アフィリエイト広告を利用しています

2024年02月28日

マフィアの告白「バラキ」チャールズブロンソン

バラキ ブルーレイ [Blu-ray]

新品価格
¥1,632から
(2024/2/28 20:28時点)






 70年代、マーロンブランド主演のマフィア映画「ゴッドファーザー」の世界的大ヒットで、

映画業界は新たな鉱脈を掘り当てて、多くのマフィア映画を量産した。中には箸にも棒にも掛からぬ

駄作もあったが、チャールズブロンソン主演の「バラキ」はそれらに凡百の映画とは一味も二味も

違う作品である。

 「バラキ」の原作はピーターマースの「バラキペーパーズ」で、マフィアの構成員だったジョセフ

バラキが、上層部の勘違いで組織を裏切ったと思われて、命を狙われたことから、FBIの保護を受けて

公聴会で証言した記録が元になっている。」

 映画の冒頭では、刑務所に収監されていたジョセフバラキ(チャールズブロンソン)が、シャワーを

浴びていたら他のマフィアのメンバーから、刃物で襲われるが、間一髪相手を取り押さえる。

 
バラキは自分がマフィアを裏切ったと、幹部たちに誤解されているので大幹部のピート


ジェノベーゼ(リノバンチュラ)に会わせてもらいたいと組織に伝える。

 バラキはなんとかジェノベーゼに会うことができ、弁明するがジェノベーゼは、バラキに

死の接吻をするのであった。

 マフィアの掟では、裏切り者は死あるのみである。バラキはここに至ってどんな言い訳も

通用しないことを知り、FBIの依頼を承諾し、組織の実態を公聴会で証言することに

なった。

 バラキは貧しい家に生まれ、若い時から生きるために犯罪に手を染めることになるが、刑務所

でマフィアの構成員と知り合い、マフィアに入ることになった。

 ただしマフィアとは、外部のものが呼んでいる俗称で、組織はコーサノストラと呼ばれて

いた。

 バラキは最初は運転手から始めたが、その度胸の良さや機転が利くことから、そのうち

賭博などの闇のビジネスを任せてもらうようになり、出世していき、中堅幹部の娘とも結婚し

どんどんと組織の中枢へと食い込んでいった。

 さらに組織の敵を相棒と一緒に殺害するなど、殺しにも手を染めてゆく。だが好事魔多し、

バラキの庇護者であった女房の父が、組織の内紛で殺されてから風向きが変わっていき、

やがてバラキも命を狙われるようぬなるのだ。

 この映画ではブロンソンのトレードマークである髭はないが、犯罪組織の中間管理職とも

いうべき役をうまく演じていて悲哀さえ感じさせる。

 「バラキ」はセミドキュメンタリー映画であり、ほんとうのマフィアの実態を知ることが

できるので貴重な作品といえる。

 製作はイタリア映画の大プロデューサーのディノデラウレンティス、監督は007シリーズ

で知られるイギリスのテレンスヤング。音楽は「世界残酷物語」のリスオルトラーニ。

 血なまぐさい映像とは対照的な美しいメロディーが印象的である。



 にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
posted by ハヤテ at 19:47| ブロンソン
最新記事
プロフィール
ハヤテさんの画像
ハヤテ
プロフィール
カテゴリアーカイブ
検索