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2019年09月30日

ラグビー三昧ならず(九月廿八日)



 ワールドカップが始まった先週末は、金曜日の開幕戦から始まって、土曜日に三試合、日曜日に一試合の合わせて、五試合を見ることができた。ただ、日曜日は中継されなかった試合も二つあったので、全試合中継してくれると思っていただけに残念だった。不安になったので確認してみたら、今週末は、全部で五試合あるうちの土曜日の最初の試合しか放送しないと言う。自転車のロードレースの世界選手権、カヤックだかカヌーだかの世界選手権、陸上の世界選手権などなど、大きなイベントが目白押しのため、枠を確保しにくいという事情があるのだろう。

 ということは、土曜日の日本−アイルランドでけではなく、日曜日のウェールズ−オーストラリアも見られないということである。ただし、この2試合はネット上で中継するという。それで、一時はセット・トップ・ボックスを勝ってしまおうかと考えた。今年の12月でテレビの電波の領域が新しいものに変わり、現在所有しているテレビでは受信できないので、いずれ買う必要はあるのだけど、急ぐつもりはなかった。
 それが、新しい電波だと「HbbTV」というのに対応していて、ネット上で中継しているものもテレビで見られるというから、ラグビーを見るためにもと考えたのである。しかし、実際には、新しい電波に対応したセット・トップ・ボックスがすべて「HbbTV」に対応しているわけではなく、「HbbTV」の機能を使おうと思ったら、こちらにも対応したものを買わなければならなかった。値段も普通のものよりもはるかに高く、今のテレビがいつまで持つかわからないことを考えると、次に買うのは新しい電波に対応したものになるだろうし、わざわざ高い金を出してまで「HbbTV」対応のものを買う気にもなれない。

 ということで、アルゼンチンとトンガの試合を見た後は、テレビを消してPCで日本−アイルランド戦を見た。こういう試合を見せられると、もう何も言えなくなってしまう。ただただ凄かった。ここまでで最高の試合だったんじゃないだろうか。反則も少なかったし、ボールが外に出て試合が切れることも少なく、あっという間に時間が過ぎた印象だった。その分、一度試合が切れると怪我人の治療などで中断時間が長かったけど。
 アイルランド相手にこういう歴史に残りそうな互角の好試合を展開して、最後は勝ってしまうのだから、日本代表強くなったなあ。以前の日本代表ってスピードだけはあった。それが今回は速さに強さ、正確さまで備わっているから、意外と上までいけそうな気がする。これまで見た中で、凄く強いという印象を残したのは、スコットランド戦のアイルランドとニュージーランドぐらいだったし、この大会これまでの南アフリカとか、オーストラリアが相手なら、この日の日本代表なら勝ってもおかしくなさそうである。いやはや次の試合が楽しみでならない。

 日本を離れてすでに廿年近く、自分が日本人だと意識する機会はあまりないのだが、四年前といい、今回といい、ラグビーの日本代表には日本人意識を揺さぶられる。他のスポーツではこんなことはありえないから、ラグビーというスポーツの特殊性なのだろう。日本代表なのに外国出身、外国籍の選手が多いのも気にならない。サッカーやハンドボールでは、日本代表ではなくチェコ代表を応援するようになって久しい。個人種目の世界選手権やワールドカップでも、日本選手よりもチェコ選手の結果が気になる。だけど、ラグビーだけは今後も日本代表を応援していくことになるのだろう。

 実は、ワールドカップが開幕して以来、日本のマスコミが垂れ流す「日本は素晴らしいと外国の人たちが言っている」的なニュースには辟易していた。自分が日本人であることを誇りに思うという形でのナショナリズムの発現は、結構好きなんだけど、それは自ら心の中に感じることであって、大声で吹聴して回るようなものではない。ましてや「外国の人にも誉められましたよ、すごいですねえ」なんて、いちいち、しかも普段は日本の悪いところばかりを報道するようなメディアまでが大騒ぎするのは興ざめでしかない。
 そんな不満も、この試合で吹っ飛んでしまった。協会の駄目さも、マスコミの駄目さも、すべてどうでもよくなってしまった。日本はとは言い切れなくても、すくなくともラグビーの日本代表が素晴らしいのは確かなことだ。そんなラグビーの行なわれない来年のオリンピックでは、不満ばかりがたまることになるのだろうなあ。それでも見てしまうのだろうけどさ。
2019年9月28日24時。








2019年09月29日

カレル・シープ(九月廿七日)



 チェコの芸能界には、共産党政権の時代から、ビロード革命を経て、現在に至るまで、変わらぬ人気を誇る人たちが何人もいる。その筆頭が黒田龍之助師が『チェコ語の時間』で、「チェコのサブちゃん」と評した神のカーヤことカレル・ゴットである。そのゴットに、歌の歌詞を提供するなど作詞家として「も」活躍しているのが、カレル・シープである。
 ただし、シープの本業は作詞家ではなく、何だろう? テレビ番組の司会者というのが一番いいだろうか。80年代から作曲家のヤロスラフ・ウフリーシュと組んで音楽番組の司会をしたり、大晦日恒例の特別番組(日本の紅白と同じで伝統的らしいのだけどそのよさがいまだにわからない)の司会をしたりしてきたようだ。現在はチェコテレビで「フシェフノパールティ」というトーク番組を持っている。たまたまそれを見たから、書くことにしたのである。

 シープが最初にテレビに出たのは、子どものころらしいけれども、最初に仕事としてテレビにかかわったのは、番組の制作側としてで60年代前半のことだったようだ。その後70年代の初めに、ウフリーシュと組んでファラオンというグループで音楽界にデビューした。ウフリーシュとの作詞家と作曲家のコンビは73年にグループが解散した後も続き、さまざまなチェコの歌手達に歌を提供してきた。

 テレビの司会者として活躍をしていたシープが音楽界に戻ってきたのは、82年のことで、ウフリーシュとのコンビに、歌手のペトラ・ヤヌーを加えて「トリキ・ア・ポビェリ」というグループを結成したのである。ただし、普通の音楽グループではなく、当時チェコスロバキアで流行っていたらしい、イタリアのディスコ音楽のパロディだった。
 グループ名は、「Ricchi e Poveri」というイタリアのグループから取ったらしい。「リキ・エ・ポベリ」と読むのかな。この名称はどんな意味になるのか知らないが、チェコ語のほうは、「トリックと迷信」という意味になる。そして「トリックと迷信」の代表的な歌の歌詞がなんとも妙な迷信っぽい内容なのである。

 全文引用するのはあれなので、一番有名な部分、何度か繰り返される部分だけ上げておく。

Ital nezná ten zázrak,
イタリア人はその奇跡を知らない。
a tak mu chátrá těéééélo .
だから体がぼろぼろになっていく。
Ital nezná ten zázrak,
イタリア人はその奇跡を知らない。
Vepřo knedlo zelo.
ベプショ・クネドロ・ゼロ


 最後の行はチェコの伝統料理で、豚肉とクネドリーキに酸っぱいキャベツをあわせたもの。レストランによっては三つの言葉の順番が変わることもある。チェコの伝統料理の例に漏れず、脂っこくて健康にいいとは思えないのだが、イタリア人はこれを知らないから、体が壊れていくんだ、つまり不健康なんだと言っているようだ。続きの部分では、マカロニとかスパゲッティにケチャップばっかり食べているなんてイタリア人の食生活を揶揄している。
 この歌のもとになったのは、トト・クトゥーニョ(Toto Cutugno)という歌手の歌らしい。イタリア語の題名まではわからんかった。でも、ブロード革命後だと思うけど、この人、チェコにやってきて、シープたちと共演したことがある。チェコ語の歌詞の意味がわかっていたのかどうか、嬉しそうに一緒に歌っていたのだという。

 一体に、共産党支配時代のチェコスロバキアでは、西側のヒット曲のカバーが盛んだった。歌詞だけチェコ語に訳したり、新たにチェコ語の詞が書かれたようなものが横行していて、外国の曲のカバーだということを知らない人も多かったのだとか。そうなるとカバーの許可も取っていないだろうし、著作権料も払っていないだろうなあ。
2019年9月27日24時。










タグ:テレビ番組

2019年09月28日

なつかしの(九月廿六日)



 これもまた昨日の水曜日の話になってしまうのだが、仕事帰りに旧市街のトラム通りをホルニー広場のほうに歩いていたら、どこかで見たことのある後頭が目に入ってきた。頭の形といい、背の高さといい、やせた体形といい、知り合いのような気がする。ちょっと足を速めて前に出て、振り返ってみれば、やっぱりあいつだった。
 うちのからまたオロモウツに来ているという話は聞いていたのだ。それがなかったら気づかなかったかもしれないけれども、チェコで一番大きな村とも言われる小さなオロモウツのこと、足を向ける場所は限られているから、いずれは再会できていたはずである。確か去年もどこかでばったり会って、飲みに行こうぜと約束しながら、そのままあいつが帰国する日になってしまったんだった。ほとんど毎年数か月仕事の関係でオロモウツに来ているらしい。
 去年は自分で企画したというイタリア映画のイベントに招待してくれたけど、時間の都合がつかなかったので行けなかった。都合の合う時間の映画にはチェコ語の字幕がついていないという問題もあったか。まあ、チェコ語の字幕がついていても、読むのが間に合わない恐れがあるからなあ。イタリア語の海におぼれてしまうよりはましだけど。

 そう、我が唯一のイタリアの友人アレッサンドロと再会できたのである。サマースクールで知り合ってすでに廿年近く、会うたびにお互い年を取ったなあとか、年を取るわけだよなあなどと笑いあってしまう。今回も近いうちに昼飯でもと約束したのだけど、どうなるかな。

 一緒に通りを歩いていたら、アレッサンドロのチェコ人の知り合いとばったり会って、立ち話になる。三人であれこれしゃべっていたら、我々日本人とイタリア人がチェコ語で話していることに驚かれ、サマースクールで知り合ったんだよなんて話をした。

 でも、一番の驚きだったのは、アレッサンドロの息子が、あんなにかわいかった息子のえみ君が、今ではEスポーツの解説者、大会の司会者として働いているという話で、思わず、二人してあれこれ質問を重ねてしまった。自分でもゲームをやっていたけど、選手ではなくて、コメントをする方を選んだらしい。
 昔、オロモウツに住んでいたころは、イタリアで日本人のかわいい女の子と出会って、日本語勉強したいなんて言ってたんだけどなあ。それで、日本語の本をあげたんだけど、役には立たなかったのかな。アレッサンドロの話では、Eスポーツは日本と韓国で盛んだから、えみ君は日本にも行って仕事をしたことがあるらしい。日本との縁が切れていなかったことは素直にうれしい。チェコ語は今でもできるのかな?

 その後、ホルニー広場まで行って、同朋に会いに行くといって、グランモラビアのイタリアチーズのお店に入っていくアレッサンドロと別れた。今後はオロモウツにいる時間を増やしたいと言っているから、会う機会は増えるだろう。そうすれば、特に連絡など取りあわなくても、いつか一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりする機会もあるだろう。
 たまに会う機会があれば、酒など度飲み交わしながら、近況を語り合う。これが、懐かしきよき友人との付き合い方なのである。サマースクールの同窓会とか企画してくれんかなあ。
2019年9月26日25時。









2019年09月27日

ハンドボールの水曜日(九月廿五日)



 黒田龍之助師の水曜日は、「外国語の」だったが、今年のチェコテレビのスポーツの場合には「ハンドボールの」水曜日になっている。以前は、男子ハンドボール・エクストラリガの週末に行われる試合のうち、午前中の10時半から行われる試合が放送していた。それが放送の対象となるスポーツが増えて、特に冬のスポーツは週末に開催されることが多いので、ハンドボールが放送されないことが多くなってしまっていた。
 それが、以前もたまにはあったのだけど、今年は毎節一試合だけは水曜日の夕方に行われるようになって、その試合がほぼ毎週放送されている。現時点で二回か三回なので、今後も続くかどうかは不明とはいえ、期待したくなる。チェコのリーグなので、数年前まで朝ノバ系のファンダで放送していたドイツリーグの録画中継の試合ほどの迫力はないのだけど、よその国のリーグの試合を見てもチェコの選手がいないとあまり面白くない。その朝のハンドボールもなくなったから、チェコのハンドボールの人気は落ちつつあるのかもしれない。

 そんな水曜日のハンドボールだが、今日は男子のエクストラリガではなく、女子の代表の試合が放送された。来年のヨーロッパ選手権の予選である。ポルトガルと北マケドニア、スウェーデンと同じ組になっていて、上位二チームが出場権を獲得するのかな。スウェーデンの勝ちぬけはほぼ決まりだから、二位の座を北マケドニアと争うことになりそうだ。
 そう、またまたバルカンの国なのである。いい加減にしてくれと言いたくなってしまう。チェコが今年の12月に日本で行なわれる世界選手権への出場権を獲得できなかったプレーオフの対戦相手もバルカンのモンテネグロだった。あのときの試合でも見ていただけのファンがふざけるなと思うような笛が吹かれていて、関係者の悔しさは想像に余りあるのだが、二回連続でバルカンの国と勝ち抜けを争わなければいけないとはチェコもついていない。モンテネグロほどの強国ではないはずなので、バルカンの笛を吹かれても勝てるだけの実力差を見せてほしいところである。

 今日の対戦相手のポルトガルは、グループ内ではアウトサイダーとみなされている。相手が明らかに格下だからと言って、必ず楽勝できるわけでもないし、負けてしまうこともあるのだから、実はちょっと心配していた。主力選手のフルプコバーが怪我の回復が思わしくなく、欠場するという話を聞いていたし。
 中継が始まって最初の印象は、この体育館知っているだった。なんと会場がオロモウツのパラツキー大学の体育館だった。試合開始が8時過ぎだったから、事前に知っていたとしても見に行っていたとは思えないのだが、こういう重要な情報を見落としていた自分には腹が立つ。それで、ついつい客席に知り合いの顔を探してしまった。一人もいなかったけど。

 試合が始まると、ルズモバーが出場していなかった。怪我を抱えていて万全の状態ではないので、土曜日の北マケドニアでの試合に向けて温存しているのではないかと解説者が言っていた。ちなみのこの日のチェコテレビのアナウンサーと解説者のコンビは、聞き取りにくいほうのコンビで、しばしば何を言っているかわからなかった。それで、ルズモバーが、結婚したのか名字が変わってコレショバーになっているのに気づくのに時間がかかってしまった。

 予選の最初の試合、絶対に、できれば大差をつけて勝たなければいけない試合ということで緊張していたのか、前半のチェコ代表のプレーはちぐはぐで、ミスを連発していた。トルハークに向けたパスがほとんど相手選手に向かっていたし、7mスローも外しまくっていた。2本か3本だけど、多すぎるのには変わりない。
 その結果、ポルトガルに先行を許し、追いついて逆転してからも、差を広げられずに、再逆転を食らっていた。流れが変わったのは前半の終了近くに、コレショバー、旧姓ルズモバーが出場してからだった。これでちぐはぐだったチェコの選手たちのプレーがかみ合うようになり、最後は何とか13-11と2点差をつけて前半を終了した。

 後半もコレショバーが最初から出たおかげで、チェコがトルハークに入り、10点以上の連続得点なんてのもあって、最後はちょっと気が緩んで連続失点したせいで、31-20と11点差で勝った。結果だけ見れば圧勝である。しかし前半のあの苦戦振りはちょっといただけない。北マケドニアでこんなところ見せたらバルカンの笛にもつけ込まれて、負けかねない。

 今日の試合ではセンターの選手の中に何人か、顔も名前も始めてみるという選手がいて、まだ安定感には欠けたけれども、まったくだめというわけでもなかったから、新しい選手の発掘と世代交代も少しずつ進みつつあるのだろう。出場できたとしてもチェコテレビが放送してくれるとは限らないのが悩みの種である。

 モストが資金のめどがったのかハンドボール版のチャンピオンズリーグに出場するというニュースもあったんだった。これもチェコテレビが放送は、してくれないだろうなあ。マイナースポーツに心を囚われた人間としては、少しでも多くハンドボールの試合が放送されることを願ってやまない。
2019年9月25日25時。










2019年09月26日

プラハ大変?(九月廿四日)



 同僚が、ネット上のニュースを見て、「えっ国会に爆弾が」なんてことを口にしていて、一瞬ぎょっとしたのだが、続報で爆弾が発見されたとか爆発したとかではなく、爆弾を置いたという匿名の通報が消防署に届いただけだったということがわかった。チェコには極右の労働党みたいな存在はあっても、テロ組織は存在しないし、イスラム系のテロもチェコでテロを起してもインパクトにかけるから、チェコで爆弾テロが起こるなら、社会に不満を持つ個人の犯行という可能性が一番高い。今回のはテロもどきだったわけだけど。

 さらに情報を集めると、犯人が爆弾を設置したと通報したのは国会の建物だけではなかった。プラハではプラハ6区の区役所と借金が返せなくなったときに取立てを担当すする強制執行の執行機関の建物、それにブルノの最高検察の建物、国会とあわせて四箇所に爆弾を置いたと主張したようである。
 プラハ6区は、例のコーネフ像の問題で、親ロシア、親ソ連派から批判されていて、区長に対して脅迫の電話がかかってきたなって話もある。最高検察は、バビシュ首相の「コウノトリの巣」事件をどうするかで、注目を浴びていて、現時点では起訴しないことになりそうだから、反バビシュ派の不満のほうが大きいようだけれども、決定がひっくり返る可能性もなくはない。親バビシュ派も不満を持っていてもおかしくない。チェコの国会の現状に、満足できているチェコ人は一体全体存在するのだろうか。

 そう考えると、今回は借金での強制執行に不満を持っている人の犯行ということになるだろうか。すでに執行を受けたのか、これから受けることになっているのかはともかく、個人的な不満を他の器官へも脅迫も交えることで、公的な不満に見せかけようとしているのかな。借金大国のチェコでは借金を抱えている人は多いし、強制執行を受けたり自己破産をしたりしている人の数も多い。
 強制執行のやり方が悪辣すぎるという批判も昔からあって、最近法律が何度か改正されてそんなことは怒らなくなったと思いたいのだが、以前は子供がトラムやバスに無賃乗車したのが発覚して、罰金を払わなければいけなかったのを親に言えずに放置してしまって、延滞公やら利子やら、更なる罰金なんかで、信じられないぐらいに額が膨らんでしまっての強制執行なんてこともニュースになっていた。なかなか払われない罰金やその延滞金は、債権として回収業者に売り払ってしまえるのも問題だったのかな。

 警察では、今回の通報に関しては、それほど信憑性が高くないと見たのか、それぞれの建物の周囲の通りを通行止めにしただけで、建物の中にいた人たちの緊急避難は行なわなかったようである。捜索の結果、建物中に爆弾はないことがわかり、通行止めも解除されたようだけど、お昼ごろから1時半ぐらいまで一部の道路が使えなかったのである。

 プラハはそれだけでは終わらず、地下鉄も事故で止まった。最初に事故が起こったのはC線のフローレンツ駅で、2時半ごろのこと、その15ぐらい後には、A線のボジスラフカ駅で、利用者がホームから線路に落ちて電車に轢かれるという事故が起こって、運行が停止した。どちらも自殺を図ったのではないかと報道されていた。
 プラハの地下鉄では乗客が揉め事を起こすことは多くても、事故は滅多に聞かないし、鉄道での自殺も聞いたことがないから、酔っ払うか何かで線路に落ちたのかと思った。自殺もまた、一種の社会への抗議だから、これもまた現在のチェコに不満を抱えている人が多いことの証明なのだろうか。

 爆弾の通報と、二件の地下鉄での自殺が同日に起こったのは偶然なのだろうけど、プラハの人の中には、移動に余計な時間がかかって困ったという人もいるかもしれない。救いはどちらも比較的短い時間で復旧したことである。うーん、落としどころがわからなくなってしまった。
2019年9月24日25時。







posted by olomoučan at 05:58| Comment(0) | TrackBack(0) | チェコ

2019年09月25日

アボリツェって何?(九月廿三日)



 最近7時からのニュースを見ない見ないことが多いのだが、またまたゼマン大統領が物議をかもすような発言をして、あちこちから批判にさらされているようである。その発言と批判の中心にあるのが、アボリツェ(Abolice)という言葉である。大学書林の『現代チェコ語日本語辞典』にも出てこないし、seznam.czの辞書で検索しても出てこない。チェコ語のウィキペディアを見ると説明はあるけれども、他言語版へのリンクがスラブ系の言葉ばかりだったから、この辺りでよくみられる現象というか、概念なのかもしれない。
 これに関する記事を読んでみると、ゼマン大統領は、必要ならバビシュ首相にアボリツェを与えることも辞さないと語っており、それに対してバビシュ首相は、アボリツェは受け入れないと思うと語っていた。どうも、例の「コウノトリの巣」事件に関して、検察がバビシュ氏の起訴を取りやめた件についての発言で出てきた言葉のようだ。ウィキペディアの説明を読むと、恩赦とか特赦を意味する概念のように読み取れるのだけど、似たような言葉との違いがよくわからないので質問してみた。

 政治家が、正確には国会議員が持つ逮捕されない権利のことはイムニタ(imunita)という。この言葉を最初に知ったのは、伝染病などに対する免疫という意味での使い方だったが、政治の世界でも使われるのである。チェコのイムニタの問題点は、国会議員在職中だけでなく、終生の権利だったことなのだけど、これに関してはすでに修正されたと記憶する。
 犯罪を犯した、もしくはその疑いのある国会議員について、警察に捜査逮捕を認めるかどうかは、国会の特別委員会で決定する。委員たちの審議に際しては該当する議員が出席して、自分の意見を述べるのだけど、最近は自分の無罪はちゃんと捜査をすれば明らかだからと自ら権利をはく奪されることを求める人もいる。有罪にされた場合に捜査がちゃんとしていなかったと主張するためのアリバイ作りでもあるだろうけど。
 簡単にまとめると、このイムニタは、事件を起こした場合に、国会議員が刑事事件の捜査の対象にならない権利であって、すでに警察によって捜査が行われ、検察に起訴、不起訴の判断がゆだねられた「コウノトリの巣」事件には適用できない。バビシュ氏の権利イムニタをどうするかというのは、2017年の下院の総選挙の前後に盛んに取りざたされていたけれども、どうなったのかよくわからない。警察に捜査を許したということは権利は、この事件に関してははく奪されたのだろうけど。

 もう一つ関係する言葉としては、ミロスト(milost)とかアムネスティエ(amnestie)と呼ばれるものがある。ミロストは普通は愛情とか慈悲という意味で使われるが、裁判で有罪判決を受けた人の刑罰を取り消して釈放する恩赦という意味でも使われている。正しいかどうかはわからないが、対象が一人の場合はミロストが使われることが多く、たくさんの人を対象にするときにはアムネスティエと言われるような気がする。
 クラウス大統領が、退任直前に大々的に行ったアムネスティエは、実際にどんな罪が対象になるのかがはっきりせず、事前の予想よりもはるかに多くの罪人が刑務所を出たことで社会に混乱を巻き起こした。よかったのは定員を超える数を収容していた刑務所の受刑環境が改善されたことぐらいだろうか。クラウス大統領がこの件で激しい批判にさらされたからか、ゼマン大統領は就任時にミロストを与える権利は、命にかかわる事態以外は行使しないと言っていたのだけど、元気な元殺し屋カイーネクに恩赦を与えたのはすでにどこかに書いた通りである。
 このミロストは、すでに裁判で判決が下りて有罪が確定した人に対して与えるものである。現時点では起訴さえされていないバビシュ氏には与えることができない。バビシュ氏自身は、起訴されようが有罪判決を受けようが、辞任する気はないと主張しているから、有罪判決を受けてもミロストを求めたりはしないのではないかとも思う。獄中から外遊する総理大臣とか見てみた意気がするんだけどなあ。

 そして、アボリツェは、イムニタとミロストの中間のようなもので、ある人物が警察の捜査の対象になっている場合には捜査を止めさせ、裁判が行われている場合には裁判を停止させることらしい。政治家の場合にはイムニタを剥奪されて、ミロストをもらえるようになるまでの間に刑事罰から逃れるための手段のようだ。アボリツェはチェコの憲法では国家元首である大統領の権利として認められているとゼマン大統領は主張しているのだが、当然大きな反発と、法治国家としてはありえないという批判を呼び起こしている。
 バビシュ首相は大統領からアボリツェを与えられても受け入れないといっているようだが、ゼマン大統領自身が、以前はアボリツェについて考慮に値しないと主張していたようだから、バビシュ氏も意見を変える可能性もある。それにしても何で今頃こんなことを言い出したのだろうか。チェコの政界はよくわからないことばかりである。
2019年9月23日25時。










2019年09月24日

レトナーにぬいぐるみの雨が降る(九月廿二日)



 通算百回を超えるという、スパルタとスラビアの対戦するプラハ―ダービーが行われた。例によってチェコテレビが放映してくれないので試合自体は見ていないのだが、なかなか面白いことになっていた。プラハダービーというと、ファンが集まって試合会場に向かう途中で、建物を破壊したり、暴力沙汰を起こしたりという迷惑行為がつきものなのだけど、今回は比較的穏やかに終わった印象である。
 今日の試合がどん底から這い上がれないでいるスパルタホームでの試合だったのもよかったのかもしれない。状態の悪いチームのファンが、相手ホームの試合のときに暴れることが多いのである。スパルタ側の対策がうまくいった可能性もある。事前にちょっと荒れそうだという予測もあったし。

 荒れそうだと予想されていたのは、去年の秋まではスパルタにいて、キャプテンまで務めていたルーマニアのスタンチウが、チーム状態の上がらないスパルタからアラビアのかどこかのチームに逃げたした後、わずか半期でチェコに戻ってきてスラビアでプレーしているからである。スパルタとスラビアの間の移籍は、禁断の移籍で、直接の移籍ではなくても、元いたチームファンから罵声を浴びることを覚悟しなければならない。
 以前ほど強烈なライバル意識はなくなりつつあるとは言われていて、移籍した選手に対する攻撃も激しくはなくなったらしいのだが、今回のスタンチウの場合には、スパルタで優勝するまで移籍しないと言っておきながらチームを見捨てるように移籍し、自ら売り込んでスラビアの選手になったというのが、ファンの心理を逆なでしているようである。

 それで、スパルタファンがスタンチウを「歓迎」するために考え出した方法というのが、意外とまともだったのに驚いた。試合開始前に小さなぬいぐるみをグラウンドに投げ入れようというのである。ただし、投げ込むのは、移籍のやり口の汚さを象徴するドブネズミか、裏切り者の象徴であるヘビ、もしくはチェコでは何であれひどいことを強調するときに「ブタのように」と使われるブタの三種類に限るというから、なかなか皮肉が利いている。
 何事もなくても、審判の判定が気に入らなかったら、ゴミやビール入りのプラスチックのコップ、硬貨、トイレットペーパー、ひどいときには発炎筒が飛び交うのがチェコのサッカースタジアムである。そこにぬいぐるみを投げ込もうというだから、スパルタのファンを見直してしまった。例のアホしかいない迷惑ファンじゃなくて、穏健派のファンか、クラブ側から出てきたアイデアではないかと推測している。

 それがSNSを通じてファンの間で広まったために、事前にスラビア側もその情報を得ていて、とった対策が、これまたサッカー界では希な、見事なものだった。ファンにぬいぐるみを投げ込もうと呼びかけたのである。ただしスパルタとは違って、投げ込むのは自分のお気に入りのぬいぐるみ。そして、回収されたぬいぐるみと、ぬいぐるみ一体当たり100コルナをチェコで一番重い病気の子供たちが集まるプラハはモトルの病院の小児科に寄付すると発表した。スパルタに対抗する行為で、社会貢献もできるのだから一石二鳥である。
※追記:正確には小児科で白血病の治療を受けている子供たちを支援するための財団を通しての寄付のようである。ぬいぐるみのほうは、実はホームのスパルタの管轄で、こちらもどこかに寄付することを考えているようだ。

 早速スラビアファンの有名人たち、テニスのクビトバーなんかが、自分のお気に入りのぬいぐるみをSNSで紹介した結果、予想外の盛り上がりを見せ、スラビアファンが投げ込んだぬいぐるみの方が多かったようである。試合の映像を見ると、グラウンドの外周のフェンスの下に何箇所かぬいぐるみの小さな山ができていて、ゴールのネットに引っかかっているものもあった。サッカーファンもたまにはいいことをするのである。

 肝腎でもない試合のほうは、両チームの現在の状態を反映した結果におわった。内容的にはそこまで大きな差はなかったとも言うけれども、スラビアが幸運な得点も含めて3点取ったのに対して、スパルタはチャンスはあったものの無得点に終わった。スラビアもミスはあったけれども失点につながらず、スパルタはミスが失点につながるという運の悪さもあった。2点目なんかオライエンカのシュートがゴールに向かっていなかったのに、直前の接触プレーで倒れて立ち上がろうとしていたサーチェクのお尻に当たってゴールだったからなあ。
2019年9月22日25時。










2019年09月23日

ラグビーの土曜日(九月廿一日)



 昨日金曜日に日本でラグビーのワールドカップが始まった。今回もチェコテレビで放映権を獲得してくれて、オープニングセレモニーから中継が始まった。この手の開幕と閉幕のセレモニーは、近年特に演出過剰の嫌いがあって、スポーツそのものが見たい人間にしてみると、興ざめなところがあるので、わざわざみることはない。今回も無視して、日本とロシアの開幕戦からの視聴である。

 ラグビーの選手たちのプレーを云々できるほどの知識はないが、日本の選手たち、見ているのがかわいそうなぐらい緊張していた。自国での開催で、開幕式直後の開幕戦で、相手が絶対に勝たなければいけないグループ最弱の相手ということを考えると無理もないのか。前回は、圧倒的に格上の南アフリカとの試合で、失うもののない試合だったとすれば、今回は失うものしかない試合だったといってもいい。
 それでも、しっかり前半のうちに逆転して、後半も得点を積み重ねてしっかり勝ちきったのだから日本代表も強くなったものである。四年前は初戦の南アフリカに勝った後、スコットランドに負けたけれども、今回は開催国で日程の不利はないようだから、次も勝ってくれるといいのだけどって、相手はランキング1位のアイルランドかあ。惨敗はしないことを願っておこう。ラグビーはひいきチームが負けても見ていて楽しいいい試合であれば満足である。

 土曜日は朝から三試合、テレビで放送されたので、早起きしてみようかと思っていた。最初に目が覚めたのが、6時15分ごろで、試合開始まで30分あった。結局二度寝してしまって、起こされたときには、前半が終わっていた。オーストラリアとフィジーの試合で、どうせオーストラリアが圧勝するだろうと思って、無理して起きなかったのだけど、テレビの画面を見て後悔してしまった。
 なんとフィジーがリードしていたのである。オーストラリアのようなチームでも、大会初戦の入り方というのは難しいということなのだろう。日本代表が緊張してミスを連発していたのも仕方がないのだ。とはいえ、さすがオーストラリアで、後半フィジーの体力が尽きたこともあって、前半負けていたのが信じられないような圧倒的な攻勢を見せていた。日本もこれぐらいやってくれていたら、次に期待が持てたんだけど……。

 9時45分からの二試合目は、アルゼンチンとフランスの試合。前回の大会では、マラドーナがアルゼンチンの応援に出てきて話題になっていたけど、今回日本にも出没するのだろうか。麻薬使用暦があったりすると日本政府が入国拒否なんてこともありうるのかな。80年代にサッカーのワールドカップを見始めた人間にとってマラドーナは特別な存在ではあるのだけど、最近の言動にはなんといえばいいのか。
 この試合、前半と後半がまったく対照的で、前半はフランス、後半に入ったらアルゼンチンが相手を圧倒したのだけど、最後は一度はリードを許したフランスがドロップゴールで再逆転に成功して勝った。こういうところでドロップゴールを狙うのがフランスだよなあなんてことを考えてしまった。今はそれほどでもないようだけど、昔のフランスのラグビーは、意外なプレーの連続で見るものを楽しませてくれたというイメージがある。結果も、ころっと負けたり、番狂わせを起したり意外なことが多かったけど。

 最後は南アフリカとニュージーランド。前半の前半は南アフリカ、前半の後半はニュージーランドが相手を圧倒、レベルは違うけど、日本とロシアの前半の展開に似ていた。ニュージーランドの最初のトライが決まった後、ちょっと席を外して戻ってきたら、日本目のトライが決まっていて、目を疑ってしまった。後半開始そうそうに南アフリカがトライで点差をつめたときには、フランス戦のアルゼンチンみたいに盛り返して逆転するのかと期待したのだけど、ニュージーランドがそのまま勝った。
 相手が相手だけに、南アフリカとしては前回日本に大番狂わせで負けたときほどのショックはないだろうけど、南アフリカでも接戦にも持ち込めないとなると、優勝はニュージーランドでほぼ決まりと言っていいのかなあ。

 ここまで4試合見ての印象は、審判の判定が前回ほど厳格ではないというもので、オフサイドとか危険なタックルが結構見逃されているような気がする。ビデオ審判が口を出す機会も少ないし、気のせいだったらいいのだけど、審判の判定で勝敗が変わるなんてことがありうるスポーツだからなあ。

 ところで、チェコでラグビーの町と言うとプラハの近くのジーチャニである。ここのラグビークラブが今年創立75周年ということで、イベントが行なわれていた。ただし、チェコで一番古いラグビーチームというわけではないようで、プラハのスラビアとスパルタの2チームが1920年代の創設で一番古いのかな。チェコでは大戦間期の1920年代と戦時中の1940年代に創設されたクラブがいくつかある以外は、新しいチームが多い。2010年以降、ここに三年の間にかなり数が増えているから、特に子供が体を鍛えるためのスポーツとして、一部でラグビーブームが起こりつつあるのかもしれない。
 チェコ代表は、今回のワールドカップに出場できなかっただけでなく、昨シーズンのヨーロッパの大会で下のカテゴリーに転落することが決まったらしい。一応チェコのラグビーも応援しているのだけど、たまにフランスリーグでプロになる選手がいるぐらいだと、上に行くのはなかなか難しいようである。
 チェコ代表がこんな状態なので、ラグビーでは、サッカーと違って日本代表を応援するしかないのである。ただ、日本代表にこだわらずに前チームを応援しているような気分もあるのだけどね。
2019年9月21日25時。

 




2019年09月22日

サッカー二題(九月廿日)



 高血圧の薬は予想通り、何となくけだるい気分をもたらし、やるべきことはあるのに何もしたくないという状態に陥ってしまった。薬飲んでなくても結果としては変わらないといわれればそれまでなのだが、今日からしばらくの文章はいつも以上に細切れで、読みにくくなってしまう恐れがある。何を書くの決めるのもなんだか、踏ん切りがつかないしさ。

 今週、サッカーのチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの本選が始まった。チェコテレビがチャンピオンズリーグの放映権を手放した関係で、スラビアがイタリアに出向いてインテルと対戦した試合は、見ることができなかった。それで、テキスト速報で試合展開だけを追いかけていたのだが、前半は予想通り攻め込まれる展開が続いたようだった。
 去年のヨーロッパリーグと同じように、0−0の引き分けでいいと割り切って守りを固めたのかと思っていたのだが、後半に入るとスラビアが攻勢に出たようで、意外な展開だと思っていたらあっさり先制点を挙げた。残り時間が30分ぐらいあったから、インテルの猛攻が始まるという予想に反して、スラビアの攻勢が続いた。最後は90分を越えてからソウチェクのファウルで与えたFKから同点に追いつかれたとはいえ、スラビア大健闘である。

 実際に試合を見ていないから、どのぐらいインテルの出来が悪かったのかはわからないが、スラビアの選手たちが、最高の試合をしたことに疑いの余地はない。スポーツ紙の採点だと、みんな、10点満点中8以上で、10も3人いたし。だから日本でもこのスラビアの頑張りが報道されていないかなあと期待したのだけど間違いだった。この試合に関する報道は、インテルがだめだったという視点からのものばかりで、スラビアがインテルを封じたというものは、見た限りでは出てこなかった。
 スラビア・プラハなんてチームの存在も知らないようなスポーツ記者が記事書いてるんだろうなあ。一応創立以来120年以上の伝統を誇るチェコ最古のチームなんだけど、日本のマスコミの目には、旧東側で、日本選手がいるわけでもない国のチームなんか、入っていないのだろう。勝ち点0に終わるのではないかというのは杞憂に終わったから、これからの試合でも相手をしっかり分析して、勝ち点を積み上げて日本のマスコミを驚かせてほしいものである。中国資本とか、オーナーのトブルディークにはいろいろ文句もあるけど、監督や選手たちは十分に応援に値する。

 さて、木曜日はヨーロッパリーグである。こちらはチェコテレビが放映権を持っているのだが、今年はチェコからの出場チームが存在しない。どうするのかなと思っていたら、隣国スロバキアのスロバン・ブラチスラバの試合を放送した。この試合がいろいろとひどかった。日本では対戦相手のベシクタシュのキーパーのミスだけが騒がれているようだが、ひどかったのはキーパーだけではない。

 実は、この試合、ブラチスラバがファンの問題行動で処罰を受けて、無観客試合で行なわれることになっていた。実際に試合を見ると、観客が入っていたのだが、普通の観客とは違っていた。UEFAの規定で、14歳以下の子供であれば、無観客試合でも招待することができるらしいのである。子供10につき1人の割合で、引率者の大人もスタジアムには入れるらしいから、数千人の観客のうち、10分の1ぐらいは大人の観客だったようだ。それでも普通試合の観客席より穏健で問題行動も発言もなかったから、迷惑ファンが問題行動を繰り返すチームには、1年とか2年とかの間、子供しか客席に入れられないという罰則を導入してもいいような気がする。
 それはともかく、無観客試合という処罰に、こんな抜け道があるとは、知らなかった。試合を見ているときにも、アナウンサーの指摘がなければ、違和感はあっても客席に子供しかないというのに気づかなかっただろうし。こういのはUEFAでももっと宣伝してもいいと思う。スパルタとトラブゾンスポルの無観客試合は、雰囲気が微妙すぎたし。この試合でスパルタが子供を招待しなかったのは、子供たちの安全に責任が持てなかったからだというけど、今更の言い訳じみて響いた。試合のときにはそんな話は出てこなかったし。

 もう一つひどかったのは、この試合を裁いた審判で、トルコチームに微妙な判定でPKを与え、同じ選手が次にエリア内で倒されたときには、こっちの方が明らかなファウルだったのに、シュミレーションを取ってイエローを与えていたのは、他の審判も、バランスを取るためにたまにやることだから、まだ許せなくはない。しかし、試合終了間際のブラチスラバが決勝点を挙げたコーナーキックにつながるプレーの判定はひどかった。
 ゴール前に上がったボールを競り合ったスロバンの選手がトルコの選手の頭をけったのは明らかで、スロバンの選手が蹴ってしまった選手に謝っているのに、ファウルを取らなかった。中継のアナウンサーも、えっコーナーなのという感じで驚いていたし、選手たちの反応も戸惑っているようにも見えた。ヨーロッパリーグはビデオはまだだったっけ? でもゴール前の審判が見ていれば問題なかったと思うのだけど、いなかったのかね。引き分けで終わっているはずの試合だったから、ベシクタシュの選手たちには、特にキーパーにはかわいそうな判定で敗戦だった。ミスしたために袋叩きにされているのも、隠した相手に負けたからだろうし、勝っていれば笑い話で住んだのだろうけど。
 とまれ、しばらくはサッカーよりもラグビーだな。
2019年9月20日24時30分。










2019年09月21日

またまた高血圧(九月十九日)



 職場で医者に行って簡単な健康診断を受けてくることを求められた。なんだか嫌な記憶がよみがえってくるのだけど、前回これのために医者に登録して、血圧を測ったら、高い(200とかそんな数値は出ていない)ことがわかって、心臓だの腎臓だのあれこれ検査のたらい回しをされた挙句、毎日降圧剤を飲むという生活を強いられたのだ。薬を飲むのはともかく定期的に医者に通うというのに堪えられず、特に健康に問題もなかったことから、やめてしまったのだった。
 以前通っていたときには、青空市場の近くの病院の建物の中に診察室があったのだが、うちのの話では、すでに移転してお医者さんも代わっているという。移転先は英雄広場の近くだからトラムで行った方が早そうである。以前は歩いた方がや微妙に早い場所だった。

 チェコは工場などの始業が午前6時と早いが、医者の診療時間も早い。7時か7時半ぐらいに始まって、曜日によっては午前中だけで終わってしまう。午前中早い時間から出かけなければならない。ぼうっとした頭で診察を受けて、これでは仕事ができないなんて診断されたら困るので、行かなければならないことが決まってから、すこしずつ生活のリズムを前にずらすことにした。9時ごろにつくようなタイミングで出られれば最高である。

 週末は例によって自堕落な生活で寝る時間もおきる時間も前倒しできなかったのだが、月曜日から少しずつずらして、医者行きを決行したのは今日、木曜日の朝だった。予定よりちょっと遅くて9時に家を出た。患者の数が多くて長時間待たされたとしても12時までかかるということはあるまい。なぜか、多分医者に行きたくないという潜在意識のせいだろうけど、痛み始めた左足を引きずるようにしてたどり着いた待合室にいたのは二人だけ、これならもう少しゆっくり出てくればよかった。
 医師の先生のところに行く前に、看護師さんのところで尿検査に、視力、聴力の検査。視力は、近視と近くを見るための眼鏡ってのを混同して、近視用の眼鏡なのに遠視用と答えてしまった気がする。辛かったのは聴力で、横を向いて遠くからささやかれる言葉を聞き取るテストだったのだけど、こういのは母語でやるべきものなのだろう。簡単な言葉が使われていたけど、聞き取れないのもあった。

 その後、奥の医師の部屋で診察。最後に計った血圧は、高かったらしい。具体的な数字は聞きたくなかったので聞かなかったけど、これでまた毎日薬を飲む生活が決まってしまった。コーヒーのせいじゃないかとか、この前、薬を飲み始めたときは辛かったとか、いろいろ飲まなくてもいいように言葉を並べてみたのだけど、効果はなかった。
 コーヒーは血圧に何の影響もないし、高血圧というのは遺伝性でもあるのだとか。年を取れば高血圧になるのが普通だと思っていたからなあ。だから薬を飲むことになるとは思っていなかったけど。というか父親も高血圧だとか言っていたはずなのだけど、薬飲んでいたかなあ。日本だとどのぐらいの数値から高血圧で薬を飲むことになるんだろう。

 薬については、前の先生が出していた薬は強い薬だから、今回は弱いのを出してくれるという。薬を飲んだからといって、何か食べちゃいけない飲んじゃいけないという制限があるわけではないともいうのだけど、何か不安である。前の薬も慣れてしまえば、気にせずお酒を飲めるようになったから、大丈夫かなあ。
 保険のおかげで50コルナほどで購入した薬は、一か月分だというのに、二週間分の前の薬に比べると一つ一つの薬がものすごく小さかった。小さくて弱い薬だからといって、不快感をもたらさないとは限らないのが困り物で、明日以降、このブログの更新が滞ったら、薬の副作用のせいである。

 早起きに関しては、ラグビーのワールドカップの中継が朝6時ぐらいからあったりもするから、今後も継続することになりそうだ。平日はさすがに午後1時からの試合なんて見られないから、6時からの試合のある日に頑張らないと、ほとんど見られないということにもなりかねない。これがオリンピックなら見ない理由になるから歓迎なんだけど、日本暑すぎるんだから深夜に試合してくれないかなあ。
2019年9月19日24時。










タグ:健康 病気
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チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















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