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2019年09月30日

ラグビー三昧ならず(九月廿八日)



 ワールドカップが始まった先週末は、金曜日の開幕戦から始まって、土曜日に三試合、日曜日に一試合の合わせて、五試合を見ることができた。ただ、日曜日は中継されなかった試合も二つあったので、全試合中継してくれると思っていただけに残念だった。不安になったので確認してみたら、今週末は、全部で五試合あるうちの土曜日の最初の試合しか放送しないと言う。自転車のロードレースの世界選手権、カヤックだかカヌーだかの世界選手権、陸上の世界選手権などなど、大きなイベントが目白押しのため、枠を確保しにくいという事情があるのだろう。

 ということは、土曜日の日本−アイルランドでけではなく、日曜日のウェールズ−オーストラリアも見られないということである。ただし、この2試合はネット上で中継するという。それで、一時はセット・トップ・ボックスを勝ってしまおうかと考えた。今年の12月でテレビの電波の領域が新しいものに変わり、現在所有しているテレビでは受信できないので、いずれ買う必要はあるのだけど、急ぐつもりはなかった。
 それが、新しい電波だと「HbbTV」というのに対応していて、ネット上で中継しているものもテレビで見られるというから、ラグビーを見るためにもと考えたのである。しかし、実際には、新しい電波に対応したセット・トップ・ボックスがすべて「HbbTV」に対応しているわけではなく、「HbbTV」の機能を使おうと思ったら、こちらにも対応したものを買わなければならなかった。値段も普通のものよりもはるかに高く、今のテレビがいつまで持つかわからないことを考えると、次に買うのは新しい電波に対応したものになるだろうし、わざわざ高い金を出してまで「HbbTV」対応のものを買う気にもなれない。

 ということで、アルゼンチンとトンガの試合を見た後は、テレビを消してPCで日本−アイルランド戦を見た。こういう試合を見せられると、もう何も言えなくなってしまう。ただただ凄かった。ここまでで最高の試合だったんじゃないだろうか。反則も少なかったし、ボールが外に出て試合が切れることも少なく、あっという間に時間が過ぎた印象だった。その分、一度試合が切れると怪我人の治療などで中断時間が長かったけど。
 アイルランド相手にこういう歴史に残りそうな互角の好試合を展開して、最後は勝ってしまうのだから、日本代表強くなったなあ。以前の日本代表ってスピードだけはあった。それが今回は速さに強さ、正確さまで備わっているから、意外と上までいけそうな気がする。これまで見た中で、凄く強いという印象を残したのは、スコットランド戦のアイルランドとニュージーランドぐらいだったし、この大会これまでの南アフリカとか、オーストラリアが相手なら、この日の日本代表なら勝ってもおかしくなさそうである。いやはや次の試合が楽しみでならない。

 日本を離れてすでに廿年近く、自分が日本人だと意識する機会はあまりないのだが、四年前といい、今回といい、ラグビーの日本代表には日本人意識を揺さぶられる。他のスポーツではこんなことはありえないから、ラグビーというスポーツの特殊性なのだろう。日本代表なのに外国出身、外国籍の選手が多いのも気にならない。サッカーやハンドボールでは、日本代表ではなくチェコ代表を応援するようになって久しい。個人種目の世界選手権やワールドカップでも、日本選手よりもチェコ選手の結果が気になる。だけど、ラグビーだけは今後も日本代表を応援していくことになるのだろう。

 実は、ワールドカップが開幕して以来、日本のマスコミが垂れ流す「日本は素晴らしいと外国の人たちが言っている」的なニュースには辟易していた。自分が日本人であることを誇りに思うという形でのナショナリズムの発現は、結構好きなんだけど、それは自ら心の中に感じることであって、大声で吹聴して回るようなものではない。ましてや「外国の人にも誉められましたよ、すごいですねえ」なんて、いちいち、しかも普段は日本の悪いところばかりを報道するようなメディアまでが大騒ぎするのは興ざめでしかない。
 そんな不満も、この試合で吹っ飛んでしまった。協会の駄目さも、マスコミの駄目さも、すべてどうでもよくなってしまった。日本はとは言い切れなくても、すくなくともラグビーの日本代表が素晴らしいのは確かなことだ。そんなラグビーの行なわれない来年のオリンピックでは、不満ばかりがたまることになるのだろうなあ。それでも見てしまうのだろうけどさ。
2019年9月28日24時。








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チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















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