2016年09月13日
なんと東京はランク外!世界で最も「生活費が高い国」トップ10
東京は、物価や家賃が高いことで有名です。『東京23区住みやすさランキング』によると、最も家賃が高い港区では、一人暮らし向けの物件でも平均家賃は月12万円近く。
でも世界には、もっともっと生活費が高くつくところがあるのです。
アメリカの経済情報サイト『PROFIT』が発表した、世界の生活費が高い国トップ10を見てみましょう。
■10位:香港
香港は東京と同様に人口密度が高く、1平方メートルあたりの家賃が非常に高くなっています。物価も高く、牛乳やガソリンはアメリカの3倍ほどだということです。
■9位:クウェート
世界有数の石油産出国であるクウェート。通貨のクウェート・ディナールは価値が上がっており、1ドルが0.30ディナールほどです。物価も高く、アメリカと比べると平均して3倍ほどです。
■8位:ルクセンブルク
ドイツ、ベルギー、フランスに囲まれた小さな国、ルクセンブルク。30分もかければ国境に行きついてしまう小さい国ですが、物価も家賃も高く、ワンルームのアパートの家賃は1か月およそ15万円です。
■7:シンガポール
1965年に独立を果たしたシンガポールは現在、アジアの経済の要点として発展を遂げています。
シンガポールは家賃もさることながら、車の維持費が高く、一般的な中流階級の家庭では車を持つことができません。当然ながら車自体の値段も高く、フォルクスワーゲンの「ゴルフ」は1,000万円以上で取引されています。
■6:デンマーク
福祉も充実しており、所得も多いデンマークは、世界でも指折りの重税の国でもありす。特に所得税が高く、所得の低い人でも29.68%、高所得の人では51.95%が所得税として徴収されます。
■5:アイスランド
人口わずか32万3,000人の国アイスランド。小さな島国のため、多くのものを輸入に頼っており、必然的に物価が高くなってしまいます。アメリカとくらべると、マクドナルドは46%、コーラは73%も値段が高いそうです。
■4:ノルウェー
デンマーク同様に福祉が充実しているノルウェーでも、税金は高額。消費税などが多めに課されているため、物価が全体に高くなっているのです。ガソリンはアメリカにくらべ、なんと163%の価格です。
■3:バハマ
西インド諸島の一部で、700ほどの島々から成る国バハマは世界有数の観光地。輸入品が多く、高い関税がかけられているため、物価は高くなっています。また、公共料金はアメリカの164%ほどです。
■2位:スイス
スイスは最低賃金が高いことで有名で、時給の最低賃金がおよそ2,800円という夢のような国。所得が多いことから物価も高く、水はアメリカの145%の価格です。
■1位:バミューダ諸島
北大西洋にある島国バミューダ諸島は、13,000もの企業が本拠地を置いている裕福な国です。こちらも島国のため、輸入品に関税がかけられており物価が高いのが特徴。また、ワンルームのアパートはアメリカのおよそ2.5倍です。
東京も物価が高いイメージがありますが、トップ10とくらべるとそれほどでもないようです。旅行したり、海外に住みたいと考えたりしている人は注意してみましょう。