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2014年09月16日

鎌倉幕府の混乱「太平記」5

後醍醐天皇は、阿野廉子(原田美枝子)と小宰相を連れての隠岐での幽閉生活は侘しいものであった。

一方、楠木の一党は河内で復活し、またも幕府を窮地に落としいれていた。
さらに、護良親王は吉野に立てこもりこれまた幕府には頭痛の種だった。

幕府軍が、正成のゲリラ戦に苦しんでいるころ、隠岐の帝は伯耆の武士名和長利(小松方正)の助けを得て

隠岐を脱出、その知らせを聞いた幕府は大混乱となり、兵の不足からついに足利一族を反幕府勢力の追悼に駆り出す

ことを管領長崎円貴は考えるが、金沢貞顕(児玉清)は、外様の足利を外に出すと、三河で各地の一族と合流、反転して

鎌倉に襲い掛かることを警戒し大反対する。

しかし、長崎は足利が兵を集めてもせいぜい三千、鎌倉数万の兵力を持ってすれば殲滅できるとして一顧だにしない。

そのころ、赤坂城攻めに駆り出されていた新田義貞は幕府軍の弱体化を見て新に討幕の思いがよみがえる。

高氏は、赤橋守時より正式に出兵を依頼されるが、万一を考え、長崎は高氏の妻登子および、一子を鎌倉に人質として

留め置くことを命じられる。

高氏は平塚において新田義貞と密会し打倒鎌倉の意思を打ち明けるのだった。



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2014年09月13日

帝隠岐に流される「太平記」4

謀反の下手人として捉えられた日野利基は、幕府によって処刑されその光景を見た高氏は父貞氏に、無念の

思いを打ち明ける。しかし貞氏は「美しいものでは長崎殿が倒せん、美しいだけではの」と説き高氏に討幕には相応の

覚悟がいることをそれとなく示唆するのだった。

一方、後醍醐天皇へは退位の圧力が強まり危険を感じた後醍醐天皇は笠置山に籠城して挙兵する。

苦戦を重ねる後醍醐天皇であったが、河内の土豪楠木正成(武田鉄矢)の加勢を得て息を吹き返す。

事態を案じた北条幕府は足利家にも兵を出すことを命令する。

高氏は不本意ながら出兵するが、護良親王とともに戦っていた正成も力つき帝も囚われの身となる。

北条幕府は
新しい天皇(光厳天皇)を立てて後醍醐天皇を「先帝」にしてしまったのである。高氏はそのころ京都へ入った。

高氏は、北畠親房と会い親房は帝を守ってくれるように高氏に依頼する。当惑する高氏だったが反幕府の心中を親房に見抜かれているようだった。

正成はそのころ赤坂城に籠ってゲリラ戦を展開し北条軍の攻撃を退けていた。だが1か月に及ぶ攻防もついに終わり

正成は落ち延び、帝は隠岐に流されるのだった。

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2014年09月07日

高氏京都の日々「太平記3」

京での毎日は、高氏にとって実り多きものであった。日野利基の引き合わせで後醍醐天皇(片岡孝夫)に拝謁したとき高氏は

天皇の中に高貴で美しく気高い人物を見る。日野から聞いた話では密に帝は北条幕府を倒す計画があるという。

さらに、日野は新田義貞(根津甚八)と密にあっており新田もこの挙兵計画に加わっているという。

日野は、この討幕計画は、源氏の棟梁である足利家が加わって初めて成功することを打ち明ける。

又、畿内随一の武士、楠木正成(武田鉄矢)の噂を聞きバサラ大名として知られた佐々木判官(陣内孝則)からも

北条家が先がないことを聞く。

この判官とは高氏は終生同志として行動するがこの時点では知る由もない。

そして判官の屋敷に来ていた白拍子の藤夜叉(宮沢りえ)の美しさや舞に惹かれ一夜の契りを交わすのであった。

そんな中、京では大きな動きがあった。六波羅の北条軍があわただしく駆け抜けていった。後醍醐天皇が蜂起したのだ。

正中の変の勃発である。

謀反の下手人として日野は六波羅に捕縛され高氏もまた日野とあっていたことをとがめられ詮議を受けるがしらをきり

何とか無罪放免される。

帝もまた詫び状を書くだけで幕府からは何のとがめもなくこの後も帝は討幕の意思を持ち続けるのである。

この京での日々で多くの体験をした高氏はもう過去には戻れないことを噛みしめていた。



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2014年09月05日

討幕への意思「太平記」2

足利家当主貞氏は父家時が、北条家内紛に巻き込まれ若くして無念の自害を遂げたことを片時も忘れたことは

なかったが、強大な北条得宗家の力の前にひれ伏すしかなかったのである。貞氏には側室清子(藤村志保)との間に

又太郎(のち高氏)と直義の兄弟がいた。

二人は霊験あらたかな仏を探しに洞窟に探検に行くが神聖なる仏はなんとただの木切れだった。

又太郎は失望するが、同じ源氏の一族新田義貞に出会い北条の犬に成り下がるなと叱責を受け衝撃を受ける。

この出会いがまだ少年だった高氏に討幕の小さな芽が生えはじめることになる。

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成長した高氏(真田広之)は得宗北条高時(片岡鶴太郎)にけしかけられた犬に追われ闘犬場で笑いものにされ、討幕への決意が次第に形として
現れる。
しかし、北条政権を実質的に牛耳っているのは、田楽や芸事にうつつをぬかし戦嫌いの高時ではなく、狡猾な管領長崎円喜(フランキー堺)、その子内管領高資(西岡徳馬)の親子であった。
そんな中でも高氏は母清子に乗せられて後に妻となる赤橋登子(沢口靖子)と出会う。登子は執権赤橋守時(勝野洋)の妹でもあり最初は

乗り気でなかった高氏も和歌の素養もあり美しい登子に惹かれてゆく。

そして偶然後醍醐天皇の側近日野利基(榎木孝明)と出会い、一色右馬介(大地康男)とともに京都へ行く。

鎌倉とは全く違う都の空気に触れ高氏の価値観は大きく揺さぶられるのだった。

この太平記は登場人物が多く、しかも敵味方入り乱れ非常にわかりにくい物語だがこの大河ドラマは脚本がうまく

まとめられていて俳優たちの名演も手伝って飽きさせない構成となっている。

このドラマの前半は堕落しきった鎌倉幕府の腐敗ぶりを中心に描かれているが、ほとんど資料のない北条高時の倒錯した性格を演じた片岡鶴太郎とこれまた全くといっていいほど記録のない足利貞氏を掘り下げた緒方拳の演技は見事な

ものである。
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2014年09月04日

足利尊氏南北朝時代真田広之NHK大河「太平記」1

NHKの大河ドラマと言えば、戦国時代や幕末、源平のころは多く扱っている。しかし、鎌倉時代の後編から室町時代に


ついてはほとんど取り上げていない。いや、大河のみならず、映画化ドラマ化が少ないのである。

それゆえか、信長や家康、龍馬や西郷については、ほとんどの日本人は知っているが、室町幕府を開いた足利高氏については、教科書で肖像画を見たくらいでほとんど知られていないだろう。
高氏は、征夷大将軍であるのにもかかわらず、この知名度のなさはどうだろう。
そしてその活躍した時代の南北朝時代についてもしかりだ。
ひとつには皇室タブーにも触れることなる微妙な問題が含まれており、特に戦前は南朝至上主義から後醍醐天皇を
神聖視し、対立した高氏は逆賊として排斥されていたこともある。


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戦時中に教育を受けた高齢者は、児島高徳や楠木正成のエピソードを習っており、南朝を神格化させられていた。

戦後、吉川英二によって、古典太平記は現代風に小説家され「私本太平記」として出版された。

この原作を下敷きにしてドラマ化されたのが、1991年の大河「太平記」である。

足利高氏に、真田広之が扮しかなり見ごたえのあるドラマとなっている。

時代は、鎌倉時代の後期、北条家得宗は専横を極め各地で武士の不満はマグマのように吹き出し初めていたのである。
北条家につかえる有力な御家人足利家当主貞宇氏(緒方拳)もその一人であった。
posted by ハヤテ at 14:34| (カテゴリなし)
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