2018年08月19日
「少年時代」篠田正浩、柏原兵三、藤子不二雄Ⓐ、井上陽水
1990年に公開された篠田正浩監督の「少年時代」は戦時中の小学生の疎開での出来事をえがいた名作である。
戦争が激しくなった昭和19年東京で小学校五年生だった風間進二は、富山の親戚に疎開することになった。
進二は勉強ができる子だったが、都会育ちでひ弱な少年だった。不安でいっぱいの疎開生活だったが地元の
がき大将で級長をつとめる武(堀岡裕二)という少年と仲良くなった。武は勉強もでき腕力もある少年で
進二がたくさん本を読んでいていろんな話を知ってることから好感をもったようだった。しかし二人だけで
遊んでいるときは親切だった武は学校で仲間といっしょにいると真逆に進二(藤田哲也)をなぐったり
いじめはじめるのだった。そのギャップに進二は戸惑いながら奴隷にように従っていた。
そんなある日進二のもとに東京から隣町の駅に荷物が届いた。まちがって届いたようで進二はバスで
取りにゆくが地元の不良にからまれ殴られそうになった。しかし進二の身を案じた武は自転車で駆けつけ
不良を追い払った。進二はこんなに自分のことをかばってくれるのになんで武は自分をいじめるのか
わからなかった。そして春になったころ病欠していた副級長の須藤が学校に戻ってきた。須藤は病弱
だったが非常に賢く策略で武を打ちのめそうと考えていた。武に不満を持つ仲間を集めみんなで一斉に
武を痛めつけようというのだ。須藤は進二を誘い仲間に加わるように要請するが・・・
この映画の原作は芥川賞を受賞した柏原兵三の「長い道」でその原作を藤子不二雄が漫画にしたもので
ある。少年マガジンに連載されたが当時毎週楽しみに読んでいた。藤子の少年たちの画が非常にリアリティ
があってどろどろした人間関係と裏腹に立山の美しい自然が魅力的な漫画だった。
また都会から田舎へ移るというのは私も経験していてこの作品と同じような体験をしていて驚いたのも
あった。子供が純粋というのは嘘でそれはこの映画を見ればよくわかる。何回も見たくなる名作である。
原作者の柏原兵三は若くして亡くなっている。また主題歌は井上陽水が歌っている。
戦争が激しくなった昭和19年東京で小学校五年生だった風間進二は、富山の親戚に疎開することになった。
進二は勉強ができる子だったが、都会育ちでひ弱な少年だった。不安でいっぱいの疎開生活だったが地元の
がき大将で級長をつとめる武(堀岡裕二)という少年と仲良くなった。武は勉強もでき腕力もある少年で
進二がたくさん本を読んでいていろんな話を知ってることから好感をもったようだった。しかし二人だけで
遊んでいるときは親切だった武は学校で仲間といっしょにいると真逆に進二(藤田哲也)をなぐったり
いじめはじめるのだった。そのギャップに進二は戸惑いながら奴隷にように従っていた。
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そんなある日進二のもとに東京から隣町の駅に荷物が届いた。まちがって届いたようで進二はバスで
取りにゆくが地元の不良にからまれ殴られそうになった。しかし進二の身を案じた武は自転車で駆けつけ
不良を追い払った。進二はこんなに自分のことをかばってくれるのになんで武は自分をいじめるのか
わからなかった。そして春になったころ病欠していた副級長の須藤が学校に戻ってきた。須藤は病弱
だったが非常に賢く策略で武を打ちのめそうと考えていた。武に不満を持つ仲間を集めみんなで一斉に
武を痛めつけようというのだ。須藤は進二を誘い仲間に加わるように要請するが・・・
この映画の原作は芥川賞を受賞した柏原兵三の「長い道」でその原作を藤子不二雄が漫画にしたもので
ある。少年マガジンに連載されたが当時毎週楽しみに読んでいた。藤子の少年たちの画が非常にリアリティ
があってどろどろした人間関係と裏腹に立山の美しい自然が魅力的な漫画だった。
また都会から田舎へ移るというのは私も経験していてこの作品と同じような体験をしていて驚いたのも
あった。子供が純粋というのは嘘でそれはこの映画を見ればよくわかる。何回も見たくなる名作である。
原作者の柏原兵三は若くして亡くなっている。また主題歌は井上陽水が歌っている。
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