。つか、色々と無責任な連中だし、こいつらとは絶対に働きたくないわwってのが印象に残った。

登場人物の、良い面も悪い面も、すごくリアルで、こういう人達、日本にはいそうだな〜って感じがした。
取材する対象の人達も、本当にリアル。
後半になってくると、フィクションっぽさが、出てくるけどね笑。
でも、それでも、最初から最後まで、本物の心霊ドキュメンタリードラマと思えるぐらいリアルだったのが良いポイント。ホラーに関しては、私は、こういったドキュメンタリー形式や、「コンジアム」のようなPOV形式が好き。

オチもしっかり怖くて、ストーリー性もあって、面白かった。

『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 (2006)』★My Movies& Drama Collections 2023(36)★

『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 (2006)』

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<個人的な評価:10点中6.5点

下記、個人的な感想。
犯人や結末ネタバレあり。


劇場版名探偵コナンの季節!新作映画を観る前に、昔の映画で、まだ観てないものをチェック。
今回は、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第10作目にあたる。

正直、微妙だった。ストーリーは、抜け抜け。色々と、おいおい...って思うものが。
しかし、無駄に色んなキャラが出てきたから、ファンの為の、キャラ大サービスみたいな形になったかも。

あらすじ:
謎の男から依頼を受け、横浜にあるテーマパークを訪れた毛利小五郎とコナンたち一行。フリーパスIDを受け取り、大喜びで園内を満喫しようとしていた。しかし、小五郎とコナンは、12時間以内に『とある事件』を解決しなければIDが爆発することを知らされる。少年探偵団や蘭達を人質に取られてしまった小五郎とコナン。12時間のタイムリミットが迫るなか、謎を解くことができるのか......。

毎回、思うんだが、子供たちはともかく、蘭にまで隠し事をするのはどうかなと思う。
蘭はお子様じゃないし、戦えるんだし、いくら守る為とはいえ、大人として、何も伝えないで、子供扱いみたいにするのはどうかなと思うよ。爆弾の事も最後まで知らされずに、人質になってたし。
爆弾解除が失敗した時に、正義感あふれた刑事たちは、一緒に、子供たちと運命共同体になる覚悟だったけど、でも、鈴木園子まで、巻き込むのはどうなの??
警官たちが、鈴木財閥の鈴木園子スルーというか、一緒に、道連れにしようとしてたのが、ストーリー的に無理があるし、モラル的にもツッコミどころ満載だし、一般人でもモラル的にアウトといえるが、VVIPの鈴木財閥の園子だったら、もっと色んな意味でアウトでしょ。一般人は避難させて、鈴木園子を避難させなかったのもオカシイ。全て子供達に本当の事を話さない為とはいえ、そんな演技に、他人の命を巻き込むな。
そして、高校生とはいえ、もう立派な大人ともいえる、巻き込まれた蘭や、カズホに、もっと早く事情を説明しなかったのも変な話。

原作コナンは、こんな目立った抜け目は滅多にないが、劇場版になると、色々と、こういったツッコミどころがあるんだよね。その中でも、今作は酷いけど。

そして、一番酷いのが、最後の真犯人のクズ女による乱射。
あの真犯人の女(すぐに犯人はわかったしミステリーもクソもないけど)、プロのスナイパーのはずなのに、遠くから一発で、ターゲットの頭をぶち抜く実力があるのに!!!
二刀流の銃を使っても、7−8発の弾を無駄に、バンバン打ちまくっても、3人いたターゲットのうち、誰一人にもあたってない。かろうじて、コナンにはかすり傷が当たったが。
なんというべきか....
ご都合主義すぎる。
しかも、座っているだけで動いてない依頼主のクズ男にもあたってない。
あの女の実力なら、3人ともぶち殺せるのに!!
プロどころか、アマチュア以下でしょ笑。
プロのスナイパーという設定はどこいった。

そして、依頼主
最初から最後まで、特に驚きもなく、ただの恋愛脳でナルシストで、最低な犯罪者でした。

この映画、コナンじゃなかったら、3点。
ただ、やはり、コナン。
原作ファン、コナンファン、キャラファンとしては、ひいき目で観てしまうし、やはりオールスターが出るのは嬉しいし、蘭のお母さんも少しだけ出てきた。
おっちゃんが相変わらずで面白いし。キッドもカッコいい。
最後のジェットコースターの場面は、ハラハラした。

そんなこんなで、ひいき目でみて、10点中6点

ちなみに、やっぱり、劇場版コナンで一番面白いのって、「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」だな。
あれを超えるものは、今のところない。


2023年04月13日

2023年の映画感想(5)★『RRR (2022)』

2023年の映画感想(5)★

『RRR (2022)』

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<個人的な評価:10点中9.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。


先日、ついに観に行った!!RRR!期待通りに熱かった、面白かった。
こういう王道で熱い真っ直ぐなスーパーヒーローアクション映画は待ってたんだよ。
私もラーマ&ビームの熱い友情に痺れた1人
シータは健気でかわいいだけじゃなく本当に一途で機転が効いて賢い女性。大好き。
ジェニーも優しい美人だよね。

ポリコレとか変な配慮がない、真っすぐな熱血ヒーロー映画
アメリカも、見習えよ... と思う。

あと、IMAX で見たけど全然混んでなかったわ。
予想通り、春休み終わった平日を待って行ったのが良かった。
1人で邪魔されずゆっくり観たいし。
私の列には誰もいなかったし、1人客が多くて迷惑な連中はいなかった。
経験上、一人客は映画好きしかいないのか、迷惑な客は見た事がない。マナー悪いのは、デートできているであろう、大体は若いDQNカップル。老夫婦とかは逆に落ち着いていてマナーが良い。
だけど、平日のレイトショーは、本当に静かな客や一人客が良いので、おススメ。

ちなみに私の中では、『RRR』がアカデミー賞を受賞していいと思った。
3時間だったので、一番大きいサイズのポップコーンを食べたけど、尿意は全然大丈夫だったわ。
思いのほか、3時間があっという間で時間を忘れるぐらいに熱くて面白かった

アクション映画が、苦手な私でも、かなり楽しめたし、今年、観た映画の中では、トップ1。
だから、個人的な評価は、9.5点だな。

巷で少し話題になっている暴力描写だが、アクション映画+独立戦争を扱ったものなら、こんなものでしょ。
小さい子供向けではないと思うから、12PGにした方が良いと思うけど、そこらへんは、家族それぞれの判断だよね。なにがOKでなにがダメか、家族によって違うし。
私の場合は、8歳ぐらいの頃から、普通に、暴力ありの映画やアニメを親と一緒に観てたし、慣れている。
逆に、私の母親は、暴力描写に関しては緩いが、性描写&恋愛描写には厳しいので、そういうのがある恋愛系の映画は、子供の頃は、一切禁止だった。まあ、ぶっちゃけ興味もないけど。少年漫画は読んでもいいけど、少女漫画はダメってタイプ。

この作品は、インドの独立戦争をテーマに描いているけど、フィクションだね。
私は、あくまでも、フィクションとして楽しんだ。とはいえ、当時のインドの背景を少し知る事も、できた。
イギリス統治下にあった当時のインドは、恩赦を受けてたインド人もいれば、制圧された生活を強いられたインド人もいた。そして、やっぱり後者の方が多かったんだろうね。

この映画に出てた、インド総督スコット・バクストン夫妻は、典型的な差別主義者の害悪クズキャラだけどね。人の国で、ほんとうに好き放題やるなー。許せん。
ただ、夫の方より、妻の方が、サイコパス臭がして、暴力好きで、ヤバかった。
クズ夫婦だけど、そんな妻を、スコットは、それなりに愛していたから、愛妻家ではあるんだよね。
それとも、クズ同士と似たもの夫婦だから、おしどり夫婦なのか。

ひっそりと謙虚に暮らしているゴーンド族の村を訪れ、村人たちに、とてもよくしてもらったのに、総督夫人は、芸術の才能を持つ少女マッリを、強引に連れ去ってしまうのか涙。
母親の事は殺したのかな、酷すぎ!!とずっと思って観てた。
けど、最後、母親も生きているらしく、怪我も治っていて、マッリと再会できた。
あれ、結局、殺さなかったのか。殺す価値もなかったという事なんだろうけど。
マッリは、ふだんは、大きな屋敷で、監禁されていて、たまに、総督夫人のパーティーで、芸術と披露するような生活をしていた。精神的虐待ではあるけど、肉体的虐待とかされていないので、ひとまず、体は健康。

しかし、幼き仲間を連れ去られたゴーンド族は許さん!って事で、そこで立ち上がるのが、ビーム

そして、エリート警察官のラーマ
ビームとラーマの出会い。唯一無二の親友になる。
すっごく王道だけど、こういう友情が大好き。

総督の姪っ子ジェニー&ビームの、仲を取り持とうとするラーマ。
のちに、命の恩人のシータの為に、親友ラーマの為に、ラーマを救うビーム。


欧米映画にありがちな、1人のヒロインを取り合う兄弟とか男同士とか、そういうのは一切ないからこそ、ラーマ&ビームの、友情は、まっすぐで熱いし、思いやりであふれているし、大好きだし、応援したくなるんだよね。

育った環境も違うし、歩んだ道も違う、ラーマ&ビーム。
でも、出会った時から、二人の志は同じだった
命がけで、幼い少年を救ったラーマ&ビーム。
そこで、もう同じ価値観を共有しているとわかるし、だからこそ二人は親友になった。

色々とあったけど、最後はやっぱり、同じ志を目指すものとして共闘した。
最後、ラーマは、「お礼に、君の願いを叶えさせて欲しい」とビームに語りかけ、ビームは「読み書きを教えて欲しい」と返答したのが、最高にいい。
森で育ったビームは、自分に学がないがゆえに、短縮的な思考で、唯一無二である親友ラーマを見殺ししそうになった。ラーマは、賢く、全体像をみて、将来のために、国の為に、行動する男だった。
天の導きのおかげで、シータと出会い、ラーマの本当の目的を知る事になったけど、もし知る事がなかったら、仲違いしたままだった。
ビームは、ラーマと力をあわせて、インドを独立に導きたい。
そういう想いがあったからこそ、「読み書きを教えて欲しい」を言ったのだろう、
ラーマが、ビームに、総督にトドメをさせって指示したのも、ビームと志を共通しているとわかってたから。

ビームは、ラーマと出会う事で、森で生きる屈強だが、世間知らずの男から、国の為に戦う戦士になった。
ラーマは、ビームと出会う事で、志の為に国の為に、心を押し殺して、翻弄してきて、心を失いそうになったが、原点に戻る事ができた。

この2人が協力したら、インドも最高な国になるだろうなという、希望が、最後の場面であった。

もっと色々と、感想を言いたいけど、とりあえず、ここまで。
観て損はなかったし、暑かった。

あと、Naatu Naatu !!!
この映画を観る前までは、Naatu Naatu のダンスしか知らなかった笑。
あのキレキッレの熱すぎるダンスが面白すぎるから、正直、ちょっとギャグが入っている映画?という面白い先入観があったが、全然違ったし、思いのほか、シリアスだったよ。笑える描写は少しあったけどね。
Naatu Naatu のダンスの場面は楽しいし!

ちなみに、ビーム&ラーマも、熱すぎる最高キャラ達なんだけど、インド人って濃いなと改めておもった。
性格も濃いが、見た目も濃いよ笑。
個人的に、ヒゲ男&濃すぎる男は苦手なのもあって、そういう理由で、インド映画も避けてたんだけど。
白人でも、ヒゲがある男は苦手。剃ったらイケメンなのに、綺麗な顔が、もったいないと毎回、思ってしまう。ちなみに、ラーマも、ヒゲを剃ったらイケメンだと思うんだがね。

まあ、男達の見た目は、ともかく、そんな私でも、RRRは、すごく楽しめた。
内容がすっごく良かったからね。

逆に、ジェニー&シータは、見た目も性格も良くて、こういう女キャラ、好きだな〜と思ったし、欧米の作品で、こんな感じの女キャラって少ないよな... と思ったり。
特に、シータは、可愛いだけじゃなく、賢く機転がきくし、頭がいいし、勇敢。彼女も彼女なりに戦っているのだなと思う描写もあった。なにより、一途に健気に、幼馴染で許嫁のラーマを想っているのが最高に萌える。信頼関係がないとできない。
幸せになってほしい。こういうカップル大好きだから、応援したい。幼馴染最高。

逆に、ジェニー&ビームは大丈夫だろうか?全然、バックグランドが違うんだけど。
森で育ったビームと、おそらく貴族階級のイギリス人のジェニー。
この2人に未来はあるのか?幸せになってほしいが、二人の恋愛は、前途多難だなと思う。
総督の事は好きではなかったとはいえ、総督はジェニーの叔父だし。
叔父を殺した相手と、恋愛関係になれるのか?とちょっと、心配。
RRR 2って、あるのかな。
続編があれば、観たい。



今年に入って、映画館で観た映画(2023年1月〜現在まで)は、5作。

好きな順番に...

(1)『RRR (2022)』全体評価:9.5点

(2)『Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves (2023)』全体評価:9点

(3)『Orphan: First Kill (2022)』全体評価:8.5点

(4)『Babylon (2022)』全体評価:8.5点

(5)『Everything Everywhere All at Once (2022)』全体評価:8点



2023年04月09日

『The Great Hypnotist (催眠大師) (2014)』★My Movies& Drama Collections 2023(35)★

『The Great Hypnotist (催眠大師) (2014)』

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<個人的な評価:10点中7.5点

下記、個人的な感想。
犯人や結末ネタバレあり。


『Shutter Island』という、私の大好きな映画を思い出す作品だった。
中国の映画。ホラーにみえるがホラーではなく、心理サスペンス。
ストーリーが、すごくまとまっていて、エンディングも悲愁は漂うが、良いストーリーだった。
登場人物に、本物のクズはいないし、みんな、思いやりがあった。だからこそ苦しんだ。

これ、催眠療法がテーマだけど、私の予想は、当たった。
催眠療法をする医者である男性主人公が、実は患者なのかな?と予想はできた。
どんでん返しえはあるが、予想はできたので、私にとっては、どんでん返しではなかたな。
だから、吃驚展開とかはないんだが、ストーリーが、とにかく、すごくまとまっていて、伏線回収や説明も、わかりやすいので、評価した。

飲酒運転で、恋人と親友を失ったのは、彼だけじゃなかった。
彼女も、同じ日に、恋人を失ったのだ。
4人が、友達だったという点は、想像してなかったから、切ないストーリーだなと思ったと同時に、全てのパズルが埋まったと納得した

飲酒運転はダメだね。悪意がなかったとはいえ、飲酒運転はよくない。
でも、止めなかったまわりにも、少しの責任はあるよね。
飲酒運転した、主人公の男性本人が悪いとはいえ....
彼は、自分を許せないでいるんだろう。それでも、彼を救おうとする人たちの、思いやりが温かい。

少しのホラー要素はあるかと思ったが、特にそんなのはなかったな。
ホラーっぽい不気味な描写はあるけど。

ちなみに、催眠術に私はかかった事がない。
催眠術師に対面した事もないけど。
ただ、興味本位で、YOUTUBE動画などで、催眠術にかかれるものを漁った事があるが、ぜんぶダメだった。私は、催眠術にはかからなかった。全くかからないのだ。ちゃんと指示通りにしているのに。
集中力が足りないからなのか??催眠術だとわかって、挑んでいるからなのか??防御本能が気づかないうちに発揮されているからか??理由はわからないけど、ネット上の、動画の、催眠術には、かかった事はない。

人間不信な人は、かかりにくいと聞いた事がある。
意識してなくても、自然と何事にも、疑ってかかるという、癖が私にはあるからな。
実際に、催眠術にかかって人生崩壊した人もいるようだし、逆に、催眠療法で精神が救われた人もいるし、催眠術が、存在するのは、信じるけど。
でも、私は、かからない体質かもしれない。
まあ、でも悪意ある催眠術もあるから、かからない方が安全なのかな。

2023年04月05日

『Another 2001』:綾辻行人

『Another 2001』:綾辻行人

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綾辻行人先生の作品は、館シリーズ(全巻もっている)& Another が好きだ。
Another の原作小説&漫画は読んだし、アニメも観た。(実写版だけは観てないし興味ない)
Another 2001が出ている事を、綾辻行人先生のツイッターで知って、早速、ゲットして読んだ。
これは、すごく面白い、ホラーミステリーだ。

『Another 2001』あらすじ:
始まってしまった。
そんなはずは、なかった……のに、どうして。
今年の〈もう一人〉は、誰――?
多くの犠牲者が出た1998年度の〈災厄〉から3年。
春から夜見北中三年三組の一員となる生徒たちの中には、3年前の夏、見崎鳴と出会った少年・想の姿があった。〈死者〉がクラスにまぎれこむ〈現象〉に備えて、今年は特別な〈対策〉を講じる想たちだったが、ある出来事をきっかけに歯車が狂いはじめ、ついに惨劇の幕が開く! 
相次ぐ理不尽な“死”の恐怖、そして深まりゆく謎。
〈夜見山現象〉史上最凶の〈災厄〉に、想と鳴はどう立ち向かうのか――!?


下記、ネタバレあり感想
(PART 2 までの感想&私の推理)

ホラーなんだけど、ちゃんと推理要素もある本格的なミステリーで、私好みのスタイルだ。
<死者>が、早い段階で、<赤沢泉美>わかった時点で、今年の死者は、1人ではなく、2人いるなと予想できた。
犯人がはじめからわかるパターンのミステリーは、私は嫌いだし、綾辻行人先生は、何のカラクリもなく、そういうのを書くタイプではないし、そもそも、Anotherという壮大な物語で、犯人が、こんなに早い段階でわかるのは、他に何かがあるという伏線だなとも思った。だから、今年は、死者は、1人ではなく、2人いるのだろうと、私は、序盤からそう考えてた。
それに、念の為に、いないものを一人じゃなく、二人にするというのも、伏線だし、なにより、一番、確信したのは、机の数だね。

だからこそ、自分で2つのテーマを設定して、ドキドキしながら読むことができた。

(1つ目のテーマ)<死者>の<赤沢泉美>&、主人公の想やクラスメイトの交流。みんなの記憶がどういう風に改ざんされているのかとか。

(2つ目のテーマ)そして、<もう一人の死者は誰なのか>という、犯人捜し。

死者がもう一人いるという伏線は、序盤から、散りばめられていた。
そして、その死者が誰なのかも、よく考えたら、あの人しかいないと。
3年前の死亡者リストで、一番最初に名前が載っているあの人だ。

机の数、離婚や死別で変わる苗字、クラス集合写真にいなかったもう一人。

まず、机の数。
4月に、はじめて、<死者>は、存在する事になる。
3月31日の段階では、<死者>は、存在しないのだ。
なので、その前に、既に用意されていた机の数は、足りない事になる。
それで、<始業式の日に、机の数が、足りなかったら、その年は、死者がいる年>となる。

クラスに何人いるかは不明だが、生きている生徒は、20人と仮定しよう。
死者が一人紛れ込むと、生徒は、合計で、21人になる。
よって、20個しか用意されてなかった机では、1つの机が足りないという事になる。
結果、この始業式の日に、机が1つ足りなかったので、死者が紛れ込んだという事になった。

しかし、ここで違和感
なぜなら、始業式の日に、欠席者がいたのだ
4月の始めから、ずっと欠席している、牧瀬さん。
彼女のぶんの席が空いているはずだから、例え、死者が1人、クラスに紛れ込んだとしても、机が足りなくなる事は決してないはずだ
まさか学校が、病気で欠席する人の席を、用意してないはずがない。
牧瀬さんの机は、あるはずなのだ。だから、死者がたとえ一人ても、机が足りなくなることはない。

なのに、机が1つ足りなかった。どういう事だ?
この机の数に関する疑問を、私はずっと、持っていた。
だから、今年の死者は二人いるんだな。だから、机が足りないのかな?とも考えたりした。

不思議な事に、次に机の数について言及されている時には、ちゃっかり<欠席している牧瀬さんの机>もあった。だったら、始業式に足りなかったのは何故?始業式には、牧瀬さんの席はなかったって事?

その他、もろもろ、伏線をかき集めて、もう一人の死者は誰かな?と推理して、私が、たどり着いた答えは、
<もう一人の死者は、入院している、牧瀬さん>だ。

彼女は死者だから、始めに席は用意されてなかった。
でも、<現象>で、4月以降、机が普通に、そこにあった。欠席でも、彼女は3年3組の一員だ。

死者を、2人と仮定して。そして、牧瀬さんも死者として考察すると、机の数の辻褄があう。
本当の生きている生徒は、20人と仮定しよう。
死者が二人、紛れ込むと、生徒は、合計で、22人になる。(欠席者も含めて22人)
よって、20個しか用意されてなかった机では、2つの机が足りないという事になる。
しかし、牧瀬さんは、欠席で、学校にきていない
なので、始業式の時の生徒の数は、21人(死者の赤沢泉美も含めて)
よって、その日は、席が1つ足りないという事だ。

4月に、<現象>は始まり、牧瀬さんの席もいつのまにか、そこに存在するようになった。

だから、そのあとの机の計算では、牧瀬さんの机は、いつも欠席として存在している。

よって、死者は、牧瀬さんだと辻褄があう。

では、牧瀬さんは、誰なのか?
この人の正体に関しても、ヒントや伏線が沢山出ている。

ヒントというのは、苗字。この小説では、苗字が変わったりする人が多くいる。主人公もその一人だ。苗字は、親の離婚や家族の事情で、変わる事もあるんだよってのを、しつこいぐらい、この小説ではアピールしている。

次に、ミサキ・メイの身の上話。メイの実母は、メイの実父と離婚している。
そして、どうやら、既に再婚しているらしい。再婚相手の苗字は不明だが、もし再婚しているなら、メイの母親は、もう、藤岡という苗字ではないはずだ。

次に、メイの実母が、病院に頻繁に行っている件。これは、もしかして、病気の娘の看病ではないのか?

そう、<もう一人の死者は、既に死んだはずの、藤岡ミサキ>だ。
いや、母親が再婚したので、<牧瀬ミサキ>


M.M.


冒頭の目次にある謎のイニシャルも、そう示している。
彼女がもう一人の死者だ。



もう推理はできたので、あとは、答え合わせしながら読んでいる。
主人公たちの推理能力が低すぎたり、遅すぎたりするのは、記憶の改ざんのせいだろうね。

<現象>の影響がない、私達読者は、外部の目線から、小説に散りばめられたヒントや複線を頼りに、しっかりと、答えにたどり着くように書かれている。すばらしいミステリー小説だ。

ちなみに、アニメでも好きだったけど、私、赤沢泉美のキャラが好きなんだよね。
死者なのは残念だけど。アニメでは生きてたっけ?小説では死んだんだよね涙。

今回の小説に出てた新キャラの葉住って女は、ウザいな。最初からキライだった笑。
ああいうタイプの女、生理的に無理。自意識過剰というか、自信過剰というか。
<いない者>を引き受けた動機も、不純なものだし。
みんな必死に、対策しているのに、不純な動機で、<いない者>になるなんて。
勝手に片思いしている男(主人公)に、相手にされてないからって、逆恨みで、<いない者>を放棄して暴れるのも、ちょっと無責任というか。
そもそも、あんなに沢山の人が死んだのに、悲しんでないし、非科学的な事は信じないの、とか言っちゃって。だったら、<いない者>を引き受けるなよ。
こいつが、死ねよって思ったが、なかなか死なないんだよね、こいつ。
PART 3で、死なないかな〜と、期待しているけど。

死んだキャラ達、本当にどれも残酷な死に方で。みんな良い子達なのに。
てか、葉住ってウザいキャラ以外は、みんな可哀想。先生も可哀想。


全て読んだ後の答え合わせ

私の推理は当たった。上記で私が推理した通りだった。やはり机の数とか、はじめからおかしかったんだね。
死者は二人いた。
2人目の死者は、<牧瀬みさき>。
3年前に死んだはずの、ミサキ・メイの双子の妹だ。
私の推理は当たったけど、唯一、違ったのは、私の予想では、はじめから死者は二人いたという事。
ただ実際は、二人目の死者は4月の途中から、現れたらしい。うーん。
しかも、二人目の死者が現れたのは、<いないものを2人>にしたから。
つまり、過激防御による、副作用らしい。
でも、いないものを2人にしたのは、3月の対策会議の時だから、そのバランスで、二人目の死者が現れるなら、普通に4月から死者は二人だよね。4月の途中から、現れるってなんだよ笑。
でも、どっちにしろ、死者は、やっぱり、4月の始業式の机の数の件で、私が予想した通り、二人いたんだかから、だから、1人の死者が死に還っても、災厄は消えなかったんだね。

あの机の数の違和感に私は気づいてたから、私は、PART 1の序盤、4月の始業式の段階から、死者は二人いるって方向で、小説を読んでたよ。

それにしても...
現象のせいなんだろうけど、主人公の想くんと、ミサキ・メイの、推理が遅い。
気づけよ!!!!なんで、最後まで気づかないんだよ!!と、想くんにイライラしたよ。
私は、Part1の序盤から、死者が二人いると、気づいてたから、想も、ちょっと疑問に思えよって思ったんだけどな。本当に、想が最後まで、死者が二人いると気づかなかったとは!!笑。ヒントは色々出ているのに。
現象のせいなのか、想がバカなのか、わからなくなってくるほどだ笑。
まあ、現象のせいなんだろうけど。

つか、葉住ってウザい女、最後まで死ななかったな。どんだけ、しぶといんだ!!
他の死んだ人達が可哀想だわ。理不尽な死ばかりだ。
あと、主人公の親友の男子は、飛び降り自殺したのに、奇跡的に助かったよう。
彼もすごいしぶといが、普通に良い奴だから、奇跡的に助かって良かった。
他の死んだ人達は、理不尽で可哀想すぎるな。
この災厄、強運な人は本当に強運だよね。
不運な人は本当に不運が重なって一家全滅しちゃっているし。


Another シリーズは、最終章が、いずれ出てくると作者の綾辻行人先生が言っている。
その最終章で、災厄は永遠に消えるのだろうか。
フィクションとはいえ、これ以上、理不尽で残酷な死が続かないように願うばかりだ。


赤の書斎

赤の書斎

バラバラバラバラバラバラバラ


寝室と書斎は別けている。
広い家が良いとかいうこだわりは特にないが、かならず、寝室&書斎は別々に欲しい。
書斎や図書館は赤を基調としたクラシック・ゴシック系が、個人的に落ち着く。

下記のような内装は、好きだ。

The Morgan Library & Museum (Manhattan, New York)
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場所は、不明だが、この大聖堂のような図書館も素敵だ。
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書斎は、赤の壁紙がいい。
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これが、現在住んでいる、私のマンションの書斎の一部だ。
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在宅勤務の時、仕事は、明るいリビングでする事が多いが、
読書や勉強をしたい時には、こちらの書斎をよく利用する。
先日は、綾辻行人先生の『ANOTHER 2001』 というホラーミステリー小説を読んだ。
この書斎のおかげで、雰囲気も倍でて、臨場感が味わえた。


2023年の映画感想(4)★『Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves (2023)』

2023年の映画感想(4)★

『Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves (2023)』

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<個人的な評価:10点中9点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。


最高に面白かった!こういう王道RPG系ファンタジーを観たかったんだよ。
ストーリーも良かった。キャラ全員、個性あって面白かったし好き。
今年に入って観た映画の中では、トップ1だ!!


ちなみに、ゲームに関しては、一度もプレイした記憶はない。
しかし、私は、RPGが大好きだ。
特に『Dragon Quest(ドラクエ)』や、『Final Fantacy』が大好きで、他のRPG系ゲームも、小さい頃からプレイしていた。それらのRPGゲームの原点ともなった『Dungeons & Dragons』
『Dungeons & Dragons』は、1974年に制作・販売されたアメリカのファンタジー・テーブルトークRPGである。世界で最初のロールプレイングゲーム(RPG)であり、他のRPGの原点ともなっているのだ。
面白くないはずがない。

でも、ぶっちゃけ、観る前までは、大きな期待はなかったんだよね。
近年の過激なポリコレに侵されたアメリカの映画業界に、あまり大きな期待をしていないのも本音。
しかし、そんな中、それでも自分にとって、当たりの作品をみつけた時は嬉しいものだ。
この作品は、当たりだ。

動物変身やテレポート魔法やドラゴンに人喰い宝箱!!!
好きなRPGファンタジー要素たっぷり。紅の魔術師は不気味だった。
仲間のホルガは本当の意味でかっこよくて強さも母性もある面白い強い女戦士だ。(近年の作品にありがちな男をいちいち下げる系ではなく、熱血キャラと同時に冷静で男や別種族とも協力するタイプ)

この作品は、IMAX で観るべきだ!
ドラゴンや壮大な魔法ファンタジー系の映画は迫力ある大画面で観るのが最高。
ドラゴンも、複数出てきたけど、デブドラゴンもいたわ笑い。
ダンジョンにドラゴンに魔法の兜に巨大迷路に人喰い宝箱に闘技場にもっと色々なRPGゲーム満載。


途中から、展開は予想できたけどね。
妻を生き返らせる事はしないだろうな〜とは、予想できたし、ホルガあたりが大怪我をして、ホルガを救うだろなという予想もできたから、それらは別に衝撃的展開ではなく、ありきたりな展開なんだけど。
そんな、ありきたりな展開でも、感動したし、良い話だった。
キーラにとって、ホルガは、大切な育ての親で母親同然だよね。エドガンにとっても、ホルガは、恋人ではないけど、とても大切な親友で仲間で、妻を亡くした自分&娘を救ってくれた恩人でもある。男&女の友情も成立するんだよね涙

短縮的なポリコレなら、ホルガをレズビアンにするだろうなと嫌な予感はしていたが、予想を裏切ったのは良かった笑。ホルガは普通に異性愛者で、しかも愛情が深く熱血。前の旦那にまだ未練タラタラなのも人間味があっていい。その元夫は、ドルフ。そのドルフの新しい妻も、デカい女だったのは笑った。
ホルガは、バイオハザードに出てた、Michelle Rodriguezが演じているのも最高だけど、本当に良いキャラしている笑。

エドガンは、イケメンのChris Pineが演じているんだが、少々マヌケだが、面白くて、人間味があっていい。人の良い部分を引き出してくれるようなキャラだ。

動物変身能力がある女の子もすごく面白い戦い方をしているな。
ハリーポッターを思い出した。
あと冒頭が、Game of Thronesのドラマの冒頭 に似てた。
全ての魔法やファンタジー要素が入っている映画だ。

紅の魔女も、そのボスも、ちょっと怖かったな。
ハリーポッターの、ヴォルデモート卿のような不気味さがある。
悪役には、こういう怖さや不気味さがあった方が、ホラー要素があり、盛り上がる。

意外とあっさり魔女がやられたのはアレだが笑笑。
ドラマだったら、もっと引っ張りそうだけど、映画だからね。

とはいえ、面白かった。
全体的に、今年に観た映画の中では、トップ1。



今年に入って、映画館で観た映画(2023年1月〜現在まで)は、4作。

好きな順番に...

(1)『Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves (2023)』全体評価:9点

(2)『Orphan: First Kill (2022)』全体評価:8.5点

(3)『Babylon (2022)』全体評価:8.5点

(4)『Everything Everywhere All at Once (2022)』全体評価:8点


皮肉にも、アカデミー賞を受賞した『Everything Everywhere All at Once (2022)』が下位になってしまったけれど、あれはあれで面白かったよ。ただ他の作品の方が、私の好みってだけだ。
普段、映画館には行かないで、家で観る派。だから映画館で観た映画の数は、まだ少ないけどね。
映画館には、年に10回行くか行かないか。

2023年の映画感想(3)★『Orphan: First Kill (2022)』

2023年の映画感想(3)★

『Orphan: First Kill (2022)』

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<個人的な評価:10点中8.5点

下記、個人的な感想。
ネタバレあり。


そうきたかーーーーーー!!!前作が怖くて好きだから、ずっと気になってた映画、昨日のレイトショーで観たが、そう来たかー!!と予想外な展開で面白かった!!!
前作もこれも、サイコ系ホラーのジャンルでは私の好きな映画の歴代トップ3には入る。
前作の映画は、過去に2回も観たが、この新作に関しては、予告も観てないし、事前情報なしで、どんなアプローチでくるのか知らなかったから、こういう展開だったとは新鮮だった。

この作品は、作中の時系列では、前作の前だ。前作の優しいコールマン家に引き取られる前の物語。

エスター (本名は、リーナ)は、まさに凶暴なサイコパス殺人鬼だな。しかも知能が極めて高いから、たちが悪い。物語は、リーナが、警備が厳重なエストニアの精神病院から脱走を計画するところから始まる。
脱走計画も、まさに緻密に計算されていたのだった。
リーナは外見は少女だが成長ホルモンの異常で成長が止まった31歳の成人女性。
脱走したあとに、殺害した療法士の自宅でワインを飲みながらネットで行方不明者リストの中から自分の外見と似た少女エスターを見つけ出してなりすます。

アメリカのコネチカット州の裕福なオルブライト家に行方不明から戻った娘として迎え入れらる。オルブライト家は、ただの金持ちじゃなく、Old Money。つまり、アメリカの名門の旧家だ。
行方不明になった娘を溺愛していた、父親は、戻ってきたエスターを、疑う事なく喜ぶ。
しかし、母親と兄は、エスターに違和感を募らせていた。
そして、本物のエスターの行方不明時に捜索をしていたドナン刑事も、彼女を不審に思い独自の捜査を始める。

そして...そうきたかー!!!!!
母親や兄が、エスターに不信感を募らせていた理由が衝撃的だった。
本当の母親だから、知っているであろう、エスターの見た目や言動や思考に対する違和感というより、
死んだはずの、エスターが、戻ってきたから吃驚したのだったという。
そう、本物のエスターを殺したのは、エスターの実兄。息子が犯した妹殺害を隠蔽したのが、エスターの母親。本物のエスターは、実の母親と兄の手によって、埋められていたのだった。
行方不明ではなくて、死んでいたのだった!!
時分の手で埋めた死んだはずの、娘が、突然現れたら、そりゃ吃驚するよね。

サイコパスのリーナが、エスターになりすまして、やってきた裕福な名門旧家も、サイコパスの家庭だったという。

エスターの兄は、フェンシングの腕は確かだし、なかなかのイケメンではあるが、典型的な有力者のクズ息子。兄妹げんかの事故で、本物のエスターを誤って殺害した。
母親は息子が犯した妹殺害を隠蔽。息子を溺愛しているのもあるが、それより、名門旧家のスキャンダルを恐れたのだろう。だから隠蔽して、行方不明ということにした。
それにしても、実の娘なのに、よく、あんなことができるな...
墓もつくらず、行方不明のままにしておくなんて。
この母親が、自分の娘より、自分の息子と、名門の家を守る事に執着していたのがわかる。
その執着が、もはや、サイコパスだよ。

そんな家にやってきたリーナ。
ドナン刑事はオルブライト家を訪問してリーナの指紋が付いたレコードを密かに持ち帰り、採取した指紋が本物のエスターの指紋と一致しない事を突き止める。その瞬間、以前からドナン刑事を警戒していたリーナが殺そうと襲い掛かる。殺しに手こずる中に母親がドナン警部を拳銃で射殺する。
この場面は吃驚した。
そうきたかーーーーーー!!!!!!!
母親は、最初からこいつが偽物と知ってたのかーーーーー!!!!

お互いの秘密を共有して、仮面の親子をしばらく演じるが、最終的に、悲劇となる。

そして、前作に繋がる

前作でも思ったけど、リーナは、父親をよく誘惑しようとするね。毎回失敗に終わるが。
いくら、中身が30代の大人の女性とはいえ、人の夫、人の父親を誘惑しようとする根性が腐っている。
しかし、リーナは、精神異常者で、サイコパスなので根性が曲がっているのは、当たり前か。
凶暴で冷酷な殺人鬼の癖に、父親には本心で甘い顔をして誘惑しようとしているギャップが、彼女のサイコパス感を、さらに際立てている。だからこそ、リーナは、恐ろしいのだ。

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★Layla★
はじめまして。このサイトは、自己満足目的の気まぐれなブログです。英語NATIVE、日本語検定1級、バイリンガル。日本在住12年のアメリカ人。(日系 1/2、華人 1/4、ポルトガル系1/8、イギリス系1/8 の混血) 日本在住12年目。1年のうち、25%は出張か実家か旅行で海外。ブログは趣味記録&日本語上達の為に開設。自己満足ブログですので自分の書きたい事を素直に書いてます。辛口の時もあります。好きな事を書いているだけなので文法も誤字もチェックしてません。 私は多趣味です。グルメ、読書、旅行、スポーツ、謎解き&リアル脱出ゲーム、映画やドラマ観賞、漫画、ゴシックファンタジー等が大好き。スポーツは特に水泳とバスケットボールが好き。尊敬する人は、英国のエリザベス女王&フィリップ殿下、両親、兄、弟、彼、親友。 ブログでは、旅先の事、美味しい食べ物の事、リアル脱出ゲーム、漫画、本、ドラマや映画の事などランダムに書いています。 漫画に関しては、アニメ派とコミック派にはネタバレなので自己責任で!ワンピースに関しては最近は貯めてからいっきに読んで感想を書く事が多いです。 映画やドラマ感想も全部ネタバレあるので、自己責任で。観てない人は要注意!! ワンピース以外にも『ハンターxハンター』など色々な漫画を読んでいます(少年漫画メイン)。 欧米のドラマや映画もよく観ます。ジャンルは色々観ます。 『GAME OF THRONES』が大好きです。 Lannister家の双子、Cersei & Jaime を愛しています。 『GOSSIP GIRL』も好きで特に、Blair Waldorf & Nate Archibald が大好き。Blair関連のカップルも、全部好き。(Chuck, Prince Louis, Dan ) Twitter : @golden8twins
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