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2018年07月26日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.11)」

Q11.感染症法において、入院措置の対象となる感染症である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)コレラ
(2)結核
(3)アメーバ赤痢
(4)レジオネラ症
(5)日本脳炎

【解説】…正答(2)
(1)誤り。コレラは3類感染症であり、入院措置の対象とはならない。
(2)正しい。結核は2類感染症であり、入院措置の対象となる。
(3)誤り。アメーバ赤痢は5類感染症であり、入院措置の対象とはならない。
(4)誤り。レジオネラ症は4類感染症であり、入院措置の対象とはならない。
(5)誤り。日本脳炎は4類感染症であり、入院措置の対象とはならない。

2018年07月25日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.10)」

Q10.ロコモティブシンドロームに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)日本整形外科学会が最初に提唱した概念である。
(2)運動器の障害のために、要介護リスクが高くなった状態のことである。
(3)健康日本21(第二次)では、有病率を減少させる目標が設定されている。
(4)2ステップテストは、診断に用いられる。
(5)予防には、アクティブガイドのプラス・テンが勧められている。

【解説】…正答(3)
(1)・(2)正しい。ロコモティブシンドロームとは、骨、関節、軟骨、椎間板、
       筋肉といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、
       「立つ」、「歩く」といった機能が低下している状態を指し、
       進行すると介護が必要になるリスクが高くなり、日常生活にも支障が生じる。
       人類がいまだ経験したことのない超高齢社会・日本の将来を見据え、
       平成19年に日本整形外科学会が提唱した概念である。
(3)誤り。健康日本21(第二次)の「高齢者の健康」における目標として、
   ロコモティブシンドロームの認知度を増加させる目標はあるが、
   有病率を減少させる目標は設定されていない。
(4)正しい。@立ち上がりテスト(下肢筋力を調べる)、A2ステップテスト(歩幅を調べる)、
   Bロコモ25(身体状態・生活状況を調べる)の3項目からなる「ロコモ度テスト」の結果から
   各項目における臨床判断値を用いて、ロコモティブシンドロームの進行状況を判定する。
   平成27年に日本整形外科学会が公表した。
(5)正しい。アクティブガイドは、「健康づくりのための身体活動基準2013」で定められた基準を
   達成するため、国民向けのガイドラインとして厚生労働省が公表した。
   『+10(プラス・テン):今より10分多く体を動かそう』をメインメッセージとして、
   身体活動量の増加を促している。

2018年07月24日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.9)」

Q9.ウイルス対策が重要とされているがんである。正しいのはどれか。2つ選べ。

(1)肝がん
(2)子宮体がん
(3)胃がん
(4)成人T細胞白血病
(5)乳がん

【解説】…正答(1)、(4)
(1)正しい。肝がんは、B型・C型肝炎ウイルス対策が重要とされている。
(2)誤り。子宮体がんのリスク因子は、閉経年齢が遅い、出産経験がない、肥満などである。
(3)誤り。胃がんは、ヘリコバクター・ピロリ菌(細菌)対策が重要とされている。
(4)正しい。成人T細胞白血病は、ヒト白血病ウイルスT型(HTLV-1)対策が重要とされてる。
(5)誤り。乳がんのリスク因子は、閉経後の肥満、飲酒習慣、長期間のエストロゲン曝露
  (初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、妊娠・出産経験がない、高齢出産、授乳経験がないことなど)
   などである。

2018年07月23日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.8)」

Q8.飲酒に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)長期にわたる多量飲酒は、骨粗鬆症のリスク因子である。
(2)適正飲酒は、HDL-コレステロール値を低下させる。
(3)アルコール依存症の発症リスクは、飲酒開始年齢と関係がない。
(4)総死亡の相対危険は、飲酒量がゼロの時に最も低い。
(5)飲酒した未成年者は、未成年者飲酒禁止法により罰せられる。

【解説】…正答(1)
(1)正しい。この他、喫煙、カルシウム・ビタミンD・ビタミンKの摂取不足、
   運動不足などの生活習慣も骨粗鬆症のリスク因子である。
(2)誤り。適正飲酒は、HDL-コレステロール値を上昇させ、動脈硬化を予防する。
(3)誤り。飲酒開始年齢が早いほど、アルコール依存症の発症リスクは高くなる。
(4)誤り。既存の疫学研究から、飲酒量を健康リスクとの関係は
   様々なパターンをとることが示唆されている。
   高血圧や脳出血などは正比例関係を示すといわれている。
   しかし、非飲酒者に比べて少量飲酒者のリスクがむしろ低く、
   飲酒量が増えればリスクが高くなるという「Jカーブパターン」をとるものもあり、
   虚血性心疾患・脳梗塞・2型糖尿病などでこのような関係が認められている。
(5)誤り。未成年者飲酒禁止法は、大正11年に制定された法律で、
   親権者やその他の監督者、酒類を販売・供与した営業者についての罰則を定めているが、
   飲酒した未成年への罰則については定められていない。

2018年07月22日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.7)」

Q7.身体活動・運動に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)健康づくりのための身体活動基準2013では、小児の身体活動の基準値が示されている。
(2)3メッツ以上の身体活動でなければ、健康に対する効果は得られない。
(3)身体活動・運動は、結腸がんのリスクを低減する。
(4)身体活動・運動は、骨格筋のインスリン抵抗性を高める。
(5)身体活動・運動は、HDL-コレステロール値を低下させる。

【解説】…正答(3)
(1)誤り。健康づくりのための身体活動基準2013において、
   身体活動の基準値が示されているのは18歳以上であり、18歳未満については示されていない。
(2)誤り。立って食事の支度をする(2.0メッツ)、ストレッチングをする(2.3メッツ)、
   ゆっくりと平地を歩く(2.8メッツ)など3メッツ未満の身体活動でも健康に対する効果は期待できる。
   なお、65歳以上の身体活動の目標は、高齢者の身体活動不足を予防することに主眼を置き
   「強度と問わず、身体活動を10メッツ・時/週」と設定されている。
(3)正しい。国立がんセンターの研究報告によると、身体活動量が高い人ほど、男性では、結腸がん、
   肝がん、膵がん、女性では胃がんにおいてリスクが低下するとしている。
(4)誤り。身体活動・運動は、骨格筋のインスリン抵抗性を低下(インスリン感受性を上昇)させ、
   GLUT4による血中グルコースの筋細胞への取り込みを促進する。
(5)誤り。身体活動・運動は、血中トリグリセリド値、血中LDL-コレステロール値を低下させ、
   血中HDL-コレステロール値を上昇させる。

2018年07月21日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.6)」

Q6.疫学研究と倫理に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に従う。
(2)研究参加の同意は、研究対象者から資料や生体試料を得る前でなければならない。
(3)研究対象者は、研究参加を一度同意すると撤回できない。
(4)研究対象者の個人情報は、適切に保護されなければならない。
(5)研究者は、継続して研究倫理に関する教育や研修を受けなければならない。

【解説】…正答(3)
(1)正しい。
(2)正しい。なお、人体から採取された試料を用いずに観察研究を行う場合は、
   研究対象者からインフォームド・コンセントを受けることを必ずしも要しないとされている。
(3)誤り。研究対象者は、いつでも同意を撤回することができる。
(4)正しい。この他、個人情報の保護に関する基本原則として、
   職務上知り得た個人情報の漏洩禁止についても定められている。
(5)正しい。研究者等は、研究の実施に先立ち、
   研究に関する倫理並びに当該研究の実施に必要な知識及び技術に関する教育・研修を
   受けなければならず、また、研究期間中も適宜継続して、
   教育・研修を受けなければならないと定められている。

2018年07月20日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.5)」

Q5.ある地域の40歳以上の男性を対象としたコホート研究において、
喫煙群と非喫煙群を各々20万人年観察し、疾患A、Bの罹患者の人数を調査した結果を表にまとめた。
喫煙と疾患Aおよび疾患Bとの関連に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

コホート.png
(1)4万人を5年間追跡した場合と、5万人を4年間追跡した場合の観察人年は同じである。
(2)喫煙による疾患Aの相対危険は、0.10である。
(3)喫煙による相対危険は、疾患Aより疾患Bが大きい。
(4)喫煙群における罹患者数は、疾患Bより疾患Aで多い。
(5)禁煙による寄与危険は、疾患Aより疾患Bが大きい。

【解説】…正答なし  米この問題は選択肢が不適切であるとして、採点対象がら除外されました。
(1)誤り。もし追跡期間中に1人も罹患しなければ、「4万人を5年間追跡した場合」と
   「5万人を4年間追跡した場合」ともに観察人年は20万人年となるが、
   追跡期間中に罹患者が複数名出ることが予想される。
   追跡期間中に罹患した物はその時点で観察人年のカウントを終了するため、
   追跡期間中に罹患者が出ることを踏まえると、
   前者と後者の観察人年は設問のみの情報では算出できない。
(2)誤り。曝露群(喫煙群)の疾患Aの罹患率は600人/20万人年、
   非曝露群(非喫煙群)の疾患Aの罹患率は60人/20万人年である。
   したがって、喫煙による疾患Aの相対危険(曝露群の罹患率÷非曝露群の罹患率)は、
   (600人/20万人年)÷(60人/20万人年)=10と算出できる。
(3)誤り。曝露群の疾患Bの罹患率は1,200人/20万人年、
   非曝露群の疾患Bの罹患率は600人/20万人年であり、
   喫煙による疾患Bの相対危険は、(1,200人/20万人年)÷(600人/20万人年)=2と算出できる。
   したがって、喫煙による相対危険は、疾患Bより疾患Aが大きい。
(4)誤り。表にある通り、喫煙群における罹患者数は疾患Aが600人、疾患Bが1,200人である。
(5)誤り。喫煙による寄与危険ではなく、喫煙による寄与危険であれば、疾患Aより疾患Bが大きくなり、
   正しい文となる。
   疾患Aの喫煙による寄与危険(曝露群の罹患率ー非曝露群の罹患率)は、
   (600人/20万人年)−(60人/20万人年)=540人/20万人年と算出できる。
   また、疾患Bの喫煙による寄与危険は、
   (1,200人/20万人年)−(600人/20万人年)=600人/20万人年と算出できる。

2018年07月19日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.4)」

Q4.わが国の保健統計に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)平均寿命と健康寿命の差は、女性より男性の方が大きい。
(2)平均寿命が延伸した理由に、乳児死亡率の低下がある。
(3)特定死因を除去した場合の平均寿命の延びが最も大きい死因は、心疾患である。
(4)老年人口割合の増加にも関わらず、老年人口指数は低下している。
(5)周産期死亡においては、死産数よりも早期新生児死亡数の方が多い。

【解説】…正答(2)
(1)誤り。平均寿命と健康寿命の差は、男性約9年、女性約12年と女性の方が大きい。
   平成25年の健康寿命は、男性71.9年、女性74.21年である。
   また、同年の平均寿命は、男性80.21年、女性86.61年である。
(2)正しい。平均寿命とは0歳児の平均余命のことであり、年々延伸しているが、
   その理由として、乳児死亡率の低下、青年期の結核の克服、
   高齢者の脳血管疾患による死亡率の低下などがあげられる。
(3)誤り。平均寿命に最も影響を与える死因は、男女ともに悪性新生物である。
   平均28年の簡易生命表によると、特定死因を除去した場合の平均寿命の延びは、
   悪性新生物は男性3.71年、女性2.91年である。
   心疾患がこれに次いで、男性1.42年、女性1.33年である。
(5)誤り。平成27年の人口動態統計によると、妊娠満22週以降の死産数は3,063胎、
   早期新生児死亡数は665人と、死産数の方は圧倒的に多いのが我が国の周産期死亡の特徴である。
   なお、周産期死亡とは妊娠満22週以降の死産と生後1週未満の早期新生児死亡を合わせたものであり、
   戦後一貫して改善され諸外国と比較しても低率となっている。

2018年07月18日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.3)」

Q3.電離放射線の曝露により早期に発生する健康影響である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)白内障
(2)白血病
(3)胎児の障害
(4)皮膚の紅斑
(5)皮膚がん

【解説】…回答(4)
(1)・(2)・(5)誤り。白内障や白血病、皮膚がんは、被爆後数か月〜数年以上の経過後に症状が出る晩発性障害に該当する。
(3)誤り。胎児の障害は、急性障害に含まれない。
(5)正しい。皮膚の紅斑は、被爆後数週間以内に症状が出る急性障害に該当する。

2018年07月17日

国家試験解説「社会・健康と健康(No.2)」

Q2.わが国の環境汚染に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)微小粒子状物質は、大気に浮遊する粒径10μm以下の粒子をいう。
(2)二酸化硫黄の主な発生源は、自動車の排気ガスである。
(3)光化学オキシダントの環境基準達成率は、90%を超える。
(4)ジクロロメタンは、主にクリーニング用洗浄剤として使用される。
(5)ベンゼンは、白血病の原因となる。

【解説】…回答(5)
(1)誤り。大気に浮遊する粒径10μm以下の粒子を浮遊粒子状物質(SPM)といい、
   このうち粒径2.5μm以下のものを微小粒子状物質(PM2.5)という。
(2)誤り。に参加硫黄の主な発生源は、廃棄物焼却炉、ボイラーである。
   硫黄分を含む石油、石炭などが燃焼することにより発生し、呼吸器に悪影響を及ぼす。
   四日市喘息などのいわゆる公害病の原因物質であるほか、酸性雨の原因物質でもある。
(3)誤り。光化学オキシダントの環境基準達成率は著しく低く、平成27年度は一般環境大気測定局、
   自動車排出ガス測定局ともに0%であった。
   なお、光化学オキシダントは、窒素酸化物と揮発性有機化合物とが光化学反応して
   二次的に生成される強い酸化力をもつ物質で、
   いわゆる光化学スモッグの原因となり、粘膜への刺激、呼吸器への悪影響などの健康被害をもたらす。
(4)誤り。ジクロロメタンは、広範囲で溶媒や溶剤として使用され、
   特に金属機械の油脂を洗浄する用途で多用されている。
(5)正しい。ベンゼンは、科学工業製品の合成原料など広範囲で使用されているほか、
   ガソリン中にも含まれている物質で、ヒトに対する発がん性(急性骨髄性白血病)が指摘されている。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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