安全地帯『リメンバー・トゥ・リメンバー』七曲目、「ビッグ・ジョーク」です。
歌詞がなぜかカタカナで書かれているのですが、これもどういう趣向なのか、正直よくわかりません。もう30年も安全地帯を聴いていますが、聴くだけではわからないことがいっぱいあります。
そういえば、この曲名がファンクラブの名前になっていましたね。もしかしたら、ファンクラブの会報などではこういった謎が語られているなんてことがあったのかもしれませんね。あてずっぽうですが。
そんなわけで、もし、カタカナの謎をご存知の方がいたら、教えてくださるととてもうれしいです。30年来の謎が解けるのは快感でしょうね……。単に「小椋さんは最初は普通に書いたんだけど雰囲気が出なかった。なんとなくカタカナで書いてみた。そしたら不可解な感じが出てこれでいいやという話になった」とかでも、当時の息吹が感じられて感激モノでしょう。
また、小椋佳さんと並んで、リンダ・ヘンリックさんなる作詞家の名がクレジットされているのですが、このリンダさんも謎の一つです。さまざまな曲の作詞をした記録があるのですが、それ以外のことがほとんどわかりません。いや、作詞家でしょうからそれでいいんですけど、現代というデシャバリ情報垂れ流し(そうじゃないと生き残れない?)時代から見れば、信じられない奥ゆかしさです。ぜひ、こういう人になりたいものです。
さてこの曲、ギターとベースがひたすら刻みです。のちの「マスカレード」「真夏のマリア」でもそうですが、安全地帯ではこういう指先の体力・忍耐力をもって正確さをひたすらキープすることを要求する曲がたまに出てきます。これは玉置さんの発想じゃないように思われます。これは、矢萩さんなのでは……? この曲は、『ENDLESS』ライブでは派手なギター・シンセでソロが弾かれていますので、武沢さんがソロとアオリを担当したことでしょう。それを矢萩さんがひたすら刻みで支えたのではないでしょうか。こういう、「縁の下の力技」とでも呼ぶべき現象が、安全地帯ではごく当たり前にみられるのです。80年代中盤以降に流行ったバンドブームのバンドたちとは完全に一線を画する(古い側に入るということでもありますが)実力とバックグラウンドを垣間見ることができます。
この曲、歌詞とコード進行が醸し出す勢いだけでいえば、スティングのいたポリスを彷彿とさせます。しかし、矢萩・武沢のテクニカル・ツインギターがそう聴こえさせないように頑張っている……ヘンな頑張りに感じられなくもないんですが、「よく見ておきな。俺たちがやるとこうなるんだぜ……」的なこだわりを感じてしまいます。
相変わらず偏りまくった聴き方ですみません。でも、こうとしか聴こえないのがワタクシなのです。
ポリスはスリーピースですが、安全地帯は強力ツインギターを擁する五人組です。かつ、80年代日本のサウンドテクノロジー、70年代ハードロック・ヘビーメタルのテクニック、ウェストコーストの哀愁サウンド、そしてニューウェイブの息吹さえも取り込んだ安全地帯が、いかに物凄いバンドであったかは、歴史が語ってくれています。何といっても、いままで続いていますからね。少しずつ少しずつ、その凄さが理解されながら。
そんなわけで、この曲をお聞きになるときは、ぜひ八分の「刻み」にご注目を!
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エンドレスライブの「ビッグ・ジョーク」はいいですねえ、わたくしコピーしようとしたことがあって音をたどっていくと指板のやけに高いところでセーハしなくちゃならんことに気がつき、ウソだろ?こんなとこ押さえにくくて仕方ないじゃないか?と不思議に思ってそれきりでした(笑)。24F仕様で細いネックのギターを使えばいいのかもわかりませんが、そんなのいまでも持っておりません。
昔、初代安全地帯ファンクラブ名がこの
ビッグジョークでした。
キティレコードの総合機関紙で、確か会費は半年2500円位?で入会金が3000円位?で入会すると特典パンフレットや、ツアーグッズが優先的に買えました。お小遣いやお年玉はほぼほぼ通っていた剣道の道場の月謝や竹刀、整骨院代、安全地帯関連で消えました(笑)
来生たかお、永瀬、バービーボーイズ、そして安全地帯。隔月か毎月キティのアーティストの記事が載ってて3年程会員でしたが、月に濡れたツアーの始まる前にそのキティの総合誌は廃刊となり、年に3、4回の会報が来るというビッグジョーク単体に移行。
そのファンクラブへは最初入会しませんでしたが、夢の都ツアーの途中から再入会し、今乗っている自転車のキーホルダーが入会特定で、今でも大事に持ってます。ちなみに家の鍵や車の鍵を沢山鍵をまとめられるキーホルダーは、井上陽水安全地帯スターダストランデブーの神宮球場で購入したコンサートグッズです。
ビッグジョークの曲はエンドレスライヴ版は
重たいリズムと速さもちょうど良いデスね!リメンバーのほうは、少し早いのがまた良いのかもです。本当に基本的な8ビートな曲で合わせたら気持ち良いでしょう。ライヴ版エンドレスのイントロをちょっと今ド忘れして思いだせませんが、リメンバーはいきなり入るけど、エンドレスは何かあった気がします。あっ!思い出しました。田中さんのハイハットのツーツーツーツー、デンっ!
で、カッコいいイントロでした(笑)あれは良いですね。電子タムも効果的に鍛端と。
1991ミュージカルファーマーズツアー前の長崎のイベントで演奏したのが最後でしょうか。
2012のチェリーのソルトモ発足イベントでも久しぶりにリメンバーを
5人で演って、皆さんノリノリで最高でした。
横に典子さんもカツラ被ってチェリーちゃんと座ってノっていらっしゃいました(笑)
さだまさしさんの、「雨やどり」の笑い声がすごい解像度で聴こえてきそうで、それはそれで聴きたいですね。この手のリマスターもので『レッド・ツェッペリンIV』を買ったときは、一曲目から大感動しましたけども、かといってツェッペリンをみんな買い直す気にはなりませんでした。安全地帯なら……買うなあ、ベスト以外(笑)。
オーディオマニア季刊誌「ステレオサウンド」から発売されそうです
後にSACDも発売するとか(シングルレイヤーの為SACDでしか聞けませんが)
やるなら玄人好みのVかVVをSACD化すべきなのだ
「これだから俄かは嫌なんだよ!!」と昔からのファンは思う次第
ユニバーサル何やってるんだよマスターテープを安易に貸し出すな
オーディオ評論家がライナーノーツを担当するそうだが、それも不要
メンバーが個々に解説や当時の思い出などを語ってくれた方がいい
余談だが音に強い拘りがある、さだまさしは旧譜をDSD変換し高音質盤を再発してる
オーディオマニアこそ、さだまさし(録音は鈴木智雄)聞くべきなのだが・・・