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2016年10月21日

「感染 佐藤浩市、高島政信、南果歩」

2004年のJホラー映画で「感染」は院内感染の恐怖を描いた作品である。

主人公の秋葉外科医に佐藤浩市が同僚の魚住内科医に高嶋政伸が扮している。

舞台は今にもつぶれそうな病院で、秋葉は今月の給料が出るかどうか心配していた。

予算もなく人もいない状況でおおくの急患を救わねばならないので、医師も看護婦もストレスの極限に

いた。

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そんなある日手術で全身やけどの患者を秋葉の支持ミスで死なせてしまう。秋葉たちはこのことで職を失うのを

おそれ事件の隠蔽を図る。しかし患者は正体不明のウイルスが感染し、異様な現象を示した。

全身が溶けて液状化し身体の一部は逃走を図ったらしい・・

医師たちはパニックになるが、上司の赤井はこの機会を利用してウイルス発見者として名声を獲得しようと

秋葉たちに提案する。嫌がる秋葉たちの尻を叩いて前代未聞の実験が始まった・・・・

この作品はとにかく怖がらそうとする製作者の意図はわかるのだが、今いち恐怖感がない。

緑色の液体のウイルスが南果歩扮する看護師に憑依したり、気色悪いシーンが多いがあまり怖くはない。


佐藤を初め俳優たちの演技はいいのだが、メリハリにかけていてダラダラと最後までいってしまう感じなの

である。

個人的には看護士の一人が叱責されて、手首に注射針を刺しまくる場面が一番印象に残った。

ウイルスの怪物の憑依シーンは映画「スキャナーズ」の影響も受けている気がする。


コンセプトがはっきりせず中途半端に終わったのは惜しい作品である。監督は落合正幸

posted by ハヤテ at 15:37| ホラー映画

2016年10月20日

「アパッチ野球軍」放送禁止花登筺梅本さちお

花登筺原作で梅本さちお作画をアニメ化した「アパッチ野球軍」はなかなか面白いアニメである。

ストーリーは、高校野球で活躍した堂島剛が、プロ野球のスカウトが示した契約金に目がくらんだ父をいさめる

ために自分で手をつぶし、野球の道を断念するところから始まる。堂島はしばらく工場で働いていたが父も

病気で死に空しく毎日を過ごしていた。そんなある日高校時代の恩師から連絡があり、四国の山奥で

高校生に野球を指導してほしいというのだ。堂島は気乗りしなかったが心の空虚さを埋めるために四国へ


渡った。松山についた堂島は校長の出迎えを受けるが目指す猿渡村はそこから遥か山奥にあった。

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苦心の末、村についた堂島剛はさっそく驚いた。村はアパッチ村と呼ばれて恐れられていて、高校の生徒たちも

猿のような少年やレスラーのような材木、ナイフを持ち歩く網走など高校生には見えない無法者ばかりだった。

剛は早くも挫折しそうになるが、なんとか少年たちを野球を通じて育てたいと思っていた校長の情熱に

負けて剛は空き地をグラウンド整備するところから始めた。剛は野球のやの字も知らないこの少年たちに

なんとか基礎から教えようとするが少年たちは冷ややかだった。


またこの村は三派に分かれて争っていた。村の人間と山の人間そしてダム工事のためにこの村にやってきた

網走の父のような流れものたちだった。そして村長選挙をめぐって村は対立し、剛も否応なく巻き込まれていく

のだった・・・

野球がテーマのアニメだが野球そのものをするシーンは少なく、剛と少年たちの対立から心の交友や

村長選挙などに重点を置いて描かれている。

表現上の問題で放送禁止になっているがDVDにはなっている。

悪徳商人の暗躍や政治の汚さなどおよそ野球アニメとは思えないが、キャラクター設定もよく内容も濃い

なかなか深いアニメである。

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posted by ハヤテ at 14:33| アニメ

2016年10月16日

「混血児リカ ひとりゆくさすらい旅」青木リカ梵天太郎

1973年公開の「混血児リカ ひとりゆくさすらい旅」は漫画家で刺青師の梵天太郎原作の「混血児リカシリーズ」

の二作目である。

主人公のリカは、母が米軍人にレイプされて生を受けた過酷な宿命を背負っていた。

横浜にいたリカのもとを一人の少女が訪ねてくる。ミドリというその少女はリカの親友で黒人とのハーフ

花子が精神病院に入院していることを知らせにきたのだ。


しかしミドリは何物かに狙撃されて死んでしまう。そしてリカが真相を知るために東北の三沢にいる花子を探しに行く。

リカはクラブで歌手をしながら花子の行方を追うが、この町である事件が起きていることを知った。

東北丸という船でパーティーが行われたが、パーティーに呼ばれた花子はそのまま失踪したというのである。

しかも東北丸は何物かの陰謀で沈没したらしい。

リカは警察に協力を求めるが担当の警官はどうやら事件に関係しているらしい。

次にリカに魔の手が迫るが・・・・・

不良混血少女がなぜか大事件を解決するという妙な設定だが主演の青木リカは体格もよく、アクションも

なかなか様になっている。蹴りを多用するが空手でもやっていたのだろうか。


リカを助ける刑事の峰岸徹が扮しているが、峰岸はこの手の役が多いようだ。


この混血児リカシリーズは、なぜか封印作品になっていて理解できない。題名がまずかったのか?


しかし北米版DVDは出ていて、アマゾンインスタントビデオで鑑賞することもできる。

そして青木リカは今何をしているのだろうか?


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posted by ハヤテ at 16:47| アクション映画

2016年10月13日

「クラス・オブ・1999処刑教室2」マルコム・マクダウェル、マークLレスター

「処刑教室」の続編「クラスオブ1999処刑教室2」は、一作目と違ってSF色が濃い作品となっている。

アメリカのケネディハイスクールは、暴力が吹き荒れる無法地帯で二つのギャング団が対立していた。

そのひとつのブラックハーツのリーダーのゴディ(ブラッドリー・グレッグ)が少年院から出所してくる。

ゴディを弟のエンジェルや仲間たちが温かく迎えるが、ゴディは思うところがあり、ヤクをやる仲間たちに嫌悪すら

覚えていた。

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そんなある日、ゴディは美しい女子高生クリスティを対立するギャングから助けたことから親しくなったが、

暴力をふるったことで校長(マルコムマクダウェル)から叱責を受ける。

しかもクリスティは校長の娘だというのだ。ゴディは足を洗おうとするが、敵のギャング団はこれを許さず

対立は深まるばかりだ。しかも校長は学園改革のために新たに教師たちを雇った。


教師は初老のハーディン、黒人女性のコナーズ、体育教師のブライルズである。彼らは異常な腕力と冷酷さで

逆らう生徒たちを殺害していく。この教師たちは実はロボットで政府の秘密プログラムのためにケネディスクール

に送り込まれたのだった。

そしてある日弟のエンジェルがロボットに殺害されるが、ゴディは敵のギャングのせいと思い込み

宣戦布告する。しかしこれはロボットたちがギャングどおしを戦争させて壊滅しようという罠だったのだ・・・


ターミネーター以前の戦闘ロボットという発想が斬新な作品。手から機関銃が出てきたり胸を裂くとオイルが


出てきたりと当時としては画期的なアイデアが使われている。


ロボット対人間の戦闘もかなりの迫力で楽しめる娯楽作品である。監督は一作目と同じマークLレスター。

「時計仕掛けのオレンジ」で不良少年を演じた マルコム・マクダウェルがこの作品では教育者を演じたのが

面白い。
posted by ハヤテ at 16:52| SF映画

2016年10月05日

「ビヨンドザリミット」オラフイッテンバッハ超グロサスペンスホラー

2003年製作のドイツの監督オラフイッテンバッハは、ホラー映画とう言うかスプラッターといいうか

ひたすら血しぶきと肉塊が飛び散るグロ映画である。

この種の映画が苦手な人にはおすすめできない。

物語は一人の女性新聞記者が、墓守のフレデリックに取材するところから始まる。

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フレデリックはその墓の印象深い死者たちの話を語り始めるが、前半がギャングたちの抗争に伴う

殺人オンパレードの話と後半は中世のキリスト教の異端審問で拷問される信徒たちの話である。

最初はオカルト的な心臓を巡って組織の内部抗争で、ギャングの女房が裏切りの疑いでビルから

突き落される。


ギャングは報復のため殺し屋をかっての仲間の元へ差し向けた。

レザーで身を固めたこのゲイ風の殺し屋は、次々にパーティーに集まったギャング団を殺していくが


その殺し方がえげつない。顔にビニール袋をかぶせて銃を撃ちまくり、女の頭蓋骨をハンマーでたたき割る、

ギャング団をショットガンで肉片にするなどもう勘弁してくれと言うほど血の祝祭が続くのだ。

また後半の異端審問では、神父が拷問で足を切断されたり、目の玉をえぐられてのたうちまわるなど

生々しい痛さがこれでもかとばかり描かれる。

そして取材を終えた女性記者にも悲劇が・・・


見終えた感想は、いまいち何が言いたいのかわからない印象を持った。2話あるのでオムニバス作品とも

言えるが特に共通する主題があるとも思えない。

とにかく気色悪さだけが残る作品だがスプラッター好きには楽しめる作品だろう。


オラフイッテンバッハは歯科技工士出身で残酷ものが得意な監督である。

ビヨンドザリミットとは耐えがたいという意味で確かにこの映像は気持ち悪い。
posted by ハヤテ at 17:00| サスペンス

2016年10月03日

「エクスターミネーター」ジェームズ・グリッケンハウス、ロバートギンティ

1980年公開のB級バイオレンス映画「エクスターミネーター」は、一部マニアに熱狂的な人気のあるカルト作品である。

最初のシーンは、ベトナム戦争で戦う主人公のジョン(ロバートギンティ)が、敵の襲撃であわや殺されるところを

戦友マイケル(スティーブジェームズ)の反撃で助かる場面から始まる。

その間に味方の米兵がベトコンの拷問で首ちょんぱになる有名なカットもある。

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CGがない時代ながらこの首ちょんぱは、生々しくかなり印象に残ったのを覚えている。

ベトナムから帰還した二人は、仲良くニューヨークの倉庫で働いていたが、ギャングたちが倉庫に侵入し

言いがかりをつけてきた。因縁をつけられたジョンを再びマイケルが助け出し事なきを得たかに思われたが

ギャングは収まりがつかずマイケルを集団に待ち伏せして襲い掛かった。

ギャングはマイケルの脊髄を鉄の爪でずたずたにして、植物人間状態に追い込んだのだ。

怒りに燃えるジョンは、ベトナム時代に愛用したM16ライフルを持ってギャングを襲撃し、マイケルの家族を

養うために、悪徳雇用主を捕まえてひき肉機を使って人間ミンチにしてしまった。


エクスターミネーターがここに誕生したのだ。ジョンはそれから売春婦を焼き鏝で拷問した市会議員や

哀れな老婆を襲撃したギャングどもと次々に町のウジ虫を殺して退治していった。

私設警察の登場に事態を重くみたニューヨーク市警はベテランのダルトン警部がエクスターミネーターの

正体を突き止めようとするが、ワシントンはCIAを動かしてくるのだった・・・


B級バイオレンス映画の記念碑的作品で、主人公のえぐい攻撃が話題になった作品。主演のロバートギンティは

クールながら優しさを持った男で日本人好みのキャラクターである。

ブロンソンの「狼よさらば」にも似ていて害虫を退治しまくるのでスッとする。

日本にも平気で公約を破り、戦争で国民を殺害しようとする政治屋や健康保険を解体するTPPを国民をだましマスコミ

人など処刑人が出てきてくれないだろうか。

監督ジェームズ・グリッケンハウスはこの作品が代表作と言えるだろう。
posted by ハヤテ at 15:58| アクション映画

2016年10月02日

「コントロール 2004年」レイリオッタ、ウィレム・デフォー

2004年の映画「コントロール」は思ったよりいい作品だった。

主人公のリーレイは凶悪殺人犯の死刑囚で、今まさに死刑が執行されようとしていた。欧米では日本と

違って薬物による死刑が多くレーの死を前に、執行者たちをののしっていた。

リーレイ(レイリオッタ)は、次第に意識が遠のいていったが、気がつけば死体置き場にいた。

リーは執行されずに生き残ったのだ。リーの前に現れたマイケル・コープランド博士(ウィレム・デフォー)が

事情を説明するとリーは驚いた。ある新薬実験のあめのモルモットとしてリーが選ばれ拒否すれば再度

死刑が執行されることになる。


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もちろんリーに選択の余地はなく実験台になることに承知させられたのである。

リーは毎日アナグレスという錠剤を決まった時間に飲むことになるが、その目的は人間の凶暴性を無力化して

従順な人間に変えるという実験だった。

博士が所属する製薬メーカーはこの実験にかけていたのだ。

薬を飲みはじめたころは、リーの凶暴さは変わらず実験のためにテレビゲームをやらせてみたら、暴れまわり

モニターを叩きこわし職員につかみかかるなど野獣のように振る舞った。

しかしそのうち薬が効いてきたのかリーは毎夜のように、事件のことを思い出しうなされるようになった。

良心が目覚め始めたのだ。


博士は実験の成功を確信して、リーに新しい名前と金と住居を与えて外で生活するように指示した。

足首に通信機器をつけ監視カメラがある部屋ではあるが、リーは新しい人生を歩み始める。


リーは洗車屋に就職し、女店員のテレサとも親しくなり順調に活き始めたが、後悔の念から自分が銃で頭を

撃った被害者に謝罪に行ったところから悲劇が始まるのだった・・・


主演のリオッタの凶暴な悪魔が温厚な人間に代わる豹変する演技が凄い。また見ているうちにこの悪人に

感情移入してしまうのだ。


最後の落ちがどんでん返しで、人間の善と悪について考えさせられる。

しかし固い映画ではなくエンタメ性もあり最後まで楽しめるサスペンス映画である。

博士役のウィレム・デフォーもいい。監督:ティム・ハンター
posted by ハヤテ at 16:42| サスペンス

2016年09月30日

「パトリック 1978 オーストラリア映画」

1978年製作のオーストラリア映画「パトリック」は奇妙な映画である。

映画の最初は、パトリックと言う青年の母親が間男とお風呂で不倫しているシーンが出てくる。

怒ったパトリックは、二人が入るバスタブにヒーターのような電化製品を放り込み感電死させた。

実の母親を殺したショックでパトリックは、植物人間となり言葉も失い意識もなくただ毎日病院でベッドで

寝ているだけの屍だった。

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ある日パトリックが入院している病院に、キャシー(スーザン・ペンハリゴン)という若い女が面接に来る。

婦長が面接するがオールドミスで、意地が悪くキャシーにつらく当たるが、人出不足からすぐに採用になる。


キャシーは厄介者のパトリックの担当をするが、キャシーが病室でタイプライターを打っていると自分の

意思とは関係なく勝手に指が動いてパトリックと文字を打ってしまう。

そして何物かに操られるように、文章を打ち続けるのだ。これはどうやらパトリックの意思で操られている

らしい。

キャシーは婦長に報告するが叱責されるだけで、対応しようとしない。

パトリックは身体の自由を失った代わりに念力を身につけていたのだ。そして別居しているキャシーの夫に

嫉妬してパトリックはキャシーの家を念力でめちゃくちゃにするのだった。


植物人間状態の人間のサイコキネシスを扱ったのは、この映画ぐらいではないか。何やらシチュエーションは

「ジョニーは戦場に行った」にも似ているが・・・


またバスタブでの感電シーンは、「マイキー」がパクったのではないだろうか。



パトリックを演じたロバート・トンプソンは、ほとんど動かず目を開いたままの演技は相当苦しかったのではないか。


異色のサイコオカルト映画である。監督はリチャードフランクリン.


それにしても面接してすぐその日から働くとはオーストラリアでは本当にそうなのだろうか。
posted by ハヤテ at 16:48| オカルト

2016年09月29日

「ピラニア1978年」ジョーダンテ、ブラッドフォード・ディルマン、ロジャーコーマン、ピノ・ドナッジオ

1978年製作の「ピラニア」は当時流行っていた生物パニック作品の一種である。

監督はホラー映画の鬼才ジョーダンテである。B級パニック映画ながら斬新な作品でピラニアの恐怖が

伝わってくる。

物語は若い男女でテキサスの山中へ遊びにきたところ、何やらプールのようなものがある。

若い二人は解放感から水の中へ飛び込むが、電流に触れたような痛みを感じる。やがて二人は悶えながら

血まみれになって沈んでしまった。


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その後一人の女性探偵マギー(ヘザー・メンジース) が行方不明になった二人を追ってこの山へやってくる。

マギーは真相を知るべく山男のポール(ブラッドフォード・ディルマン)に協力を依頼した。

それから二人は男女が失踪したプールへ着くとその周囲に謎の研究所があった。

マギーがプールに溜まった水を放水すると突然ひげ面の男が殴りかかってきた。


マギーが男の後頭部を鈍器で殴ると男は倒れたが回復した男に話を聞くとその正体は軍の支持で

生物兵器を研究開発していたロバート博士(ケビン・マッカーシー)だった。

アメリカはベトナム戦争に勝利するため、冷温や塩水に強い特殊なピラニアを開発していたのだ。

しかし開発中に戦争は終わり研究は無駄になったのだ。

だが終戦後も博士はこの山中で一人研究開発に励んでいた。


そしてプールで養殖していたピラニアがマギーの放水で川へ流れていったのだ。

3人はピラニア被害を食い止めようと現場へ向かうが、川では子供たちが水遊びをしてたのだ。

3人はいかだに乗って危機を知らせようとするが、ピラニアはいかだを組むロープを食いちぎったのだった・・・


ピラニアを生物兵器として利用しようとする発想がいかにもアメリカ的で現実に行っている可能性もある。


とにかく見せ場が多くハラハラさせて最後まで見入ってしまう作品である。

製作をB級映画の巨匠ロジャーコーマンが担当し音楽は「キャリー」のピノ・ドナッジオが担当している。

ジョーダンテは演出がうまく飽きさせない。いい映画である。


子供たちにピラニアが迫ってきたとき、ポールの娘が教師に川で泳ぐように強制されるが、娘がうまく逃げる

場面があるが、最近プールの飛び込みを強制されて首の骨を折った事件を連想させた。

馬鹿な体育会系の教師のいうことなど聞いたらとんでもないことになる。自分の判断が大事ということである。
posted by ハヤテ at 16:47| パニック

2016年09月28日

「ファンタズム」A・マイケル・ボールドウィン、アンガス・スクリム、ドンコスカレリ

1979年製作のアメリカ映画「ファンタズム」は、カルト映画として有名だが、あらすじがあってないような夢と

 幻想とも使いない不思議な作品である。

いきなり最初から若い男女の墓地での愛欲シーンが写し出されるが、男はわけがわからないままに

刺し殺される。その死んだトミーの葬儀に友人のジョディ(ビル・ソーンベリー)とレジー(レジー・バニスター)の2人

が参列する。

ジョディには思春期を迎えた13歳の弟マイク(マイケル・ボールドウィン)がいたが、葬儀のときにマイクは棺桶を

力ずくでかつぐ大男トールマンを目撃する。

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そしてある日ジョディがバーでひっかけた女と墓地で愛欲にふけっているところをマイクはのぞき見するが

そのときにトールマン(アンガススクリム)に追いかけられる。

マイクは怯えて兄にトールマンのことを言うが信用しようとしない。


マイクは真相を確かめようと墓地へ行き謎の地下室へとたどり着く。


地下室は怪しい墓守の男がいてマイクに襲い掛かる。するとどこからともなく銀色の玉が高速で飛んできて

墓守の顔面を粉砕する。

恐怖で震えるマイクのあとを今度はトールマンが追いかけてくる。マイクはトールマンの指を切り落として

辛くも脱出するが・・・・


この作品は監督のドンコスカレリが見た夢がヒントになっているようで、筋はあってないようなものだ。

ロジックを重視する方はこの映画は訳が分からないと思う。


ただ思春期の少年のころを思い出すとわけのわからない不安や恐怖は、覚えがあって共感する人も

いるだろう。

また音楽もよくこの映画のテーマ曲が繰り返し恐怖場面で流されるので印象に残った人も多いだろう。


トールマンというキャラや銀球などのアイテムはこの当時としては画期的で後のホラーにも影響を与えた

だろう。物語の最後はこれまでのことをひっくり返されるがいろんな解釈もできる。


人を選ぶ映画だがやはり記憶に残る映画なのは間違いない。



音楽 フレッド・マイロー
マルコム・シーグレイヴ
posted by ハヤテ at 16:45| ホラー映画
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