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2014年09月07日

高氏京都の日々「太平記3」

京での毎日は、高氏にとって実り多きものであった。日野利基の引き合わせで後醍醐天皇(片岡孝夫)に拝謁したとき高氏は

天皇の中に高貴で美しく気高い人物を見る。日野から聞いた話では密に帝は北条幕府を倒す計画があるという。

さらに、日野は新田義貞(根津甚八)と密にあっており新田もこの挙兵計画に加わっているという。

日野は、この討幕計画は、源氏の棟梁である足利家が加わって初めて成功することを打ち明ける。

又、畿内随一の武士、楠木正成(武田鉄矢)の噂を聞きバサラ大名として知られた佐々木判官(陣内孝則)からも

北条家が先がないことを聞く。

この判官とは高氏は終生同志として行動するがこの時点では知る由もない。

そして判官の屋敷に来ていた白拍子の藤夜叉(宮沢りえ)の美しさや舞に惹かれ一夜の契りを交わすのであった。

そんな中、京では大きな動きがあった。六波羅の北条軍があわただしく駆け抜けていった。後醍醐天皇が蜂起したのだ。

正中の変の勃発である。

謀反の下手人として日野は六波羅に捕縛され高氏もまた日野とあっていたことをとがめられ詮議を受けるがしらをきり

何とか無罪放免される。

帝もまた詫び状を書くだけで幕府からは何のとがめもなくこの後も帝は討幕の意思を持ち続けるのである。

この京での日々で多くの体験をした高氏はもう過去には戻れないことを噛みしめていた。



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posted by ハヤテ at 14:09| (カテゴリなし)
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