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2016年01月17日

「メカニック」チャールズブロンソン、ジャンマイケルビンセント

チャールズブロンソン主演の「メカニック」1972年版は、ブロンソンファンにはたまらない作品である。


主人公の殺し屋アーサービショップ(チャールズブロンソン)は、クラシック音楽とワインを好むおしゃれでクールな殺し屋

である。

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題名の「メカニック」とは、一切の感情を持ち込まず機械のように殺しを淡々と実行する殺し屋を表している。

冒頭でいきなりブロンソンがヌッと表れ、ブロンソンファンの私など一気に引き込まれる。

映画はいきなり殺しのための細工が始まる。ビショップは、ターゲットの相手の部屋へドライバーのようなものでピッキン

グして忍び込む。ターゲットのガスオーブンを加工してガス漏れするようにビショップは細工する。次に本棚から

本を抜き取り表紙の裏側にプラスチック爆弾を仕掛ける。そして何事もなく部屋を出ていくと、ターゲットの部屋が

見える向かい側のアパートへ戻っていく。ビショップは、小型望遠鏡で相手を伺い夜になって相手が寝入るのを

まってライフルを取り出した。ガスが充満した部屋へ向かい、正確な射撃で爆弾を仕込んだ本を打ち抜くビショップ、

大音響を立てて建物ごとターゲットはあの世へいくのだった。

いつもながら鮮やかな手並みだったが、組織の次の仕事のターゲットは、親友のハリーだった。

しかしビショップは動揺せずいつもながら淡々と仕事をこなすだけだった。

ハリーの葬儀に出席したビショップは、息子のスティーブン(ジャンマイケルビンセント)に自分と同じような境遇を

みて殺しの仕事に誘いこむ。毎日を無為に過ごしていたスティーブンは、二つ返事で相棒となるのだ。


頭も切れ身体能力も高いスティーブンはたちまちビショップの片腕として力をつけていき、互いに強い絆が

出来たかに思えたが、ある日自宅の引き出しを開けると、次のターゲットの写真が入っていた。

唖然とするビショップだったが・・・・

ブロンソンが、「狼よさらば」に続いてマイケルウイナーと組んだアクションサスペンス映画である。、

相棒のジャンマイケルビンセントが、それまでの明るい好青年役とはうって変わって非情な若き殺し屋を演じている。

いつもへらへらと薄笑いを浮かべているのが不気味だ。恋人が自殺未遂を起こし、手首を切るのを平然と見ている

冷酷さはビンセントの地ではないのか。

また途中の場面では、クボタン考案者の空手の久保田師範も出てくる見せ場がある。

ブロンソンは、セリフも少なく計画を実行するまでのプロセスを丁寧に描いているので、引き込まれる。

全編を流れるジェリーフィールディングの音楽も緊迫感があっていい。

最後の落ちはある程度予測できるが、この映画の見所となっている。

ブロンソンファン必見の作品である。ちなみにリメイク版はまだ見ていない。


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posted by ハヤテ at 15:15| ブロンソン
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