2014年10月28日
一千一秒物語
さてさて、本日ご紹介するのは
こちら……
稲垣足穂著
『一千一秒物語』
短編集になっています
収録されているのは、
『黄漠奇聞』『チョコレット』『天体嗜好症』
『星を売る店』『弥勒』『彼等』『美のはかなさ』
『A感覚とV感覚』
とにかくですね、
前半の小説たちがですね!
もう、素晴らしいんです!
全体に流れるファンタジーで
メルヘンチックな、
しかしどこかブラックな雰囲気
酔えます
『弥勒』だけ、少し違いますが
他の4篇では、
お月様や、お星さまが
主役で、この短編集に対する
私のイメージは、そんな
動いて、しゃべって、怒って、光って
人を魅了し、圧倒する
そんな、お月様やお星さま
とにかく、この短編集を読んだ後は
夜、散歩をしたくてうずうず
するようになると思いますよ
『黄漠奇聞』は一番万人受けしそうなお話
ではないかと、個人的に思います
とある王様が、旗印の新月が
本物の三日月に劣ることに気づいてから
狂ったように、本物の月以上の
月をつくりたい、と人々を
巻き込んだ挙句……
王様の愚かしさが、際立ちますが
王様を月が狂わしてしまうのも
何だか、分かる気がしてしまいます
『星を売る店』や『チョコレット』
はどこまでも幻想的なお話です
映像的にも非常に美しい
特に『星を売る店』をはじめて
読んだときには、本当に
その美しさ、というよりも綺麗さ、に
とにかく嬉しくなった覚えがあります
いつか、私も星を売る店に行ってみたい
そう思わずにはいられないくらい
素敵なお話です
そしてそして表題『一千一秒物語』
こちらが、また
何ともいえない中毒性を持った
ショートショートの集まりです
「一千一秒物語」の中では
何だか新鮮なくらい乱暴なお月様がいたり
(私はこのちょっとこわいお月様が好きです
さらっと、ありえないことが起きたり
何が何だか分からないままお話が
終わってしまったり
よく分からないのに、
ページをめくる指は止まらない止まらない
雰囲気を掴んでもらうために
すこうし、引用しますね
―黒猫のしっぽを切った話
ある晩 黒猫をつかまえて鋏でしっぽを切るとパチン!
と黄色い煙になってしまった 頭の上でキャッ!という声がした
窓をあけると、尾のないホーキ星が逃げて行くのが見えた―
このお話は、おそらく一番短いレベルですが
しかし、これくらいの本当に短い文章が
次から次へと、読者の前に現れるんです
このお話は、すごくお洒落な感じですが
お星さまをとったことに怒ったお月様に殴られた
なんて、ハチャメチャなお話も。
ありえないお話であり
起承転結もなにも、ぱっと出て
ぽっと終わってしまう
訳が分からない、
本当ならば理解出来ないお話
なのに、どうしてこんなに
中毒性があるんだか…笑
万人受け、はしないかも……
と思わないでもないですが
一読してみる価値あり、ですよ!
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どうしよう、2日も
さぼってしまった…
うーむ、うーむ
と焦りつつ、
気づけば、暗い、悲しい話が
続いたなぁ〜
と思い、これにするか!と先に
決めた『時間の砂』を
まじまじと見つめたのち
やっぱヤーメタ、また今度、
しかし、それはいいけれども
何にしましょう?
稲垣足穂さんがいるじゃないか!
と、こちらに決めたのですが
実は少し、迷ったんです…
紹介の中でしれっと
触れずにいた
『美のはかなさ』と『A感覚とV感覚』は
論文調? のもので、
本当に、紹介している身でありながら
何なんですが、その、
ちょっと私にはまだはやいと言いますか
崇高すぎて何が何やら
分かりませんでした笑
シマウマのお尻がなんたら…
フェチ…かな?なにやら
セクシャルな話をしているのは
分かるんですが
如何せん、深すぎる笑
本当に申し訳ないことに
途中で読むのを諦めてしまいました…
滅多な事ではそんなこと
しないんですが…
大人になったら読もう、
そう思いましたが
いつになったらその日は
くるのやら。笑
こういう状況ですので、
私はおそらく稲垣足穂さんの
作品をそんなに深く読めている訳でも
ないと思うのですが、
上記2つのものを分かる時まで
ご紹介せずにいよう!
なんて決めた暁には
もしかしたら、一生書くことも
ないかもしれない……
と不安になったのと、(苦笑
本当に
表題「一千一秒物語」や
他の小説たちが
素敵で、私は読んでいて
幸せになったので
ご紹介させて頂きました
こんな訳で、なかなか
無責任ではございますが
寛大な心で見逃して
下されば、と思いますm(__)m
こちら……
稲垣足穂著
『一千一秒物語』
短編集になっています
収録されているのは、
『黄漠奇聞』『チョコレット』『天体嗜好症』
『星を売る店』『弥勒』『彼等』『美のはかなさ』
『A感覚とV感覚』
とにかくですね、
前半の小説たちがですね!
もう、素晴らしいんです!
全体に流れるファンタジーで
メルヘンチックな、
しかしどこかブラックな雰囲気
酔えます
『弥勒』だけ、少し違いますが
他の4篇では、
お月様や、お星さまが
主役で、この短編集に対する
私のイメージは、そんな
動いて、しゃべって、怒って、光って
人を魅了し、圧倒する
そんな、お月様やお星さま
とにかく、この短編集を読んだ後は
夜、散歩をしたくてうずうず
するようになると思いますよ
『黄漠奇聞』は一番万人受けしそうなお話
ではないかと、個人的に思います
とある王様が、旗印の新月が
本物の三日月に劣ることに気づいてから
狂ったように、本物の月以上の
月をつくりたい、と人々を
巻き込んだ挙句……
王様の愚かしさが、際立ちますが
王様を月が狂わしてしまうのも
何だか、分かる気がしてしまいます
『星を売る店』や『チョコレット』
はどこまでも幻想的なお話です
映像的にも非常に美しい
特に『星を売る店』をはじめて
読んだときには、本当に
その美しさ、というよりも綺麗さ、に
とにかく嬉しくなった覚えがあります
いつか、私も星を売る店に行ってみたい
そう思わずにはいられないくらい
素敵なお話です
そしてそして表題『一千一秒物語』
こちらが、また
何ともいえない中毒性を持った
ショートショートの集まりです
「一千一秒物語」の中では
何だか新鮮なくらい乱暴なお月様がいたり
(私はこのちょっとこわいお月様が好きです
さらっと、ありえないことが起きたり
何が何だか分からないままお話が
終わってしまったり
よく分からないのに、
ページをめくる指は止まらない止まらない
雰囲気を掴んでもらうために
すこうし、引用しますね
―黒猫のしっぽを切った話
ある晩 黒猫をつかまえて鋏でしっぽを切るとパチン!
と黄色い煙になってしまった 頭の上でキャッ!という声がした
窓をあけると、尾のないホーキ星が逃げて行くのが見えた―
このお話は、おそらく一番短いレベルですが
しかし、これくらいの本当に短い文章が
次から次へと、読者の前に現れるんです
このお話は、すごくお洒落な感じですが
お星さまをとったことに怒ったお月様に殴られた
なんて、ハチャメチャなお話も。
ありえないお話であり
起承転結もなにも、ぱっと出て
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どうしよう、2日も
さぼってしまった…
うーむ、うーむ
と焦りつつ、
気づけば、暗い、悲しい話が
続いたなぁ〜
と思い、これにするか!と先に
決めた『時間の砂』を
まじまじと見つめたのち
やっぱヤーメタ、また今度、
しかし、それはいいけれども
何にしましょう?
稲垣足穂さんがいるじゃないか!
と、こちらに決めたのですが
実は少し、迷ったんです…
紹介の中でしれっと
触れずにいた
『美のはかなさ』と『A感覚とV感覚』は
論文調? のもので、
本当に、紹介している身でありながら
何なんですが、その、
ちょっと私にはまだはやいと言いますか
崇高すぎて何が何やら
分かりませんでした笑
シマウマのお尻がなんたら…
フェチ…かな?なにやら
セクシャルな話をしているのは
分かるんですが
如何せん、深すぎる笑
本当に申し訳ないことに
途中で読むのを諦めてしまいました…
滅多な事ではそんなこと
しないんですが…
大人になったら読もう、
そう思いましたが
いつになったらその日は
くるのやら。笑
こういう状況ですので、
私はおそらく稲垣足穂さんの
作品をそんなに深く読めている訳でも
ないと思うのですが、
上記2つのものを分かる時まで
ご紹介せずにいよう!
なんて決めた暁には
もしかしたら、一生書くことも
ないかもしれない……
と不安になったのと、(苦笑
本当に
表題「一千一秒物語」や
他の小説たちが
素敵で、私は読んでいて
幸せになったので
ご紹介させて頂きました
こんな訳で、なかなか
無責任ではございますが
寛大な心で見逃して
下されば、と思いますm(__)m
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