シューアウトを早めに退出して時間前にソニーブースに向かった。迷光処理されたブースは広いものの既に席は全部埋まっており後ろで立ち見となった。人気の高さに立ち見人数分の3Dメガネは無かったものの、途中退室者がいて6)上映時から貸してもらえた。
12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第3回目は「11/26(土)15:00〜16:00 SONY VPL-VW1000ES:本田氏」だ。CEATEC JAPAN 2011から2ヶ月経過した画の作り込みに期待して参加した。
機器構成はVPL-VW1000ES+スクリーン(不明)+AVアンプTA-DA5700ES(27.3万)+BDレコーダーBDZ-AX2700T(実売価格22万)+SS-NA○ESシリーズ7.1chという新製品構成だ。
本田氏は「VPL-HW30ESから採用されたパルスランプ制御技術がノイズ源になるのではないかと心配していたが自宅でテストして問題無かった。VPL-VW1000ESではこのランプ制御が搭載されていないのは精神衛生上良い」と言っていた。
視聴ソフトは次の7作品で2Dは4本、3Dは3本だった。
1)ダークナイト:冒頭銀行襲撃シーン -> 高画質撮影を確認
2)ブレードランナー:冒頭未来都市シーン -> 高画質撮影を確認
3)マイノリティ・リポート:アイリス・ハイネマン博士宅侵入シーン -> フィルムグレイン確認
4)きみに読む物語:ウエディングドレス披露シーン -> 色彩表現確認
5)アメイジング・スパイダーマン予告 -> 3Dを確認
6)アブリル・ラヴィーン:ワット・ザ・ヘル -> 3Dを確認
7)塔の上のラプンツェル:湖のランタンシーン -> 3Dを確認
「パネルがデジタル駆動になり誤差拡散ノイズを心配していたがしっかり押さえ込まれて折感心した」と言う本田氏は既に予約済みでシリナルNo.007を希望したそうだ。
高画質2D作品を映した時の解像度感と質感はさすが4Kと思わせるものだった。3D映像はまだメガネのシャッタータイミング調整中で4割程度の完成度とのことだったが、まあ問題なく楽しめた。エプソンや三菱に比べると暗くX3に似た見え方なのは同じ反射型だからなのだろうか。今後のクロストークカット調整に期待したい。
2011年11月30日
2011年11月29日
【追記版】三菱LVP-HC7800Dは強誘電型液晶メガネ18,000円が納得出来る高画質3D!
エプソンのイベントが少々長引き遅れて三菱のブースに入った為一番後ろで立ち見の人と人の間からスクリーンを覗きながら話を聞いた。3Dメガネ不足を心配していたがメーカーでは60個用意したとの話で問題なく貸してもらえた。
12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第2回目は「13:00〜14:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:堀切氏」だ。この冬最高の3Dプロジェクターと評判のHC7800Dの画と、その肝となる3Dメガネの掛け心地を確認しようと参加した。
機器構成はMITSUBISHI LVP-HC7800D+スクリーン(不明)+AVアンプ(不明)+パナソニックDMR-BZT9000+JBL4338(税込70.4万)×4本+サブウーファー(不明)の5.1ch構成だ。ブースがしっかり迷光処理されており暗くて写真も撮れず確認出来なかった機器が多い。
堀切氏はHC7800Dの高画質3Dの技術的な背景を、ソフトを見ながら説明していった。視聴ソフトは次の7作品で「スターウォーズEP.III」を除き全て3Dだった。
1)モンスターVSエイリアン:UFO撃墜 -> クロストークCUTを確認
2)美女と野獣:冒頭ベル登場シーン -> ジャダーCUTを確認
3)スターウォーズEP.III:冒頭宇宙戦闘シーン -> 3D変換機能を確認
4)浜崎あゆみ3D ayumi hamasaki ARENA TOUR 2009〜NEXT LEVEL〜:冒頭 -> レーザー光線の分離を確認
5)グリーン・ランタン:オープニングの出来
6)塔の上のラプンツェル:湖のランタンシーン
7)アバター:オープニング、森探索、ミーティング、グレイト・レオノプテリックス襲来、エイワに囲まれるシーン
3D映像作品78タイトルを全てチェックしたと言う堀切氏は「オープニングを見ればその作品の良し悪しが分かります。2D/3D変換技術は急速に進歩していますが邦画のバ○○○○○○○は駄目です」と評価していた。また「3D変換機能は効果を10段階で調整でき、デジカメで撮影した写真のスライドショーが面白い」「効果3で観る地獄の黙示録や小津映画が楽しい」と言っていた。
堀切氏が「クロストークが少ない(3D映像)とクロストークが無い(3D映像)とはまったく違います」と言っていた通りこの3D映像の自然さには驚いた。DLA-X3を下取りに出して買い換えたいという誘惑に駆られるほどの明るさと美しさだ。3Dではレインボーノイズがまったく感知出来ないのも利点だ。この画を観たことで先にエプソンの違和感の原因がメガネのフリッカーだと気付かされた。
一方3Dメガネは重さをしっかり支える為かきつめでこめかみを締め付けられるし、厚みがある為フレームが視野に入ってしまい映像を覗いている感じがして没入感を妨げる。このデメリットが実に惜しい。眼鏡を使用している人から「辛い」との声もあったので、購入検討時には一度装着感確認した方がいいだろう。
この高画質な3D映像を観てしまったら強誘電型液晶メガネの価格にも納得してしまう。アクティブシャッター方式3Dメガネの標準化を進めている”フルHD 3Dグラス・イニシアティブ”で高画質用オプションとして標準化してくれれば量産化でコストダウン出来るしデザイン的な選択肢も増えるだろう。そういった動きを期待したい。
12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第2回目は「13:00〜14:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:堀切氏」だ。この冬最高の3Dプロジェクターと評判のHC7800Dの画と、その肝となる3Dメガネの掛け心地を確認しようと参加した。
機器構成はMITSUBISHI LVP-HC7800D+スクリーン(不明)+AVアンプ(不明)+パナソニックDMR-BZT9000+JBL4338(税込70.4万)×4本+サブウーファー(不明)の5.1ch構成だ。ブースがしっかり迷光処理されており暗くて写真も撮れず確認出来なかった機器が多い。
堀切氏はHC7800Dの高画質3Dの技術的な背景を、ソフトを見ながら説明していった。視聴ソフトは次の7作品で「スターウォーズEP.III」を除き全て3Dだった。
1)モンスターVSエイリアン:UFO撃墜 -> クロストークCUTを確認
2)美女と野獣:冒頭ベル登場シーン -> ジャダーCUTを確認
3)スターウォーズEP.III:冒頭宇宙戦闘シーン -> 3D変換機能を確認
4)浜崎あゆみ3D ayumi hamasaki ARENA TOUR 2009〜NEXT LEVEL〜:冒頭 -> レーザー光線の分離を確認
5)グリーン・ランタン:オープニングの出来
6)塔の上のラプンツェル:湖のランタンシーン
7)アバター:オープニング、森探索、ミーティング、グレイト・レオノプテリックス襲来、エイワに囲まれるシーン
3D映像作品78タイトルを全てチェックしたと言う堀切氏は「オープニングを見ればその作品の良し悪しが分かります。2D/3D変換技術は急速に進歩していますが邦画のバ○○○○○○○は駄目です」と評価していた。また「3D変換機能は効果を10段階で調整でき、デジカメで撮影した写真のスライドショーが面白い」「効果3で観る地獄の黙示録や小津映画が楽しい」と言っていた。
堀切氏が「クロストークが少ない(3D映像)とクロストークが無い(3D映像)とはまったく違います」と言っていた通りこの3D映像の自然さには驚いた。DLA-X3を下取りに出して買い換えたいという誘惑に駆られるほどの明るさと美しさだ。3Dではレインボーノイズがまったく感知出来ないのも利点だ。この画を観たことで先にエプソンの違和感の原因がメガネのフリッカーだと気付かされた。
一方3Dメガネは重さをしっかり支える為かきつめでこめかみを締め付けられるし、厚みがある為フレームが視野に入ってしまい映像を覗いている感じがして没入感を妨げる。このデメリットが実に惜しい。眼鏡を使用している人から「辛い」との声もあったので、購入検討時には一度装着感確認した方がいいだろう。
この高画質な3D映像を観てしまったら強誘電型液晶メガネの価格にも納得してしまう。アクティブシャッター方式3Dメガネの標準化を進めている”フルHD 3Dグラス・イニシアティブ”で高画質用オプションとして標準化してくれれば量産化でコストダウン出来るしデザイン的な選択肢も増えるだろう。そういった動きを期待したい。
2011年11月28日
【追記版】EPSON EH-TW8000で観るアバター3Dは明るい。そして3D特別版発売決定!
「昨年エプソンは3Dモデルを出さずファンの皆様に怒られたのと同時に『待っている』との声に励まされてこの1年しっかり3Dを研究しました。」
時間となったが本田氏の三菱講演か伸びている為、エプソンの説明員が開発裏話を始めた。
「3Dカメラで撮影された実写映画は今のところアバター、バイオ4、トロン、パイレーツ4の4本しかありませんが、どうしてもクロストークが消えないソフトがあったので映像を分析したところ左右のカメラのホワイトバランスが合っていないのが原因と分かりました」と興味深い話が聞けてお得だった。ここに本田氏が到着してイベントが始まった。
12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第1回目は「12:00〜13:00 EPSON EH-TW8000:本田氏」だ。エプソンプロジェクターの3Dの明るさと美しさに期待して席に着いた。
機器構成はEPSON EH-TW8000+キクチ ホワイトマットアドバンス120インチ+デノンAVR-3312(税込13.1万)+DBP-1611UD(税込5.2万)+DALI ZENSORシリーズ5.1chというエントリーモデル構成だ。プロジェクターは無線接続となる。
視聴ソフトは次の6作品で全て3Dだった。
1)アメイジングスパイダーマン予告
2)アブリル・ラヴィーン:ワット・ザ・ヘル
3)ライオンキング:オープニング
4)塔の上のラプンツェル:町の祭りシーン、湖のランタンシーン
5)アバター:オープニング、森探索シーン
6)元気ロケッツ:「“make.believe” 3D Music Clips e.p.」よりmake.believe
本田氏は「3Dになると映像の質感が向上します。それは脳が左右映像の光の微妙な違いから情報を感じ取るからと思われます」と話があり3Dを観ている時の質感が違うと感じる理由に合点を得た。
ラプンツェルを再生しながらその3D映像製作テクニックを説明してくれたが、その内容をどこかで読んだ記憶があり、すぐにあの本田氏なのかと気付いた。
「本田雅一のAVTrends :本当に快適で楽しめる3D映像のために−ディズニー作品の3D監督ニューマン氏が語るノウハウ」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20111107_489025.html
これを読んでもらえば本イベントの本田氏の要旨は分かってもらえると思う。
「アバターは1年経過しても3Dソフトのリファレンスです」と本田氏が言えば、エプソンでもテスト用にパナ製品を5台購入して1人ずつ別名で応募して揃えたと言う秘話が聞けた。そして「発売日は言えませんがアバター特別編3Dが来年発売されます。パナ盤は100インチ視聴を想定していますが、特別編は家庭用に視野角を調整しています」とのビッグニュースも飛び出した。
話通りEH-TW8000の3D映像は明るい上にクロストークが少なく快適だ。3Dメガネは平均的な重さだがHiVi12月号P169によるとパナソニックと互換性があるそうなので軽いパナ製を選択出来るのもメリットだ。
ただ観ている内に何か違和感に気付いた。この時にはそれが何か分からなかったが、その原因は次の三菱の講演で判明することになる。明るさとクロストークの問題が解消されたことで逆にメガネのフリッカーが気になる様になったのだ。これをどう感じるかはご自分の目で確認していただくしかないと思う。
今回の講演を聞いてディズニーががんばっている限り3Dは成功する!と思えるようになった。アバターに続きラプンツェルは3Dリファレンスソフトになっているので私も帰宅して直ぐにポチった。ライオンキング3Dも見事なオープニングに生まれ変わっており背筋がゾクゾクした。今だと「オリジナルフード付きブランケット」が数量限定で付くので在庫のあるうちにお早めに、とお勧めしたい。
続きを読む...
時間となったが本田氏の三菱講演か伸びている為、エプソンの説明員が開発裏話を始めた。
「3Dカメラで撮影された実写映画は今のところアバター、バイオ4、トロン、パイレーツ4の4本しかありませんが、どうしてもクロストークが消えないソフトがあったので映像を分析したところ左右のカメラのホワイトバランスが合っていないのが原因と分かりました」と興味深い話が聞けてお得だった。ここに本田氏が到着してイベントが始まった。
12回予定の「aVACホームシアター大商談会2011ウインター」詳細レポートの第1回目は「12:00〜13:00 EPSON EH-TW8000:本田氏」だ。エプソンプロジェクターの3Dの明るさと美しさに期待して席に着いた。
機器構成はEPSON EH-TW8000+キクチ ホワイトマットアドバンス120インチ+デノンAVR-3312(税込13.1万)+DBP-1611UD(税込5.2万)+DALI ZENSORシリーズ5.1chというエントリーモデル構成だ。プロジェクターは無線接続となる。
視聴ソフトは次の6作品で全て3Dだった。
1)アメイジングスパイダーマン予告
2)アブリル・ラヴィーン:ワット・ザ・ヘル
3)ライオンキング:オープニング
4)塔の上のラプンツェル:町の祭りシーン、湖のランタンシーン
5)アバター:オープニング、森探索シーン
6)元気ロケッツ:「“make.believe” 3D Music Clips e.p.」よりmake.believe
本田氏は「3Dになると映像の質感が向上します。それは脳が左右映像の光の微妙な違いから情報を感じ取るからと思われます」と話があり3Dを観ている時の質感が違うと感じる理由に合点を得た。
ラプンツェルを再生しながらその3D映像製作テクニックを説明してくれたが、その内容をどこかで読んだ記憶があり、すぐにあの本田氏なのかと気付いた。
「本田雅一のAVTrends :本当に快適で楽しめる3D映像のために−ディズニー作品の3D監督ニューマン氏が語るノウハウ」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20111107_489025.html
これを読んでもらえば本イベントの本田氏の要旨は分かってもらえると思う。
「アバターは1年経過しても3Dソフトのリファレンスです」と本田氏が言えば、エプソンでもテスト用にパナ製品を5台購入して1人ずつ別名で応募して揃えたと言う秘話が聞けた。そして「発売日は言えませんがアバター特別編3Dが来年発売されます。パナ盤は100インチ視聴を想定していますが、特別編は家庭用に視野角を調整しています」とのビッグニュースも飛び出した。
話通りEH-TW8000の3D映像は明るい上にクロストークが少なく快適だ。3Dメガネは平均的な重さだがHiVi12月号P169によるとパナソニックと互換性があるそうなので軽いパナ製を選択出来るのもメリットだ。
ただ観ている内に何か違和感に気付いた。この時にはそれが何か分からなかったが、その原因は次の三菱の講演で判明することになる。明るさとクロストークの問題が解消されたことで逆にメガネのフリッカーが気になる様になったのだ。これをどう感じるかはご自分の目で確認していただくしかないと思う。
今回の講演を聞いてディズニーががんばっている限り3Dは成功する!と思えるようになった。アバターに続きラプンツェルは3Dリファレンスソフトになっているので私も帰宅して直ぐにポチった。ライオンキング3Dも見事なオープニングに生まれ変わっており背筋がゾクゾクした。今だと「オリジナルフード付きブランケット」が数量限定で付くので在庫のあるうちにお早めに、とお勧めしたい。
続きを読む...
2011年11月27日
【速報版】27日のaVACホームシアター大商談会2011ウインターでも6ブース梯子してみた
今日27日(日)でアバックの「ホームシアター大商談会2011ウインター」が終了するので昨日見られなかったブース目的で東京池袋へ見学に行った。「デモンストレーション・講演スケジュール」を見て可能な限り講演を詰め込んでみたら麻倉怜士先生を追いかけることになっていた。(笑) 今日も速報版として各社の内容を短くまとめてみたい。
11:00〜12:00 DENON AVP-A1HD+POA-A1HD:説明員デモ
アバック社員から「反則的なシステムですね」と言われたというB&W 802Dia+804Dia+805Dia+HTM2SDの7.0ch構成。これにプロジェクターがJVC DLA-X90RというフラグシップAVルームでアップグレードされたセパレートAVアンプでAudyssey DSX 再生デモが行われた。解像度と質感の高いプロジェクターだなあと思っていたところ説明員からモデル名が語られて納得。意図せずX90Rの画をじっくり観られる機会を得られてラッキーだった。フロントワイドは前方の移動感と包囲感が向上して効果的だった。
12:00〜13:00 SONY VPL-VW1000ES:麻倉氏
これでVPL-VW1000ESを2時間強観たことになるが4K2Kの解像度と質感向上には感心する。麻倉氏が「こんな聖子ちゃんを観たこと無い」と感想を述べて皆の笑いを誘っていた。「これだけで購入する価値はあります」と言っていたけど予約したのでしょうか?(笑) 4割の完成度とは言え4Kの3D映像が平均的な水準で留まっているのは残念だ。
13:00〜14:00 marantz NA7004+PM-13S2+SA-13S2:説明員デモ
SA-13S2のDACを使いPM-13S2を2台用意してバイアンプ駆動していたがB&W 802Diaが普通に良い音で終わっていたのは残念だった。ハイレゾ試聴曲に交響曲等スケール感のある曲を採用していないのはもったいないと思う。
14:00〜15:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:麻倉氏
2D再生でもカラーブレイキングノイズが殆ど感知できず4倍速6セグメントDLP素子の性能に感心した。一瞬字幕に出たかな?と思う程度で視聴の支障にはならない。ウエストサイドストーリーのオープニングの摩天楼空撮シーンではFRCにより効果的にジャダー感が残っていた。
15:00〜16:00 JVC DLA-X90R:麻倉氏
ブースに入るとアバター3Dが上映されておりその明るさとクロストークの少なさにてっきりX90Rの画と思っていたらX30と説明があった。X3の1.7倍の明るさとクロストークキャンセル機能でこれほど3D画質が向上しているとは驚きだ。「くやしいのうwくやしいのうw」(涙)。X30とX70Rの比較でe-shiftテクノロジーによる4K2K効果を観てしまうとHD映像に戻れなくなりそうなほど効果は高い。ひとつ気になったのはウエストサイドストーリーのオープニングの摩天楼空撮シーンで一瞬解像度が落ちるように見えたこと位だ。
16:00〜17:00 YAMAHA RX-A3010:麻倉氏
音展(Audio & Home Theater Exhibition)に続きTCH調音パネルの有無でその効果を確認する試聴があった。ボーカルとギターが明瞭になり確かに役立つオーディオアクセサリーの様だ。
アバック店員が「今年のプロジェクターは3Dと4Kで豊作、AVアンプもミドルクラスに注目モデルが多いです」と言っていた通りだと納得させられた大商談会だった。今年は液晶TVも買ったし去年年末に散財しているので、X3を下取りに出したらX70Rが幾らになるか聞きたくなる誘惑を抑えてすごすご帰宅した。今年プロジェクターかAVアンプを購入予定の人はラッキーだと思う。
11:00〜12:00 DENON AVP-A1HD+POA-A1HD:説明員デモ
アバック社員から「反則的なシステムですね」と言われたというB&W 802Dia+804Dia+805Dia+HTM2SDの7.0ch構成。これにプロジェクターがJVC DLA-X90RというフラグシップAVルームでアップグレードされたセパレートAVアンプでAudyssey DSX 再生デモが行われた。解像度と質感の高いプロジェクターだなあと思っていたところ説明員からモデル名が語られて納得。意図せずX90Rの画をじっくり観られる機会を得られてラッキーだった。フロントワイドは前方の移動感と包囲感が向上して効果的だった。
12:00〜13:00 SONY VPL-VW1000ES:麻倉氏
これでVPL-VW1000ESを2時間強観たことになるが4K2Kの解像度と質感向上には感心する。麻倉氏が「こんな聖子ちゃんを観たこと無い」と感想を述べて皆の笑いを誘っていた。「これだけで購入する価値はあります」と言っていたけど予約したのでしょうか?(笑) 4割の完成度とは言え4Kの3D映像が平均的な水準で留まっているのは残念だ。
13:00〜14:00 marantz NA7004+PM-13S2+SA-13S2:説明員デモ
SA-13S2のDACを使いPM-13S2を2台用意してバイアンプ駆動していたがB&W 802Diaが普通に良い音で終わっていたのは残念だった。ハイレゾ試聴曲に交響曲等スケール感のある曲を採用していないのはもったいないと思う。
14:00〜15:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:麻倉氏
2D再生でもカラーブレイキングノイズが殆ど感知できず4倍速6セグメントDLP素子の性能に感心した。一瞬字幕に出たかな?と思う程度で視聴の支障にはならない。ウエストサイドストーリーのオープニングの摩天楼空撮シーンではFRCにより効果的にジャダー感が残っていた。
15:00〜16:00 JVC DLA-X90R:麻倉氏
ブースに入るとアバター3Dが上映されておりその明るさとクロストークの少なさにてっきりX90Rの画と思っていたらX30と説明があった。X3の1.7倍の明るさとクロストークキャンセル機能でこれほど3D画質が向上しているとは驚きだ。「くやしいのうwくやしいのうw」(涙)。X30とX70Rの比較でe-shiftテクノロジーによる4K2K効果を観てしまうとHD映像に戻れなくなりそうなほど効果は高い。ひとつ気になったのはウエストサイドストーリーのオープニングの摩天楼空撮シーンで一瞬解像度が落ちるように見えたこと位だ。
16:00〜17:00 YAMAHA RX-A3010:麻倉氏
音展(Audio & Home Theater Exhibition)に続きTCH調音パネルの有無でその効果を確認する試聴があった。ボーカルとギターが明瞭になり確かに役立つオーディオアクセサリーの様だ。
アバック店員が「今年のプロジェクターは3Dと4Kで豊作、AVアンプもミドルクラスに注目モデルが多いです」と言っていた通りだと納得させられた大商談会だった。今年は液晶TVも買ったし去年年末に散財しているので、X3を下取りに出したらX70Rが幾らになるか聞きたくなる誘惑を抑えてすごすご帰宅した。今年プロジェクターかAVアンプを購入予定の人はラッキーだと思う。
2011年11月26日
【速報版】aVACホームシアター大商談会2011ウインターで6ブース梯子してみた
今日26日(土)からアバックの「ホームシアター大商談会2011ウインター」が東京池袋で開催されているので見学に行った。「デモンストレーション・講演スケジュール」を見て可能な限り講演を詰め込んでみた。今日は速報版として各社の内容を短くまとめてみたい。
12:00〜13:00 EPSON EH-TW8000:本田氏
120インチのホワイトマッドアドバンスを使用していたが、話通り3D映像は明るくクリアーだ。3Dメガネは平均的な重さだがHiVi12月号P169によるとパナソニックと互換性があるそうなのでもっと軽いパナ製を選択出来るのもメリットだ。
13:00〜14:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:堀切氏
堀切氏が「クロストークが少ない(3D映像)とクロストークが無い(3D映像)とはまったく違います」と言っていた通りこの3D映像の自然さには驚いた。DLA-X3を下取りに出して買い換えたいという誘惑に駆られるほどの明るさと美しさだ。3Dではレインボーノイズがまったく感知出来ないのも利点だ。ところが3Dメガネはきつめでこめかみを締め付けられるし厚みがある為フレームが視野に入ってしまい映像を覗いている感じがしてしまい没入感を妨げるのが本当に惜しい。
14:00〜15:00 シューアウト:麻倉氏
1)EH-TW8000 2)LVP-HC9000D 3)VPL-VW30ES 4)DLA-X30 の4モデルを比較視聴出来た。メーカー推奨のモード設定ではどのモデルも画質の水準は高く好みで選んで問題ないと思うが、青みが強い(色温度が高い)様に見えたのはHC9000D>VW30ES>X30>TW8000だった。私的にはX30が一番自然な色合いに見えたがTW8000は温かみが感じられて好ましい。
15:00〜16:00 SONY VPL-VW1000ES:本田氏
3D映像はまだタイミング調整中で4割程度の完成度とのことだった。本田氏は既に予約済みでシリナルNo.007を希望したそうだ。
16:00〜17:00 Pioneer SC-LX85+BDP-LX55:説明員デモ
7.2ch構成でサラウンド用にS-3EXを4台使用していた。音展のデモ同様パフォーマンスの良さには感心させられる。BDP-LX55は動作が速くなっており使用感は良さそうだ。大商談会価格の上にSC-LX85+BDP-LX55セット購入でさらに1万円引きというのはAudio Visual phile心理を突いている。
17:00〜18:00 YAMAHA RX-A3010:説明員デモ
フォーカルChorus 800Vシリーズによる9.1ch構成でそのパフォーマンスはSC-LX85に引けを取らなかった。シネマDSPは声にエコーが付かないのが美点だ。BSデジタルを2倍モードで録画した映画や音楽番組でもミュージックエンハンサーの効果でAAC音声がちゃんと楽しめる水準になっていたのには感心した。
今回このスケジュールを作ったのは誰なのだろう? 1時間デモを空き時間無く設定したので評論家の先生方が前の講演を時間超過すると次のブースでは5分以上メーカー担当者が話をして間を持たせるというシーンに3回も遭遇した。(苦笑)
ずっと喋り続けている先生方は大変だっただろうが、私も休み無く6時間梯子していたら空腹と疲労でさすがに楽しい苦行状態になっていた。(冷汗) 1日では6箇所しか見て廻れずDENON、marantz、JVCが見られていないのが残念だ。あれ?何故今回はONKYOが参加していないのだろう。
12:00〜13:00 EPSON EH-TW8000:本田氏
120インチのホワイトマッドアドバンスを使用していたが、話通り3D映像は明るくクリアーだ。3Dメガネは平均的な重さだがHiVi12月号P169によるとパナソニックと互換性があるそうなのでもっと軽いパナ製を選択出来るのもメリットだ。
13:00〜14:00 MITSUBISHI LVP-HC7800D:堀切氏
堀切氏が「クロストークが少ない(3D映像)とクロストークが無い(3D映像)とはまったく違います」と言っていた通りこの3D映像の自然さには驚いた。DLA-X3を下取りに出して買い換えたいという誘惑に駆られるほどの明るさと美しさだ。3Dではレインボーノイズがまったく感知出来ないのも利点だ。ところが3Dメガネはきつめでこめかみを締め付けられるし厚みがある為フレームが視野に入ってしまい映像を覗いている感じがしてしまい没入感を妨げるのが本当に惜しい。
14:00〜15:00 シューアウト:麻倉氏
1)EH-TW8000 2)LVP-HC9000D 3)VPL-VW30ES 4)DLA-X30 の4モデルを比較視聴出来た。メーカー推奨のモード設定ではどのモデルも画質の水準は高く好みで選んで問題ないと思うが、青みが強い(色温度が高い)様に見えたのはHC9000D>VW30ES>X30>TW8000だった。私的にはX30が一番自然な色合いに見えたがTW8000は温かみが感じられて好ましい。
15:00〜16:00 SONY VPL-VW1000ES:本田氏
3D映像はまだタイミング調整中で4割程度の完成度とのことだった。本田氏は既に予約済みでシリナルNo.007を希望したそうだ。
16:00〜17:00 Pioneer SC-LX85+BDP-LX55:説明員デモ
7.2ch構成でサラウンド用にS-3EXを4台使用していた。音展のデモ同様パフォーマンスの良さには感心させられる。BDP-LX55は動作が速くなっており使用感は良さそうだ。大商談会価格の上にSC-LX85+BDP-LX55セット購入でさらに1万円引きというのはAudio Visual phile心理を突いている。
17:00〜18:00 YAMAHA RX-A3010:説明員デモ
フォーカルChorus 800Vシリーズによる9.1ch構成でそのパフォーマンスはSC-LX85に引けを取らなかった。シネマDSPは声にエコーが付かないのが美点だ。BSデジタルを2倍モードで録画した映画や音楽番組でもミュージックエンハンサーの効果でAAC音声がちゃんと楽しめる水準になっていたのには感心した。
今回このスケジュールを作ったのは誰なのだろう? 1時間デモを空き時間無く設定したので評論家の先生方が前の講演を時間超過すると次のブースでは5分以上メーカー担当者が話をして間を持たせるというシーンに3回も遭遇した。(苦笑)
ずっと喋り続けている先生方は大変だっただろうが、私も休み無く6時間梯子していたら空腹と疲労でさすがに楽しい苦行状態になっていた。(冷汗) 1日では6箇所しか見て廻れずDENON、marantz、JVCが見られていないのが残念だ。あれ?何故今回はONKYOが参加していないのだろう。
2011年11月25日
【CEATEC追記版】ソニー4K SXRDプロジェクターは168万の画を見せてくれたか!?
10月、11月とイベントが多く記事テーマには困らなかったが逆に【速報版】のままで【追記版】まで手が廻らなかったものもある。10/08(土)の「CEATEC JAPAN 2011」がそれに該当する。少々鮮度は落ちるが、大商談会のソニーブースで再度VPL-VW1000ESを観る前にまとめておこうと思う。
「CEATEC JAPAN 2011」詳細レポートの第1回目は「ソニー:4K SXRDプロジェクターVPL-VW1000ES」だ。
実機がブースに展示されており自由に見ることが出来た。「CEDIA Expo 2011」で発表されたときの写真ではレンズの大きさが目立っており筐体は昔の三管プロジェクター並みと大きさと想像していただけに予想外のコンパクトさに驚いた。それでもレンズはDLA-X3より大きい。
一方試写デモを見るには整理券が必要だった。14:35からの整理券配布の行列開始が13:00からと聞いてソニーブースの他のデモを見ながら待っていたところ、12:35には既に行列が出来て定員に達しておりもらえなかった。次回は14:45配布開始と聞いて14:15から並び始めて行列の中間辺りに位置してやっとプラチナチケットを入手した。(苦笑)
15:55からデモは開始された。試写ブースは階段状で15人ほどの席が用意されていた。「リビングで見ることを想定して一般的な120インチのスクリーンを使用している」と説明されたがブース内は迷光対策で全面真っ黒になっており灯りが点いていても足元が不安なほど。「こんなリビングは嫌だぞ」と思わず心の中でツッコミを入れてしまった。(笑)
「明るさは2000ルーメンあり、この様にほんのり明るい間接照明を点けても綺麗に映ります。」と灯りを点けられたが168万円のプロジェクターを購入する人がそんな使い方をするとは思えない。(笑) それよりも明るさアップの副作用か映像信号が無い時の黒(闇)が少し明るいのが気になった。
デモは15分でその内容は以下の通り。
1)デジタル一眼αの4K風景静止画
2)バイオハザードW[BD] 黒の服の質感をチェック
3)ツーリスト[BD] 肌色と質感をチェック
4)アメイジング・スパイダーマン予告編[デジタルシネマ4Kマスター]
静止画の精細感はさすがに高く、隅々までピントの合っていることからレンズ性能の高さが垣間見られる。一方動画になると4Kアップコンバートによる解像度アップは期待していたほど感じられなかった。BDでは画の方ばかり気にしていて字幕の滑らかさまには気付かなかった。視力1.0の私の“駄眼”ではHDプロジェクターと同時比較視聴しないと明らかな違いは分からないようだ。(汗)
という訳で15分の視聴では4K2Kの魅力は少ししか分からなかった。約2ヶ月経過してどの位画が作りこまれたのか、大商談会で再度視聴するのが楽しみだ。
「CEATEC JAPAN 2011」詳細レポートの第1回目は「ソニー:4K SXRDプロジェクターVPL-VW1000ES」だ。
実機がブースに展示されており自由に見ることが出来た。「CEDIA Expo 2011」で発表されたときの写真ではレンズの大きさが目立っており筐体は昔の三管プロジェクター並みと大きさと想像していただけに予想外のコンパクトさに驚いた。それでもレンズはDLA-X3より大きい。
一方試写デモを見るには整理券が必要だった。14:35からの整理券配布の行列開始が13:00からと聞いてソニーブースの他のデモを見ながら待っていたところ、12:35には既に行列が出来て定員に達しておりもらえなかった。次回は14:45配布開始と聞いて14:15から並び始めて行列の中間辺りに位置してやっとプラチナチケットを入手した。(苦笑)
15:55からデモは開始された。試写ブースは階段状で15人ほどの席が用意されていた。「リビングで見ることを想定して一般的な120インチのスクリーンを使用している」と説明されたがブース内は迷光対策で全面真っ黒になっており灯りが点いていても足元が不安なほど。「こんなリビングは嫌だぞ」と思わず心の中でツッコミを入れてしまった。(笑)
「明るさは2000ルーメンあり、この様にほんのり明るい間接照明を点けても綺麗に映ります。」と灯りを点けられたが168万円のプロジェクターを購入する人がそんな使い方をするとは思えない。(笑) それよりも明るさアップの副作用か映像信号が無い時の黒(闇)が少し明るいのが気になった。
デモは15分でその内容は以下の通り。
1)デジタル一眼αの4K風景静止画
2)バイオハザードW[BD] 黒の服の質感をチェック
3)ツーリスト[BD] 肌色と質感をチェック
4)アメイジング・スパイダーマン予告編[デジタルシネマ4Kマスター]
静止画の精細感はさすがに高く、隅々までピントの合っていることからレンズ性能の高さが垣間見られる。一方動画になると4Kアップコンバートによる解像度アップは期待していたほど感じられなかった。BDでは画の方ばかり気にしていて字幕の滑らかさまには気付かなかった。視力1.0の私の“駄眼”ではHDプロジェクターと同時比較視聴しないと明らかな違いは分からないようだ。(汗)
という訳で15分の視聴では4K2Kの魅力は少ししか分からなかった。約2ヶ月経過してどの位画が作りこまれたのか、大商談会で再度視聴するのが楽しみだ。
2011年11月24日
aVACホームシアター大商談会2011ウインター開催!
毎年恒例Audio Visual phile注目の「アバックホームシアター大商談会2011ウインター」が開催される。日時は次の通り。
・東京会場:11/26(土) 10:00〜19:00 池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F
11/27(日) 10:00〜18:00 コンファレンスルーム
・横浜会場:12/03(土) 10:00〜19:00 アバック横浜店特設会場
・福岡会場:12/10(土) 10:00〜20:00 リンエイビル1F/B1F
・大阪会場:12/24(土) 10:00〜20:00 AP梅田特設会場
「大商談会」と聞いて腰が引ける人もいるだろう。ここだけの内緒話だけど「商談ルームに入らなければセールスされることはありません」。
直接販売に繋がるため各社担当者のやる気が半端ではない。専門誌でお馴染みの先生方の講演付きで新製品を視聴出来るという贅沢な時間が楽しめる。正直な話、秋に行われる各種AV機器のイベントに比べても充実度は高い。ブースが1箇所に固まっているのが便利な上にJVC,三菱、エプソンの出展もここだけだ。受付でタイムスケジュールをもらい、どの順番で廻ろうか時間調整に困るほどだ。開始から終了までの9時間を満喫しようと今から週末が楽しみだ。
来場特典として、
・会場限りのスペシャルプライス
・交通費持ちますキャンペーン
・下取品10分間スピード査定
・超低金利ショッピングクレジット
と財布の紐が緩む魅力的な話もある。私はうっかりSC-LX90とDVD-A1XVAの下取額を聞いてしまわないよう気をつけるつもりだ。(笑)
興味を持った人はとにかく覗いてみることをお勧めする。その前にまずはHPからの「事前登録」をお忘れなく。
http://www.avac.co.jp/2011_11eve/2011_11eve.html
・東京会場:11/26(土) 10:00〜19:00 池袋サンシャインシティ ワールド・インポートマート5F
11/27(日) 10:00〜18:00 コンファレンスルーム
・横浜会場:12/03(土) 10:00〜19:00 アバック横浜店特設会場
・福岡会場:12/10(土) 10:00〜20:00 リンエイビル1F/B1F
・大阪会場:12/24(土) 10:00〜20:00 AP梅田特設会場
「大商談会」と聞いて腰が引ける人もいるだろう。ここだけの内緒話だけど「商談ルームに入らなければセールスされることはありません」。
直接販売に繋がるため各社担当者のやる気が半端ではない。専門誌でお馴染みの先生方の講演付きで新製品を視聴出来るという贅沢な時間が楽しめる。正直な話、秋に行われる各種AV機器のイベントに比べても充実度は高い。ブースが1箇所に固まっているのが便利な上にJVC,三菱、エプソンの出展もここだけだ。受付でタイムスケジュールをもらい、どの順番で廻ろうか時間調整に困るほどだ。開始から終了までの9時間を満喫しようと今から週末が楽しみだ。
来場特典として、
・会場限りのスペシャルプライス
・交通費持ちますキャンペーン
・下取品10分間スピード査定
・超低金利ショッピングクレジット
と財布の紐が緩む魅力的な話もある。私はうっかりSC-LX90とDVD-A1XVAの下取額を聞いてしまわないよう気をつけるつもりだ。(笑)
興味を持った人はとにかく覗いてみることをお勧めする。その前にまずはHPからの「事前登録」をお忘れなく。
http://www.avac.co.jp/2011_11eve/2011_11eve.html
2011年11月23日
「ミツバチのささやき」3メディアの画質を比較してみた
今日11/23は勤労感謝の日、「勤労をたつとび、仕事があることを祝い、社員たがいに感謝しあう」ことを趣旨としているので休日出勤をして仕事を片付けてきた。(笑)
その職場で何度か弱い揺れを感じて心配したのはBSシネマへのテロ(ップ)攻撃だった。帰宅して早速NHK BSプレミアムで放送された「ミツバチのささやき」を確認したところ時間的に外れていたようで一安心した。ではもうひとつの心配の種であった”画質”はどうなのか?気にしている人は私だけではないようなので”ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』DVD画質比較 完全版 - YouTube”を参考に手元に揃った3メディアの画質を比較してみることにした。
1.LD版(1986年)
LDプレーヤー パナソニック LX-900をS端子でSC-LX90に接続してアプコンせずHDMI端子接続のビクター DLA-X3Bで映したところ480i60となった。SD画質なので大画面で見るのは辛いが、マスターフィルムが他の2本より新しいお陰でノイズが少なく観易い。色調もフィルムらしくこれがHDで収録されていれば・・と残念に思う。マスターからテーマ曲が歪で録音されているのだろうがPCMモノラル収録の音声では余り気にならないレベルだ。
2.DVD版(2000年デジタルニューマスター版)
パナソニック DMR-BWT3100でアップコンバートして、HDMI端子接続でビクター DLA-X3Bで映したところ1080P60となった。暗い上にマスターの劣化が激しくノイズが多い。ドルビーデジタルモノラルの音声もテーマ曲の歪が一層耳障りに響く。どこが”デジタルニューマスター版”なのか首を傾げてしまう画質音質だ。
3. NHK BSプレミアム版(2011年)
同じく1080P60だが妙に明るくビデオ的な画になっていて違和感がある。これを見ると放送マスターは”2006年9月発売米クライテリオン版DVD”と同一と思われる。HD放送の恩恵はあり大画面で安心して観られるのは嬉しい点だ。ノイズはDVDより少ないがLDより気になる程度だ。コントラストと色調はプロジェクターで調整して観ればいいだろう。AAC音声は曲の歪も丸くなって気にならなくなるのはメリットだ。
ということで早速BDに焼いておいた。私的にはLD版で使用したマスターが当時の品質のまま残っていてBD化出来たらそれが一番なのにと思わされた比較視聴だった。これならば明日の「エル・スール」の放送も期待出来そうだ。
ところでこの企画の為に本当に久しぶりにLX-900の電源を入れたらトレイが出てこなくて、使わないことで壊れたか!?と焦った。トレイカバーを手で抉じ開けてトレイにショックを与えたら無事動き出して何とか再生することが出来て一安心。LDソフトも錆びておらずノイズが出ていなかったのは嬉しい点だ。使ってあげようと思ってもLX-900は最近の長時間CDを認識せず再生出来ないので困ってしまう。(苦笑)
その職場で何度か弱い揺れを感じて心配したのはBSシネマへのテロ(ップ)攻撃だった。帰宅して早速NHK BSプレミアムで放送された「ミツバチのささやき」を確認したところ時間的に外れていたようで一安心した。ではもうひとつの心配の種であった”画質”はどうなのか?気にしている人は私だけではないようなので”ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』DVD画質比較 完全版 - YouTube”を参考に手元に揃った3メディアの画質を比較してみることにした。
1.LD版(1986年)
LDプレーヤー パナソニック LX-900をS端子でSC-LX90に接続してアプコンせずHDMI端子接続のビクター DLA-X3Bで映したところ480i60となった。SD画質なので大画面で見るのは辛いが、マスターフィルムが他の2本より新しいお陰でノイズが少なく観易い。色調もフィルムらしくこれがHDで収録されていれば・・と残念に思う。マスターからテーマ曲が歪で録音されているのだろうがPCMモノラル収録の音声では余り気にならないレベルだ。
2.DVD版(2000年デジタルニューマスター版)
パナソニック DMR-BWT3100でアップコンバートして、HDMI端子接続でビクター DLA-X3Bで映したところ1080P60となった。暗い上にマスターの劣化が激しくノイズが多い。ドルビーデジタルモノラルの音声もテーマ曲の歪が一層耳障りに響く。どこが”デジタルニューマスター版”なのか首を傾げてしまう画質音質だ。
3. NHK BSプレミアム版(2011年)
同じく1080P60だが妙に明るくビデオ的な画になっていて違和感がある。これを見ると放送マスターは”2006年9月発売米クライテリオン版DVD”と同一と思われる。HD放送の恩恵はあり大画面で安心して観られるのは嬉しい点だ。ノイズはDVDより少ないがLDより気になる程度だ。コントラストと色調はプロジェクターで調整して観ればいいだろう。AAC音声は曲の歪も丸くなって気にならなくなるのはメリットだ。
ということで早速BDに焼いておいた。私的にはLD版で使用したマスターが当時の品質のまま残っていてBD化出来たらそれが一番なのにと思わされた比較視聴だった。これならば明日の「エル・スール」の放送も期待出来そうだ。
ところでこの企画の為に本当に久しぶりにLX-900の電源を入れたらトレイが出てこなくて、使わないことで壊れたか!?と焦った。トレイカバーを手で抉じ開けてトレイにショックを与えたら無事動き出して何とか再生することが出来て一安心。LDソフトも錆びておらずノイズが出ていなかったのは嬉しい点だ。使ってあげようと思ってもLX-900は最近の長時間CDを認識せず再生出来ないので困ってしまう。(苦笑)
2011年11月22日
Stereo 12月号「ベスト・バイ・コンポ2011」の結果は!?
当ブログへのご訪問ありがとうございます。
読者のニーズを毎日の記事に活かそうと検索キーワードを確認していたら”ベスト・バイ・コンポ”があったことからStereo 12月号が発売中と気づき買ってきた。私的に読んで興味深かった記事は以下の通り。
P025:ベスト・バイ・コンポ2011
部門第一位モデルが”4年連続獲得!”とか”5年連続獲得!”が何機種もありピュアオーディオ業界は平和だなあと思って読んでいた。(苦笑) 我が愛器ではS-3EX-Tが7位、S-1EXが6位、S-7EXが15位だった。
「選考にあたって」で貝山知弘氏がAV機器でAVアンプとBDレコーダーの種作をあげている。一方藤岡誠氏が”一部のオーディオメーカー/ブランドでは企業の組織・体制が混沌としてしまい優秀な技術者達がそうした組織に愛想を尽かして去り、予定していた新製品が企画もろとも崩れ去ったという笑えない話も聞いている。”と書いている。どこだろう?
P071:もうひとつの” ベスト・バイ2011”
1)ネットワークプレーヤー部門 2)D/Aコンバーター部門 3)AVアンプ部門 で各評論家がベスト3をあげており、他に「現用システムを活かすベストなD/Dコンバーターはどれだ?」と8機種を試用したレポートが掲載されている。
全31ページの特集でHiVi12月号の特集よりこちらの方が部門別で分かり易く面白く読めた。パイオニアのN-50とリンDSの評価が高いと言う結果だがStereoでもこれだけの特集を組むほどのトレンドになっていることを再確認する内容だ。
P159:世界スピーカー紀行〜イタリア編:ソナスファベール
スピーカー別組み合わせ実践がレポートされておりラインナップごとの音の傾向に興味のある人には参考になりそうな記事だ。
P172:注目製品ファイル:モニターオーディオGold GXシリーズ
GX200,GX300,GX50,GX100の4モデルを紹介している。”部品などの共通化によるコストダウンが非常に巧みに行われている”との表記があるように私が試聴した時も分解能の高さと高域が魅力的で、この値段は戦略価格だと感じた。
P184:新オーディオスタイルを追え!:パイオニアN-50
講師と生徒役の会話形式で実際に使いながら機能や音質を説明しておりなかなか楽しく読ませてくれる。後半ではLANケーブルの比較試聴やLANノイズフィルターの効果も試しているので検討中の人には参考になるだろう。
最後にStereoはこれから発売される2号連続で特別付録が付いてくる。
1月号[12/19(月)発売]の特別付録は「ラックスマン&Stereo共同企画 オリジナル・デジタルアンプLXA-OT1」で定価2,800円、
2月号[01/19(木)発売]の特別付録は「究極のオーディオチェックCD2−目指せ!3D」で定価1,550円となる。
予約を忘れずにしておこうと思う。
「楽天市場」でstereo(ステレオ)を検索
読者のニーズを毎日の記事に活かそうと検索キーワードを確認していたら”ベスト・バイ・コンポ”があったことからStereo 12月号が発売中と気づき買ってきた。私的に読んで興味深かった記事は以下の通り。
P025:ベスト・バイ・コンポ2011
部門第一位モデルが”4年連続獲得!”とか”5年連続獲得!”が何機種もありピュアオーディオ業界は平和だなあと思って読んでいた。(苦笑) 我が愛器ではS-3EX-Tが7位、S-1EXが6位、S-7EXが15位だった。
「選考にあたって」で貝山知弘氏がAV機器でAVアンプとBDレコーダーの種作をあげている。一方藤岡誠氏が”一部のオーディオメーカー/ブランドでは企業の組織・体制が混沌としてしまい優秀な技術者達がそうした組織に愛想を尽かして去り、予定していた新製品が企画もろとも崩れ去ったという笑えない話も聞いている。”と書いている。どこだろう?
P071:もうひとつの” ベスト・バイ2011”
1)ネットワークプレーヤー部門 2)D/Aコンバーター部門 3)AVアンプ部門 で各評論家がベスト3をあげており、他に「現用システムを活かすベストなD/Dコンバーターはどれだ?」と8機種を試用したレポートが掲載されている。
全31ページの特集でHiVi12月号の特集よりこちらの方が部門別で分かり易く面白く読めた。パイオニアのN-50とリンDSの評価が高いと言う結果だがStereoでもこれだけの特集を組むほどのトレンドになっていることを再確認する内容だ。
P159:世界スピーカー紀行〜イタリア編:ソナスファベール
スピーカー別組み合わせ実践がレポートされておりラインナップごとの音の傾向に興味のある人には参考になりそうな記事だ。
P172:注目製品ファイル:モニターオーディオGold GXシリーズ
GX200,GX300,GX50,GX100の4モデルを紹介している。”部品などの共通化によるコストダウンが非常に巧みに行われている”との表記があるように私が試聴した時も分解能の高さと高域が魅力的で、この値段は戦略価格だと感じた。
P184:新オーディオスタイルを追え!:パイオニアN-50
講師と生徒役の会話形式で実際に使いながら機能や音質を説明しておりなかなか楽しく読ませてくれる。後半ではLANケーブルの比較試聴やLANノイズフィルターの効果も試しているので検討中の人には参考になるだろう。
最後にStereoはこれから発売される2号連続で特別付録が付いてくる。
1月号[12/19(月)発売]の特別付録は「ラックスマン&Stereo共同企画 オリジナル・デジタルアンプLXA-OT1」で定価2,800円、
2月号[01/19(木)発売]の特別付録は「究極のオーディオチェックCD2−目指せ!3D」で定価1,550円となる。
予約を忘れずにしておこうと思う。
「楽天市場」でstereo(ステレオ)を検索
2011年11月21日
NHK BSプレミアム11/23(水)24(木)ビクトル・エリセ監督作品2本放映!
ビクトル・エリセ監督の名前を知っている人はかなりの映画好きだろう。スペイン映画監督だが”10年に1本しか撮らない(もしくは撮れない)、大変寡作な監督”で43年間に長編映画は3作品しかないのだからこれでは知名度が上がる筈も無い。そのビクトル・エリセ監督作品2本がNHK BSプレミアムで放映される。
2011年11月23日(水)午後1:00〜午後2:40(100分)
BSシネマ「ミツバチのささやき」1973年製作<字幕スーパー・レターボックスサイズ>
1973年サン・セバスティアン国際映画祭グランプリ
2011年11月24日(木)午後1:00〜午後2:38(98分)
BSシネマ「エル・スール」1982年製作<字幕スーパー・レターボックスサイズ>
1985年2月の公開直後、朝日新聞夕刊の映画評論記事を読んで私は「ミツバチのささやき」を知った。映像の美しさや歴史的背景の暗喩と共に主演のアナ・トレントの演技が高く評価されており興味を持ったものの、映画館に観に行くわけでもなくLDの発売を楽しみに待つという当時からホームシアター派だった。(苦笑)
発売日には定時で退社して今は無き石丸電気ソフト館に買いに行ったものだ。また出張先の地方の名画座で偶然上映中だったのを見かけてパンフレットを購入したという思い出もある。この映画を観て劇中でアナが観た1931年アメリカのホラー映画「フランケンシュタイン」のLDも買ってしまったのも良い思い出だ。もちろんニューマスター版のDVDスペシャルBOXも2000年7月15日(土)ヨドバシカメラで購入した。
今回この記事を書く為本当に久しぶりにLDを引っ張り出してみた。発売元・レーザーディスク株式会社 7,800円 SF078-1035だが購入日は分からなかった。ジャケットに同封してあったHiViの記事からNEC AVD-700やヤマハLDプレーヤーLV-X1digitalが発売された頃らしいので1986年と推測される。LV-X1digitalは私が最初に購入したLDPだった。懐かしさでキーボードを叩く手もつい止まってしまう。
一方「エル・スール」はビクトル・エリセ監督の9年ぶりの新作と言うことでこれもまた発売日にLDを購入した。ソニービデオソフトウェアインターナショナル00LS80017 11,800円と高かったのに開封したら割れていてガッカリ。交換して貰った記憶がある。(涙) パンフレットは大きな本屋で購入した筈だ。
興味を持ったら騙されたと思ってまずは観て欲しい。ハリウッド映画のエンターテイメント性とは違う映画の可能性を気づかされる筈だ。私も久しぶりにアナとエストレリャに会えることを楽しみにしている。ただ心配は昔から画質と音質が良くなかったことだ。どのマスターを放送するのかで感想が大きく変わる恐れがある。特にニューマスター版とも銘打っていないので期待しないでおこう、と思いつつも私の記憶では初のNHK HD放送なのでBDレコーダー2台同時録画で万全を期そうと思う。あとはテロ(ップ)攻撃が無いことを祈るだけだ。
2011年11月23日(水)午後1:00〜午後2:40(100分)
BSシネマ「ミツバチのささやき」1973年製作<字幕スーパー・レターボックスサイズ>
1973年サン・セバスティアン国際映画祭グランプリ
2011年11月24日(木)午後1:00〜午後2:38(98分)
BSシネマ「エル・スール」1982年製作<字幕スーパー・レターボックスサイズ>
1985年2月の公開直後、朝日新聞夕刊の映画評論記事を読んで私は「ミツバチのささやき」を知った。映像の美しさや歴史的背景の暗喩と共に主演のアナ・トレントの演技が高く評価されており興味を持ったものの、映画館に観に行くわけでもなくLDの発売を楽しみに待つという当時からホームシアター派だった。(苦笑)
発売日には定時で退社して今は無き石丸電気ソフト館に買いに行ったものだ。また出張先の地方の名画座で偶然上映中だったのを見かけてパンフレットを購入したという思い出もある。この映画を観て劇中でアナが観た1931年アメリカのホラー映画「フランケンシュタイン」のLDも買ってしまったのも良い思い出だ。もちろんニューマスター版のDVDスペシャルBOXも2000年7月15日(土)ヨドバシカメラで購入した。
今回この記事を書く為本当に久しぶりにLDを引っ張り出してみた。発売元・レーザーディスク株式会社 7,800円 SF078-1035だが購入日は分からなかった。ジャケットに同封してあったHiViの記事からNEC AVD-700やヤマハLDプレーヤーLV-X1digitalが発売された頃らしいので1986年と推測される。LV-X1digitalは私が最初に購入したLDPだった。懐かしさでキーボードを叩く手もつい止まってしまう。
一方「エル・スール」はビクトル・エリセ監督の9年ぶりの新作と言うことでこれもまた発売日にLDを購入した。ソニービデオソフトウェアインターナショナル00LS80017 11,800円と高かったのに開封したら割れていてガッカリ。交換して貰った記憶がある。(涙) パンフレットは大きな本屋で購入した筈だ。
興味を持ったら騙されたと思ってまずは観て欲しい。ハリウッド映画のエンターテイメント性とは違う映画の可能性を気づかされる筈だ。私も久しぶりにアナとエストレリャに会えることを楽しみにしている。ただ心配は昔から画質と音質が良くなかったことだ。どのマスターを放送するのかで感想が大きく変わる恐れがある。特にニューマスター版とも銘打っていないので期待しないでおこう、と思いつつも私の記憶では初のNHK HD放送なのでBDレコーダー2台同時録画で万全を期そうと思う。あとはテロ(ップ)攻撃が無いことを祈るだけだ。