年末年始からの多忙に加えて、職場の立地条件の悪さから映画鑑賞回数が激減。何と3月に入ってから今年最初の映画となったのがこの作品。前評判も高く、見に行きたいと言っていたので今日、親父を連れて最寄りの映画館に行ってきました。

　ただ、個人的にはこの映画、ハマらなかった…



　まぁ、予告編を見ればその内容の重さやシリアスさも伝わるでしょうが、ちょうど一年ほど前に見た「大統領の執事の涙」「それでも夜は明ける」などの映画と同じ感想です。戦争映画と黒人差別をテーマにした映画とを同列に語るようですが、（その時にも書いた言葉ではありますが）「良い映画」だが「批判を受け付けないタイプ」であり、「タフな映画」です。

　それでは久々の映画の感想ですが、今回も【感想：Start】〜【感想：End】に。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。

【感想：Start】

　繰り返しますがこの映画、かなり評判が良い映画ではありましたが個人的には…。いや、良い映画であることは認めますしオススメではありますが、某辛口サイトが100点を付けたと話題になったほどとは思いませんでした。

　戦争映画にある“お約束”がふんだんに盛り込まれ、それを時系列をシャッフルして組み立ててましたが、それも既視感が強くて。

　1人の愛国者が兵士となり、伝説となることができたものの、戦場から戻って父や夫に戻ることが如何に難しかった。そして兵士と言えば聞こえがいいが、スコープを覗きながら愛妻と電話で話をするシーンなどで見る側に問題を投げかけているのですが、その辺もちょっとあざといと言えば言いすぎか？

　あと実話を元にした映画にありがちなエンディングでもありましたし、素材（実話）の良さをヘンに演出せずに使ったんでしょうが、今一つ感情移入できなかった。いや、もちろん戦場でスコープ越しに相手の命を指先1つでコントロールする緊張感などはひしひしと伝わってきましたし、映像の迫力もありましたが…

　くどいようですが個人の意見としては今一つ。ただ、評価の高い映画を批判してカッコ付けてる様に思われるのも嫌なんで、横並びの発言をすると（やっぱり）良い映画でした（笑）。

【感想：End】

　最後に。映画も久しぶりなら当然、映画の予告も久しぶり。次に見たい映画がいくつか見つかりましたが、今まで一度も見ていなかった、そして嫌っていたシリーズモノの「ワイルド・スピード SKY MISSION」にはちょっと興味が湧きました。

　何といっても適役にジェイソン・ステイサムが出るんですから。いやいや、「トランスポーター」シリーズとコラボ？って感じもしますし。ただ、見に行くかどうかは仕事の忙しさ具合かな？