なつかしの映画

「世界の中心で愛を叫ぶ」は片山恭一のベストセラー小説であまりにヒットした作品でなんとなく

見るをやめていたが、この度やっと鑑賞してみた。物語の舞台は１９８０年代？の四国らしい地方都市だが、

成人した主人公の朔太郎（大沢たかお）が高校生の時の恋人との思い出を回想する形で始まる。

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現在と過去が交互に語られて展開するスタイルになっている。高校生の朔太郎（森山未来）はバイク好きだが

特に目だった少年というわけではない。しかし同級生の亜紀（長澤まさみ）はスポーツ万能の美少女で

学年のあこがれの的だった。そしてある日朔太郎が放課後バイクで帰宅しようとしたとき、亜紀から声を

かけられた。朔太郎は戸惑いながら内心は喜びでいっぱいだった。二人がたちまち仲良くなりつきあう

ようになった。しかし二人の関係はプラトニックなものであり、気をつかった朔太郎の仲間が二人を

モーターボートにのせて無人島へつれていった。その日二人は一晩語りあいお互いのことをより深く

知った。しかし朔太郎と亜紀の関係は清いままだった。翌朝友人がボートで迎えにくるが突然亜紀が

意識を失ってしまう。朔太郎は島を出て亜紀を救急車に乗せるが、亜紀には秘密があった。

余命いくばくもない白血病だったのだ・・・ストーリーは古典的なベタなストーリーだが、そこが世間

に受けたのだろう。若いみずみずしい高校生を演じた二人の演技もよかったし成人してからの

大沢たかおの未練たらしさもよかった。ラストでは亜紀との約束の地であるエアーズロックで迎えるが

ここが題名の世界の中心ということだそうだ。またラストにかかる平井賢の「瞳を閉じて」は感動的

である。監督は行定勲

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