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安全地帯・玉置浩二の音楽を語るブログ、管理人のトバです。安全地帯・玉置浩二の音楽こそが至高!と信じ続けて四十年くらい経ちました。よくそんなに信じられるものだと、自分でも驚きです。
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2016年04月17日

ラスベガス・タイフーン


安全地帯アルバム『リメンバー・トゥ・リメンバー』一曲目、「ラスベガス・タイフーン」の紹介です。

この曲は3rdシングルの曲でもあります(カップリングは、『リメンバー・トゥ・リメンバー』三曲目の「エイジ」)。

アルバム紹介のページでも書いたことの繰り返しにもなってしまいますが、これはハードロックです。

なかなかに重くて印象的なギター・リフ(繰り返しフレーズ)で始まり、ドラムを合図に、もう一本のギター(メロディ)とベースが入り…と、ハードロック・アルバム幕開けの曲としては実に王道的な曲なんですね。

安全地帯は、おそらくですが、少なくとも当時は、あんまりシングル曲を作ってアピールするって考えがなかったのではないでしょうか。
その意味で、洋楽的なんですね。

「ホテル・カリフォルニア」とか、「天国への階段」とかのシングル盤って、みなさん見たことありますか?
あるところにはあるんでしょうけど、これほど有名な曲でも、シングル盤で買ったという人を、わたくし見たことも聞いたこともありません。
世の洋楽好きはみんな、シングル単位でなくアルバム単位で聴いていたと思いますし、おそらくイーグルスとかツェッペリンだって、そのつもりでアルバムを作っていたのではないかと思われます。つまり、アルバム全体をひとつの単位として作るわけです。

安全地帯のメンバーも、「ワインレッドの心」が売れるまで、日本におけるシングルの威力を本当の意味では知らなかったのではないでしょうか。わかっていたのはキティのみなさんで、だから売れる曲書こうよって玉置に迫ったのでしょう。その結果、名曲「ワインレッドの心」や「恋の予感」ができたのですから、まあ良し悪しなんですけどね。

さて、売る気があったのかなかったのか、「ラスベガス・タイフーン」は王道ハードロック路線で玉置さんの歌を重ねていきます。コブシの少ない、ハードロック・ボーカルとして特級のボーカルで、いわゆるAメロBメロを歌いきります。ギターも、切れのあるクリーン・トーンと伸びやかなオーバードライブ・サウンドのアオリ、キメで曲を盛り上げ、六土さん田中さんのリズム隊は終始一貫、タイトな音で曲を運んでいきます。このアレンジ・パターンは、その後の安全地帯とほとんど変わりありません。ファーストアルバムからサードアルバムの『抱きしめたい』くらいまで、非常によく見られたパターンです。

いわゆるサビは、オーバー・ドライブサウンドのギターの刻みに合わせて、三声(四声?)ボーカルで聴かせます。これは昔のフォーク、ハードロックではごくスタンダードなスタイルなのですが、その後の安全地帯では「悲しみにさよなら」「プルシアンブルーの肖像」などでもこのスタイルを用いるものの、しっとりと玉置さんだけのメインメロディを聴かせることを選んだとみられる曲が増えていきます。

余談といえば余談ですが、わたくし初めて安全地帯のコンサートに行ったとき、メンバー全員の歌の巧さに驚いたものです。スタジオ版CDでは巧くて当たり前だろうとも思うのですが、ライブであのハーモニーを聴かされて、一曲でノックダウン、あっさり虜になりました。旭川でのデビュー前の安全地帯も、武沢さん兄弟と玉置さんとで無敵のハーモニーを聴かせていたのでしょうね。

さて、間奏・エンディングでは、矢萩さんのものと思われる伸びやかなギター・ソロが挟まれていますが、スタジオ版ではごくあっさりとまとめられています。聴くべきはライブ版です。

『We're ALIVE』でも『ENDLESS』でもいいのですが、これらのライブ版では、この曲のエンディングがやけに長いことに、おそらくみなさんお気づきでしょう。ここはじっくりとギターに耳を凝らして聴きたいところです。武沢さんのオーバー・ドライブの利いた切れのいいバッキング(これはかなり難しいのです)にのせて、矢萩さんが弾きまくります。アドリブなんだと思うのですが、洋楽のギター・ヒーローさながらの弾きまくりタイムです。

えー、トシちゃんとかマッチとか聖子ちゃんとかの時代に、こんな凄いのやってたの?で、武道館いっぱいに響き渡る黄色い声の中で、これを演奏したんですか?

「音楽性で評価されたい」と武沢さんがどこかで答えていたのを呼んだ記憶がありますが、
まさに「俺たちはハードロック・バンドなんだ!」という意地と、その見事な実力を知らしめるに十分な演奏です。

歌謡曲的には残念ながらあまり売れそうもないと思わせる曲です。ハードロック的には実にかっこいいのですが、日本のハードロック好き達の耳に入る前に、フェードアウトしていった感が否めません。時代が…あと五年早ければ…安全地帯が早すぎたのかもしれません。ハードロック道をひたすら驀進して五年ほど踏ん張れば、あるいはハウンドドックやこどもバンドのような売れ方をしたかもしれません。ただ、安全地帯はハードロック道で踏ん張ることができませんでした。それをするには、玉置さんの作曲能力と安全地帯の演奏力、そして適応力が高すぎたというべきでしょう。

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2016年04月02日

『安全地帯I リメンバー・トゥ・リメンバー』


安全地帯ファーストアルバム『リメンバー・トゥ・リメンバー』です。

「ワインレッドの心」以前のアルバムで、「ワインレッドの心」的な曲調を期待して聴くと驚くでしょう。

曲によっていろいろジャンル分けできると思うのですが、ベースにある音楽はハードロックといっていいのではないでしょうか。

六土開正バンド(六土、矢萩、田中)はジェフ・ベックの完コピ・バンドだったそうですし、

安全地帯(玉置、武沢ら)もずいぶんハードロックの影響を受けていたようですから(玉置のお兄さんは玉置に「ロバート・プラントのように歌え」とおっしゃったそうです)、

メンバーにハードロックの素養がずいぶんあるのも、オリジナル曲にハードロックの色彩が濃いのも、ごく自然なことであって、まったくおかしくありません。

安全地帯の技術レベルがやたらに高いのも(ライブ音源を聞くと、全メンバー、ゾクッとするほど技術が高いです)、ハードロックの時代・環境が影響を与えているのかもしれませんね。

アルバムの一曲目、三枚目のシングルでもある「ラスベガス・タイフーン」や、六曲目、二枚目シングルでもある「オン・マイ・ウェイ」、そして田中さんも好きとおっしゃっていた十曲目「アイ・ニード・ユー」は、そんな安全地帯のハードロックが聴ける貴重な曲たちです。

いっぽう、三曲目「エイジ」(「ラスベガス・タイフーン」のカップリングでもあります)は、「ワインレッド」以降を予感させる軽快かつムードたっぷりのミディアム・テンポのロックになっています。


「あなたに」的なバラードはありませんが、どの曲もメロディアスすぎるくらいメロディアスですので、きれいなメロディーが聴きたい方にもその点では心配ないと思われます。

ブログ主はギターが趣味でして、安全地帯のギターをコピーして弾くこともあるのですが、「ラスベガス・タイフーン」や「オン・マイ・ウェイ」のようなハードロックはコピーしやすい一方で、「エイジ」のような曲はリズムがとても難しいです。矢萩さん、武沢さんのツインギターは本当にすごい!あの複雑なパートを、ライブでも息ぴったりに聴かせてくれます。

ハードロックな安全地帯の、ハードロック的な技巧極まるアルバムは、後にも先にも(現時点では)これきりの、たいへん貴重な音源になっています。

【追記】カテゴリ表示でこのアルバムが表示されなくなっていますので(カテゴリ表示数の限界)、一曲ずつのリンクを追記してトップページからのアクセスルートを確保したいと思います。

1.ラスベガス・タイフーン
2.ラン・オブ・ラック
3.エイジ
4.イリュージョン
5.サイレント・シーン
6.オン・マイ・ウェイ
7.ビッグ・ジョーク
8.リターン・トゥ・フォーエバー
9.冬CITY-1
10.エンドレス
11.アイ・ニード・ユー

さて、今回はアルバム全体のお話でした。次回から、一曲ずつのご紹介をしていきたいと思います。

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2016年03月26日

このブログの説明


こんにちは。本ブログは、安全地帯と玉置浩二の曲を語るブログです。

このブログでは、執筆者が知っている限りの曲を一曲ずつすべて語っていこうと思っています。

アルバムをひとつまるごと語ることもありますが、その場合でも、アルバムに収録されている曲を別に一曲ずつ語ろうと思っています。

というのは、アルバム全体を通しての魅力を語りたいという思いもあれば、一曲ずつの魅力を語りたいという思いもあるからです。

それに、アルバムごとに一つの記事で収録曲を全部語ると、とんでもない長さの記事になってしまいますしね。

もう一つ、このブログでは守りたい方針があります。

それは、「安全地帯・玉置浩二に捨て曲なし!」をどこまでも信じぬこうという方針です。

もちろん今までに「なんだろうコレ……何のつもりでこんな曲を入れたんだろう……」と思うことがないではなかったのですが、

何年もたってから、その曲の魅力に気づいたということがよくあるのです。

「ああ、これは私に聴く耳がなかっただけだったんだなあ」と反省しきりになります。

リアルタイムで「なんだろうコレ……」もないではないのですが、

そういう曲もきっとその魅力がわかる時が来る!
それまではその曲について語らない!

つまり、安全地帯・玉置浩二の曲は全曲いい曲である!

いずれは全曲を語る!

そのために自分の聴く耳を育てる!

そういう、やや鼻息の荒い意気込みを、ここに表明させていただきます。

さて、私の手元にある安全地帯・玉置浩二の曲は、ざっと400〜500曲くらいでしょうか。

めざせ!コンプリート!

そんなわけで、一つずつ記事を書いていきますと、400〜500記事くらいになりますが、一つずつコツコツ書いていこうと思います。どうぞ、お暇なときにでもおつきあいくださいますと、とても幸いです。

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posted by toba2016 at 15:52| Comment(14) | TrackBack(0) | その他