2016年01月02日
隠蔽捜査
しまった(ฅฅ*)
昨日爽やか風味で
また明日〜
とかなんとか
のたまったにも関わらず
こんな時間に!!!
すみません、初売りを
朝から気合い入れて
満喫し過ぎてしまいました笑
皆さまは素敵な
お正月を過ごされて
いるでしょうか?
そんなことを言いつつ
さて、新年一発目!
気持ちいいの、
行きましょう!笑
今野敏著『隠蔽捜査』
主人公である、
竜崎伸也は
警察庁長官官房
総務課課長
紛れもない
エリートであり
本人もそのことを
強く意識しています
とにかく、最初は
彼のあまりにも
強すぎるエリート意識に
辟易してしまいそうになります
例えば、東大以外は
大学ではないと
息子が有名私立大学に
通っても進学を許さず
東大を目指して
浪人をさせたりだとか。
同じ警察という
組織の中でも
所謂現場にて仕事を
する人々を
明らかに
見下している
心情描写が
あったりだとか……
けれども、段々と
彼がそのような
価値観を持つにいたる
経緯が語られ、
そして、彼が
まさに竹を割ったような性格
であるということが
分かってきて、
徐々に彼に興味が
湧いてくる
彼は、常に国家公務員
として、自分がどうすべきなのか、
で考え、そこに
私利私欲を挟まない
(並大抵のことではないですよね)
そして、原理原則に
忠実な官僚です
そんな彼は周りから変人
扱いされているのですが
よくよく見ていると周囲や
部下からの信頼は厚い。
読んでいくと
確かに、信頼が
厚くなるのは、分かる
ってなってくるのです……
そんな折起きた
暴力団の殺人事件
ただの暴力団の抗争
である、と担当や現場の
警察の対応がひどく
遅くはないか?
竜崎は
国家公務員として
「当然の」判断を
下すため、
逆にいうと、
そのような判断が出来ず
保身に走っている
人間が警察という
組織を腐らせるのだと
憤り、何となく違和感を
覚えるこの事件に
大きく関わっていく
こととなります。
沢山の敵をつくりながらも
「当然のこと」を
貫こうという姿勢は
崩さない
さあ、事件の真相は
一体どうなっているのか。
しかし、その一方で
彼自身に個人的な
大問題が起きて……
竜崎は自分の信念を
強く持っているのですが
呆れる程、その信念を
曲げろ、曲げろ、という
声や出来事が何度も
起きることとなります
はたして、竜崎は
首尾一貫した
国家公務員として
「当然の」判断を
し続けられるのか、
とにかく、最初は
彼の強烈すぎる
キャラクターのために
読みにくい、かもしれませんが
後半になればなるほど
彼の個性は生きて、
物語の展開から
目が離せなくなります
ドラマ化もした
この作品
警察小説の中でも
現場ではなく
キャリアが主人公という
ちょっと変わった設定
含めて非常に
面白いものだと思います
ぜひぜひ、
ご一読くださいませ
ではでは、今年も
どうぞよろしくお願いいたします
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タグ:今野敏
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