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安全地帯・玉置浩二の音楽を語るブログ、管理人のトバです。安全地帯・玉置浩二の音楽こそが至高!と信じ続けて四十年くらい経ちました。よくそんなに信じられるものだと、自分でも驚きです。
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2016年04月02日

『安全地帯I リメンバー・トゥ・リメンバー』


安全地帯ファーストアルバム『リメンバー・トゥ・リメンバー』です。

「ワインレッドの心」以前のアルバムで、「ワインレッドの心」的な曲調を期待して聴くと驚くでしょう。

曲によっていろいろジャンル分けできると思うのですが、ベースにある音楽はハードロックといっていいのではないでしょうか。

六土開正バンド(六土、矢萩、田中)はジェフ・ベックの完コピ・バンドだったそうですし、

安全地帯(玉置、武沢ら)もずいぶんハードロックの影響を受けていたようですから(玉置のお兄さんは玉置に「ロバート・プラントのように歌え」とおっしゃったそうです)、

メンバーにハードロックの素養がずいぶんあるのも、オリジナル曲にハードロックの色彩が濃いのも、ごく自然なことであって、まったくおかしくありません。

安全地帯の技術レベルがやたらに高いのも(ライブ音源を聞くと、全メンバー、ゾクッとするほど技術が高いです)、ハードロックの時代・環境が影響を与えているのかもしれませんね。

アルバムの一曲目、三枚目のシングルでもある「ラスベガス・タイフーン」や、六曲目、二枚目シングルでもある「オン・マイ・ウェイ」、そして田中さんも好きとおっしゃっていた十曲目「アイ・ニード・ユー」は、そんな安全地帯のハードロックが聴ける貴重な曲たちです。

いっぽう、三曲目「エイジ」(「ラスベガス・タイフーン」のカップリングでもあります)は、「ワインレッド」以降を予感させる軽快かつムードたっぷりのミディアム・テンポのロックになっています。


「あなたに」的なバラードはありませんが、どの曲もメロディアスすぎるくらいメロディアスですので、きれいなメロディーが聴きたい方にもその点では心配ないと思われます。

ブログ主はギターが趣味でして、安全地帯のギターをコピーして弾くこともあるのですが、「ラスベガス・タイフーン」や「オン・マイ・ウェイ」のようなハードロックはコピーしやすい一方で、「エイジ」のような曲はリズムがとても難しいです。矢萩さん、武沢さんのツインギターは本当にすごい!あの複雑なパートを、ライブでも息ぴったりに聴かせてくれます。

ハードロックな安全地帯の、ハードロック的な技巧極まるアルバムは、後にも先にも(現時点では)これきりの、たいへん貴重な音源になっています。

【追記】カテゴリ表示でこのアルバムが表示されなくなっていますので(カテゴリ表示数の限界)、一曲ずつのリンクを追記してトップページからのアクセスルートを確保したいと思います。

1.ラスベガス・タイフーン
2.ラン・オブ・ラック
3.エイジ
4.イリュージョン
5.サイレント・シーン
6.オン・マイ・ウェイ
7.ビッグ・ジョーク
8.リターン・トゥ・フォーエバー
9.冬CITY-1
10.エンドレス
11.アイ・ニード・ユー

さて、今回はアルバム全体のお話でした。次回から、一曲ずつのご紹介をしていきたいと思います。

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感想(8件)


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この記事へのコメント
ぬう!これは!驚きました。まだライブハウスなんでしょうね。すごく生々しい!

「エイジ」はこの頃からもう一音下げとか、『ENDLESS』での「ラスベガス・タイフーン」アウトロの出処とか、いろんなことがわかります。ものすごい音源です。寝るときもっかいちゃんと聴いてみますが、これは驚いた……!
Posted by トバ at 2023年03月29日 20:48
なかなか興味深い音源がありました。
残念ながら"ENDLESS"だけライブ音源ではないです。
https://youtu.be/O_nxyiZgfqc
Posted by せぼね at 2023年03月29日 19:49
さらっとやりますよね、安全地帯は。いいアルバムだと思いますよ!だいぶむかし、安全地帯だと伏せて人に聴かせたことがあるんですが、とても気に入ってました。すごいじゃんこれ!って。安全地帯だよって教えたら驚いてましたから、かなりイメージと違うんですね。

これも擦り切れるほど聴きましたから、もう冷静な評価する視点を持ってはいないんですけども、たまに無性に聴きたくなるくらいには魅力の高いアルバムだとはいえます。

田中さんと玉置さんは、なんというか、それ以外の人がわかる段階でないと気づかないくらいしか違わないですね(笑)。玉置さんがどれかな、これかな?で間違うことはあるかもわかりません。
Posted by トバ at 2021年03月10日 12:01
こんにちは、お返事ありがとうございます。
見間違えたのはきっと私だけではないはず…
安全地帯さんって難しいこともあまり難しく見せないのですっと入ってくる印象があります。
いわゆる売れ線ではないかもしれませんが大好きな曲がたくさん入っているアルバムです。
Posted by あき at 2021年03月10日 09:06
ああー、誰が誰なのかわかんないですよね、最初にみたら。で、六ちゃん、矢萩さんわかって、このメガネの人が武沢さんか!とわかって、最後に二人残って、ですよね。田中さんと玉置さんがどっちかな、と迷った記憶がありますから、結構そういうひといたかもわかんないですよ。

1980年近辺の、バンドやってる若い兄ちゃんたちって、こんな感じだった気がします。ワインレッドでいきなりイメージチェンジしましたけど、あんな兄ちゃんたちいませんでしたよ、ファッションとかそうとう聡くないと。音楽に命かけてるバンドマンには思いつくのがムリなファッションだったと思います。あれは当時かなり先進的だったと愚考いたします。

このアルバムが聴きやすいとは、なかなか通かもしれませんよ!安全地帯の原石に近い世界だと思われます。ファッションと同じく、当時の本人たちだけでの精一杯、な感じなんだと思います。ワインレッド以降は、会社全体、チーム全体での演出ですから。もちろんそれで大ウケしたんですけど、それでこのアルバムの輝きが褪せるものではけっしてないです。
Posted by トバ at 2021年03月10日 06:27
このアルバムの最初の印象は裏ジャケットの
集合写真に玉置さんが二人いる!?()じゃなくて
かなり洋楽っぽいなという印象でした、私は洋楽に精通しているわけではないので厳密には歌謡っぽくないと表現するのが正確かもしれないですがが。私は安全地帯といえばテレビで昔の映像と共に歌謡バンドのような扱いで紹介されている安全地帯しか知らなかったのでかなり驚きましたがこのアルバムはかなり聴きやすくすんなりと受け入れることが出来ました。
このアルバムを聴く度に北海道時代の安全地帯さんも観てみたかったかもな何て思わされます。
あと裏ジャケットの田中さんが玉置に見えるのって私だけなんですかね?()
余談ですがWを買おうと思ってから二年くらい経ったのですが今持っているアルバムを聴いているだけでも楽しいのでなかなか買うことができません、贅沢な悩みです。
















Posted by あき at 2021年03月09日 22:49
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