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2015年02月14日

ラグマンセンターってあるの?ないの?

私が年末ウズベキスタンに旅行する前、『美味しい中央アジア』の著者であり、友達の先崎将弘さんから、「タシケントにはプロフセンター以外に、ラグマンセンターがあるらしいのですよ。ぜひ行ってみて下さい。」と言われた。タシケントにプロフセンターがあるのは知っていたけど、ラグマンセンターなんてそれまで聞いたこともなかったので、真相を確かめてみることにした。


ウズベキスタン_ラグマン.JPG
ラグマン 日本のうどんに似た料理


プロフセンターはこちら。「地球の歩き方」にのっているほど、有名な観光地?の1つだ。家庭のプロフよりも少し油が多めなので、特別おいしい訳ではないが、大きな鍋で作るプロフの光景は壮大!見に行く価値はあるだろう。


プロフセンター_1.JPGプロフセンター_2.JPG

しかし、ラグマンセンターとはどういうことだろうか?ラグマンを大きな鍋で大量に製造しているのだろうか?麺がのびて、まずくならないのだろうか?考えれば考えるほど、ラグマンセンターは謎である。


取りあえずタシケントのウズベク人の友達に「ラグマンセンターに行ってみたい」とメールしてみたら、「いいよ。行きましょう。」と返事が返ってきた。どうやらラグマンセンターは本当にあるらしい。


タシケント観光の初日、メールした友達とバザールで買い物をして、お腹がすいてきたので、お昼にラグマンセンターに行こうと切り出した。すると
友達「プロフセンターはあるけど、ラグマンセンターなんて無いよ。」
私「……ぇ?」
メールでは、行きましょうって言ってなかったっけ?結局ないの?予期せぬ展開になった。
友達「ウズベク風ラグマンがおいしいお店なら知ってるから、連れて行ってあげる。」
と言われ連れてきてもらったのがこちら。レストラン「アリババ」だった。


レストラン「アリババ」.JPG

ドアにはドレスコード(スニーカー×ジーンズ×)が書かれており、ちょうどジーンズとスニーカーを履いていたので、一瞬ドキっとしたが、お昼の時間帯はドレスコードがゆるいらしく、すんなり通してもらえた。「16時以降は予約でいっぱいですので、それまでにはご退出願います」と店員から告げられた。すごい人気店のようだ、店員は無愛想だけど。1階は大き目のテーブルが並び、2階は個室になっている。これはかなりオシャレ。


アリババ.JPG

友達「ここはウズベク風ラグマンで一番おいしいお店だから、多分ここがラグマンセンターだと思う。」
本当にここがラグマンセンターなのか、想像していたよりも随分きれいすぎるところだ。


レストラン_アリババ.JPG
アリババで注文したノン。バターが入ったリッチな味わい。飲み物はワイン?と見せかけて、ただのベリージュース。

注文して出てきたラグマンは麺が細めの切り麺タイプ。スープの油は少なく、野菜がたっぷりで、今まで食べたラグマンよりも100倍くらい繊細な味がした。野菜独自のうまみが最大限に引き出されたスープと細めの麺との相性はまさに完璧だった。


ラグマン.JPG
アリババのラグマン









帰国後、ウズベキスタンに留学していた中村瑞希さんに聞いた話によると、ラグマンセンターと名乗る店はタシケントにはないが、タシケントの人はボドムゾールのウイグルラグマンの店が一番美味しいと言い、ラグマンセンターと呼んでいる節があるそうだ。


中村瑞希さんのウズベキスタン留学・観光情報、ウズベク語に関するブログはこちら↓

タシケントの中心で,愛を叫ぶ

良質なコンテンツがそろったブログだと思う。ウズベキスタンにこれから留学する人は、絶対に事前に読むべき。観光情報も充実している。


ラグマンセンターは、プロフセンターのように外で大きな鍋を使って大量にラグマンを作っているわけではなく、普通のレストランのようだ。ウイグル風ラグマン(手延べ麺のラグマン)なら、ボドムゾールのラグマン屋さん、ウズベク風ならアリババが間違いないだろう。今回の旅行ではボドムゾールには行けなかったので、次回はぜひ行ってみたい。


ラグマンはもともと中国から伝わった料理なので、ウズベキスタンに伝わったのは、ウイグル経由。そのため、ウズベク人の中ではウイグル風ラグマンの方が、ウズベク風よりも本場の味に近く、おいしいと思う人が多いようだ。タシケントの人は、家庭でラグマンを作る時は麺から作らず、即席麺を買って作ることが多いので、ウイグル風手延べ麺の方がなおさら美味しく感じるのだろう。


ウズベク風ラグマンのレストラン「アリババ」の場所はこちら

レストラン「アリババ」.JPG

ボドムゾールのウイグル風ラグマンの店はこちら

ボドムゾールのウイグル風ラグマン.JPG








【関連記事】
ラグマンを作ってみたい方は、こちらにどうぞ。
     ↓↓↓
意外と簡単!ウズベキスタンのうどん「ラグマン」のレシピ


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Asalhon(アサルホン) 日本人。 学生時代にウズベキスタンを旅行し、その料理に魅了されたのをきっかけにウズベク料理のブログを始める。 Facebookグループ「中央アジアの料理が好きじゃー!」の管理人。
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