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2016年09月29日

葉物野菜の葉の色

最近は小松菜などの葉物野菜の葉の色がうすくできてくるとほっとしています。なぜなら葉物野菜にたまりがちな亜硝酸の生成をなるべく抑えて作りたいからです。

亜硝酸はアミンなどを一緒に体に入り、ニトロソアミンなどの物質に変化すると、変異原性を示すと言われる物質です。ただしその多くは唾液などである程度分解できるとはいわれています。しかし摂りすぎるのはやはり心配です。

したがって、畑になるべく余分な窒素肥料は入れないように心がけています。
畑をみた周囲の人は私の作る薄い色の葉と育ちのゆっくりなのを見て、もっと肥料をやったらという人もいます。

その場合には「そうですね。」と答えますが、なかなか私は肥料はやらないようにしています。特に窒素肥料は、相当葉色が悪くなってからほんの少しだけやるようにしています。それ以外はゆっくり効くだろう、落ち葉や枯れ草をかぶせています。

教本によってはC/Nが高い有機物(例えばわらとか)は、そのまま畑に入れると窒素がその分解に使われるので、作物の生育にはよくないと書かれている本もあります。それを読むとたしかになるほどと思えるのですが、よくよく考えてみると、わらを分解するのは土の中の微生物などです。しかもとてもゆっくりです。

したがって急激な窒素飢餓が起こるようには感じません。すでに畑には有機物がかなりたい肥などの形で蓄積しています。たい肥は長年かかって分解していきます。そこには窒素分も当然含まれています。だからはたけにわらを置いても急激な窒素の消耗はあまりなさそうに思えます。

すると亜硝酸値の高くない青菜を作るにはどうしたらよいのか、今、試行錯誤中です。まだこれといった名案がありません。したがって、私はいまのところ、教本が最も簡単だとしている小松菜をつくるのが最も難しいと感じています。なかなか大きく作ることは難しいです。

亜硝酸値の低い葉色のうすい小松菜をぜひともつくってみたいです。周囲の雑草よりも葉色の濃くない小松菜を目指しています。名案はないままですが、昨年に引き続きとりあえず山から腐葉土の原料となる葉をたくさん集めて積んで、落ち葉たい肥をたくさん作っていこうとは考えています。
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