そんな建物だから、昨年の震災でダメになったんじゃないかと心配しながら1年以上も再訪しないまま、久々の訪問となりました。
ありました。健在でした。この建物でよくあの震災を乗り切ったもんだ。考えてみれば亘理町のときわや食堂も、あの建物で震災を乗り切ったんだから、壊れそうな建物ほど地震に強かったりするんだろうか(笑
いろいろ失礼な事も言ってるけど、なんだかんだで老舗で、それはつまり長く地元に愛された人気店という事でもあります。塩竈には、こういうお店が多いですね。
今回いただいたのは中華そばとミニカレーのセット。700円。
店内は4人掛けのテーブルのみ4卓。いっぱいの時には当然、相席となります。メニューを見ると、でれもみんなリーズナブル。一番高くても単品で750円ですから。出前もバンバン入ります。さすが地元の人気店。
中華そばは、ビジュアルといい味わいといい、絵に描いたような昔ながらの中華そば。ラーメン店のラーメン・中華そばに比べれば、まったく洗練されていない、どこで食べても一緒だろと思うような味なのに、なぜか懐かしく全肯定してしまう魅力があります。ホント、語る事が何もない、なんてことない中華そばなんだけど、いいんだな、コレが。
ミニカレーも、いかにも蕎麦屋さんのカレーって感じ。粉っぽくて辛味が足りない、だけどよく煮込んであります。味わって食べるカレーじゃない。ばくばく食べるカレー。評価する必要はない。まさしく、昔のごちそう。
昭和の人間には、時々無性にこういうものが恋しくなる時があるんだよなぁ。
あぁ、おっさん臭い(笑
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