平成20年7月から義務教育としてダンスが取り入れられたのは皆さんの記憶に新しいと思います。では、なぜ今になって義務教育にダンスが取り入れられたのでしょうか? 確かに子どもってテレビのCMに合わせながら踊ったり、教育番組が大好きだったりしますよね。
そこで今回は、体を使った自己表現ができる子どもを育てるために幼稚園へダンスのインストラクターを派遣しているクォーレパッソの代表・石橋歩美さんに、音楽やダンスが子どもたちの成長に与える4つのメリットについてお聞きしました。
ぜひあなたの子育てにも音楽やダンスを取り入れて、子どもの能力を伸ばしてあげてください。
■1:自立心が育つ
小さい頃から音楽を聞かせてあげることにより、自分で好き嫌いが判断できるようになるそうです。親の側から与えるだけでなく、子ども自身で判断させてあげることにより自立心を育てることができるのです。
■2:個性を発揮する
「音に合わせて好きに動いてみようね」と言うと子どもたちはそれぞれ好きなように動き始めます。恥ずかしがり屋さんな子も見よう見真似で手足を動かします。「人と違っていいんだ」ということをダンスは子どもたちに教えてくれます。
■3:挑戦力が身につく
少し難しいステップが出来たときの達成感を子どもに教えてあげましょう。褒められたり認められたりすることで子どもはどんどん新しいことに挑戦したいと思うようになっていくはずです。
■4:コミュニケーション能力が身につく
「ママと一緒に踊ってみよう!」と言って同じダンスを教えてあげてください。自分以外の人と息を合わせてダンスをすることによりコミュニケーション能力が身につきます。勝手な動きばかりでなく、一緒に同じ動きをすることで、周りに合わせることの大切さを学んでいきます。
以上、音楽やダンスが子どもたちに与える4つのメリットをお伝えしましたが、いかがでしたか?
眠るときにはママの優しい声で子守唄をうたってあげたり、一緒に遊ぶときはいつも見ている教育番組で使われている曲を流してあげたりなど、毎日少しずつ音楽に触れ合わせて子どもの感性を磨いていってあげてください。子どもは吸収力が早いので、質の良い音で聞かせてあげるとなおよいでしょう。