2016年03月22日
家守綺譚
さてさて、本日はこちら
梨木 香歩著『家守綺譚』
いやはや、これですね
私がすごく好きなタイプの
小説です。
こういうの、
好きなんです私。
ツボを突いてきて
おります。
元々は主人公が
亡くなった友人の
ご両親邸を
借りることになる
ところからはじまります
なんでも、留守中
邸宅を管理してほしい
とのことで
売れない作家だった
主人公にとっては
棚から牡丹餅状態で
一つ返事で
引き受けるのですが……
ゆるやかに、穏やかに
不思議な世界が
展開していく世界
沢山の小話で
構成されているのですが
その題名は全て
植物の名前
目次を見るだけでも
何だかほう、と
息をつきたくなる
美しさです
登場するキャラクターは
全て本当に素敵
次第次第にこの
作品の不思議な世界へ
ひたひたと浸かっていく
さらっとあり得ない
ことが起こりつつ
でも、それが
日常で
誰もが少し
妄想したことの
あるような
そんな素敵な
「あり得ない」が
おだやかに
訪れては去っていく
ほんの少しでも
内容を話すと
とても無粋な
ネタバレをしてしまい
そうなので
こわくて言及
できていないのですが
とりあえずは、
読んでみてください笑
しっとりと、
本の世界へ誘われ
浸って静かに
読みたいときに
最も最適かと
思われる作品の
一つです
是非是非
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