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2017年10月11日

日本でピルスナーの生が飲める?(十月八日)






 ブログの管理ページで、あれこれ遊んでいたら、「チェコ、不親切」というキーワードでこのブログにたどり着いた人がいることがわかった。チェコが不親切なのは、取り立てて口にする必要もないぐらい当然なのだが、リンク元のグーグルの検索結果のページから、こんなページにたどり着いた。
 http://www.pivo-ya.com/
「ピヴォ屋」って……。でも、ロゴの左側にあるチェコ語を見るとなかなかのチェコ通のようである。

 ちょっと下には提供中のビールの銘柄が上がっていて、最初にピルスナー・ウルクエルが上がっているのは、ページの上部に写真もあしらってあるし、当然としても、二番目が一瞬わからなかった。「マスター・セミダーク」。あれかなと思いついて、確認したらピルスナー・ウルクエル社が出しているちょっと度数の高いビールだった。普通のピルスナー・ウルクエルが12度と呼ばれるのに対して、「セミダーク」、つまりポロトマベーは13度、このお店にはないようだけど、黒、つまりトマベーは18度のビールである。実はこのビールの名前、マスターではなく、マエストロだと思い込んでいた。だから最初ピンと来なかったのである。
 上に挙げた度数は、チェコなのでアルコールの度数ではなく、醸造前の糖度を示す数字で、もちろん大きくなればなるほどアルコール度数も高くなる。糖度の三分の一ちょっとぐらいのアルコール度数になることが多いようである。13度のような、12度を超えるビールは、瓶ビールで提供されることが多いので、マスターが生で飲めるとは思わなかった。しかも日本で。時代は変わったもんだぜ。

 その下にもピルスナー・ウルクエル傘下の銘柄だけど別工場で生産されているコゼルの黒と、独自の高級路線で成功しているベルナルトの黒もあるみたいである。コゼルの黒は、黒ビールにあまり力を入れていないチェコのビール会社の中では、一番たくさん飲まれる黒ビールだし、ベルナルトも黒に限らず個性的なビールを出すことで知られた会社である。そう考えると、この店、いやこの店をやっている人は、結構目が高い。
 これはもう、日本に帰る機会があったら寄ってみるしかないと思いつつ住所を確認すると横浜、横浜の保土ヶ谷区の天王町、東海道線の西横浜駅からも近くのようである。東京に用があるついでに寄れるかなと思ったのだが、最新の記事を読んでみたら、現在休業中で移転再開は未定という状態のようである。瓶のピルスナーが日本で手に入るのは、知っているけれども飲むなら生がいいじゃないか。瓶ビールなんてチェコでももう何年も飲んでいない。

 日本に帰る予定があるわけではないけど、このまま放置するのは悔しいので、「ピヴォ屋」が次の帰国までに復活してくれればそれが一番だけど、他にもないのかということでリンク集を見てみたら、あった。

 最初のお店は。「だあしゑんか」。表記はともかく、カレル・チャペクの子供向けの本の主人公、子犬のダーシェンカが名前の由来になっているに違いない。
 http://bardasenka.blog34.fc2.com/
を見ると、「チェコ料理」「ビール」「絵本」と言う言葉が並んでいる。
 最初のページの上のほうにはピルスナー・ウルクエルは出てこないけれども、メニューのページを開いたら「ウルケル樽生 週2樽開栓」という表示が出てきた。樽ってどんな大きさなんだろうか。週に2樽も飲まれているということは、樽の大きさにもよるけど、結構な数のピルスナーファンが日本にも存在するということだろうか。
 値段を見ると、300ml、つまりマレー・ピボが1000円、ベルケーは1500円。チェコに来ることなく東京での仕事を続けていたら通っていただろうなあ。四谷三丁目の駅の近くだというし。いや、でも一杯300コルナかあ。40コルナでも高くなったと感じてしまう、ビールに関しては金銭感覚がチェコ人化している日本人にはつらい値段だなあ。チェコにいる幸せを感じてしまう。
 もう一つ、ミルコというのもあるけれでども、惜しい、惜しすぎる。これはミルコではなく正しくはムリーコである。写真のように真っ白なのでムリーコ=牛乳と呼ばれている。500mlのジョッキが泡だらけになるように注いだビールで、チェコのピルスナー・ウルクエル指定の飲み屋では、値段の面でも300ml扱いされているのだが、この店では300よりも安いようである。ちなみにもう一つ、シュニトという注ぎかたもあって、これはビールが三分の一、残りは泡という注ぎかたで、ムリーコと同じく300ml扱いになる。それにしても、こんな注ぎかたまで日本に入っているとは……。

 もう一つのお店は、テイルズ エールハウスという。
 http://www.tails1998.com/
を開くと真ん中に黄金のピルスナー・ウルクエルの写真が、「われわれの人生の一部」なんていうキャッチフレーズもチェコ語で書かれているし、こちらも結構本格的である。ただし、ピルスナー専門店でも、チェコ専門店でもなく、さまざまな美味しいビールを飲ませるというのが目的のようで、その中でもピルスナーがフラッグシップ的な位置に立っているというところだろうか。
 お店のある場所が昔の職場に近い本郷三丁目だというのにびっくり。本郷三丁目に仕事に通っていた20年前に存在していたら、毎日仕事帰りに立ち寄ってその日の稼ぎを飲んでしまっていたに違いない。そうなるとチェコに来ようという気持ちもスポイルされていただろう。

 とまれ、東京に二軒も確実にピルスナー・ウルクエルが、それなりの状態で飲めるお店があるというのは朗報には違いない。この二つのお店で、ピルスナー・ウルクエルの誕生日の10月5日に毎年イベントをやったりしたら楽しいのに。そしたら……、この時期日本に行くのは無理だなあ。
2017年10月8日24時。



ダーシェンカ 愛蔵版 [ カレル・チャペック ]









posted by olomoučan at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | Pivo
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