2019年01月27日
「怪猫逢魔が辻」入江たか子、勝新太郎
かって怪談映画のジャンルで一世を風靡した化け猫映画だが、大映が1954年に製作した「怪猫
逢魔が辻」は化け猫映画の傑作である。
女歌舞伎の市川仙女(入江たか子)は大人気の役者だったが、一座の染若は仙女にとって代わろうと
虎視眈々と狙っていた。そして仙女の愛人の貧しい浪人源次郎(坂東好太郎)をたぶらかして
味方に引き入れて、花道に仕掛をして仙女が落とし穴に落ちるようにした。仙女はまんまと罠に
はまり怪我をするが痛みに耐えて舞台を勤めるのだった。しかしこんなことであきらめる
染若ではなく今度は天井から砂袋を落として仙女をなきものにしようとする。
幸い後援者の桝田屋友之助(勝新太郎)の機転で事なきを得たが、今度は舞台を終えた仙女を
染若が呼び出し罵声を浴びせて、盃で顔に傷をつけるのだった。そして仙女が寝込んでいるところを
源次郎が訪れ傷によく効く薬だと言って仙女に顔に塗りつける。仙女の可愛がっていた猫が悪事に
気づいて鳴き声を上げるが仙女は気がつかない。
この薬は実は毒薬で仙女の顔はたちまち晴れ上がり二目と見れぬ顔になってしまう。
しかし仙女の弟子の弟子の登女次は染若らの立話を聞いてしまい源次郎に殺される。そして源次郎は
仙女も殺害しようとして船に呼びだし刀で切り殺し沼に沈めてしまう。
だが愛猫美乃が仙女の血をなめて化け猫に変身し復讐を果たしていくのだ・・
入江たか子と言えば化け猫女優と言われるが、元は美貌の持ち主で華族の出身である。
悪党を遠隔で操る演技や鬼気迫る表情は際立っていて比肩する女優はいない。
また若き日の勝新太郎が出ているが、やせていて白塗りで誰かわからないほどだ。
監督は加戸敏 古き良き時代の怪談映画である。
逢魔が辻」は化け猫映画の傑作である。
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女歌舞伎の市川仙女(入江たか子)は大人気の役者だったが、一座の染若は仙女にとって代わろうと
虎視眈々と狙っていた。そして仙女の愛人の貧しい浪人源次郎(坂東好太郎)をたぶらかして
味方に引き入れて、花道に仕掛をして仙女が落とし穴に落ちるようにした。仙女はまんまと罠に
はまり怪我をするが痛みに耐えて舞台を勤めるのだった。しかしこんなことであきらめる
染若ではなく今度は天井から砂袋を落として仙女をなきものにしようとする。
幸い後援者の桝田屋友之助(勝新太郎)の機転で事なきを得たが、今度は舞台を終えた仙女を
染若が呼び出し罵声を浴びせて、盃で顔に傷をつけるのだった。そして仙女が寝込んでいるところを
源次郎が訪れ傷によく効く薬だと言って仙女に顔に塗りつける。仙女の可愛がっていた猫が悪事に
気づいて鳴き声を上げるが仙女は気がつかない。
この薬は実は毒薬で仙女の顔はたちまち晴れ上がり二目と見れぬ顔になってしまう。
しかし仙女の弟子の弟子の登女次は染若らの立話を聞いてしまい源次郎に殺される。そして源次郎は
仙女も殺害しようとして船に呼びだし刀で切り殺し沼に沈めてしまう。
だが愛猫美乃が仙女の血をなめて化け猫に変身し復讐を果たしていくのだ・・
入江たか子と言えば化け猫女優と言われるが、元は美貌の持ち主で華族の出身である。
悪党を遠隔で操る演技や鬼気迫る表情は際立っていて比肩する女優はいない。
また若き日の勝新太郎が出ているが、やせていて白塗りで誰かわからないほどだ。
監督は加戸敏 古き良き時代の怪談映画である。
タグ:怪談、化け猫
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