2024年03月29日
トビーフーバー・スプラッター「悪魔の沼」
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「悪魔の沼」は「悪魔のいけにえ」の大成功で一躍有名になったトビーフーバー監督のスプラッター
映画である。
作品は実話を元ネタにしていて、全編、血と残酷シーンが続き気の弱い方にはおすすめできない。
物語はアメリカの片田舎町の売春宿から始まるが、新人の売春婦のクララは、客のバック(ロバート
イングランド)に無理な体位を要求されたことでパニックになり、売春宿を首になる。
一文無しのクララは途方にくれるが、親切な従業員のルビー(ベティ・コール)が現金をわたし
この近くのスターライト・ホテルというモーテルにとまるようにいう。
そしてモーテルの主ジャッド(ネヴィル・ブランド)には決して売春宿から来たことを口外
しないよう忠告する。
ジャッドは偏屈な気難しい男で、すぐにクララの正体を見破り関係を迫るが、クララが拒否する
と農機具の鋤を持ち出してきて、クララを滅多打ちにする。
ジャッドの情け無用の攻撃で、クララは血だらけで虫の息となるが、ジャッドはさらにとどめに
クララをモーテルの沼に投げ込む。
すると沼からジャッドが飼っているクロコダイルが、沼の底から這い出してクララをバリバリ
と食べてしまった。
しばらくして今度は子供連れの若い夫婦がジャッドのモーテルを訪れ、主人のロイ(ウイリアム
フィンレイ)がトイレを貸してほしいとジャッドに頼んだ。
その間に娘アンジーのペットの子犬が、クロコダイルに食われてしまう。半狂乱のアンジーの
敵を討つために父親のロイは、散弾銃を持ち出してクロコダイルを撃とうとする。
しかしそれを見たジャッドは、またも鋤でロイを滅多打ちにし、瀕死の重傷となり意識朦朧
としたところを、沼からクロコダイルが引きずり込んで食べてしまう。
妻のフェイとアンジーにとり悪夢のような夜の始まりであった・・・
とにかく映像の雰囲気が暗く、70年代テイストをたっぷり含んだホラー映画である。モーテルの
主人役のネヴィルブランドが不気味で、何を考えてるいかわからない怖さがあり、そのことが
一層見るものに恐怖を与えている。
また殺しの道具も銃やナイフではなく、農機具の鋤や鎌を使っているところが身近な道具だけに
より恐ろしいのだ。
スプラッター映画の原点といもいうべき作品だけにホラー映画ファンには必見である。
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