「CEATEC JAPAN 2011」詳細レポートの第1回目は「ソニー:4K SXRDプロジェクターVPL-VW1000ES」だ。
実機がブースに展示されており自由に見ることが出来た。「CEDIA Expo 2011」で発表されたときの写真ではレンズの大きさが目立っており筐体は昔の三管プロジェクター並みと大きさと想像していただけに予想外のコンパクトさに驚いた。それでもレンズはDLA-X3より大きい。
一方試写デモを見るには整理券が必要だった。14:35からの整理券配布の行列開始が13:00からと聞いてソニーブースの他のデモを見ながら待っていたところ、12:35には既に行列が出来て定員に達しておりもらえなかった。次回は14:45配布開始と聞いて14:15から並び始めて行列の中間辺りに位置してやっとプラチナチケットを入手した。(苦笑)
15:55からデモは開始された。試写ブースは階段状で15人ほどの席が用意されていた。「リビングで見ることを想定して一般的な120インチのスクリーンを使用している」と説明されたがブース内は迷光対策で全面真っ黒になっており灯りが点いていても足元が不安なほど。「こんなリビングは嫌だぞ」と思わず心の中でツッコミを入れてしまった。(笑)
「明るさは2000ルーメンあり、この様にほんのり明るい間接照明を点けても綺麗に映ります。」と灯りを点けられたが168万円のプロジェクターを購入する人がそんな使い方をするとは思えない。(笑) それよりも明るさアップの副作用か映像信号が無い時の黒(闇)が少し明るいのが気になった。
デモは15分でその内容は以下の通り。
1)デジタル一眼αの4K風景静止画
2)バイオハザードW[BD] 黒の服の質感をチェック
3)ツーリスト[BD] 肌色と質感をチェック
4)アメイジング・スパイダーマン予告編[デジタルシネマ4Kマスター]
静止画の精細感はさすがに高く、隅々までピントの合っていることからレンズ性能の高さが垣間見られる。一方動画になると4Kアップコンバートによる解像度アップは期待していたほど感じられなかった。BDでは画の方ばかり気にしていて字幕の滑らかさまには気付かなかった。視力1.0の私の“駄眼”ではHDプロジェクターと同時比較視聴しないと明らかな違いは分からないようだ。(汗)
という訳で15分の視聴では4K2Kの魅力は少ししか分からなかった。約2ヶ月経過してどの位画が作りこまれたのか、大商談会で再度視聴するのが楽しみだ。
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