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2018年07月16日

国家試験解説「社会・環境と健康(No.1)」

今日からは、「社会・環境と健康」の第32回国家試験の解説を行います。

Q1.減塩に関する活動と、関連する概念の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)地域住民を対象とした減塩教室の実施ーPDCAサイクルのC(Check)
(2)高血圧症患者に対する減塩の食事療法ーポピュレーションアプローチ
(3)一般家庭への減塩食品の普及ーハイリスクアプローチ
(4)マスメディアを用いた減塩キャンペーンー一次予防
(5)減塩指導の高血圧予防効果に関するメタアナリシスーインフォームド・コンセント

【解説】…回答(4)
(1)誤り。事業の実施は、PDCAサイクルのD(Do:実施・実行)に該当する。
   なお、P(Plan:計画)、C(Check:点検・評価)、A(Act:処置・改善)である。
(2)誤り。高血圧症患者に限定した支援であるため、ハイリスクアプローチに該当する。
(3)誤り。減塩を目的とした全体への働きかけであるため、ポピュレーションアプローチに該当する。
(4)正しい。疾病の発症予防を目的としており、一次予防に該当する。
(5)誤り。メタアナリシスとインフォームド・コンセントは関連がない。
   メタアナリシスとは、過去の複数の研究結果を統合して評価する統計学的手法のことである。
   EBM(根拠に基づいた医療)における根拠の評価手法である系統的レビューの過程で用いられる。
   インフォームド・コンセント(IC)は「説明と同意」と訳される。

2018年07月15日

合格にあたって必要なこと

合格にあったって必要なこと、私は「疑問に感じる力」だと思います。
勉強をしているとどうしても分からないことが出てきますが、それをそのままにしていませんか?
就き進めると脱線して勉強も進みにくくなりますが、
その一線を超えない限り、分からないものが分からないままになってしまいます。
結局分からないまま勉強が進むので、同じような問題を解いても何度も間違えます。
そうかえって非効率な勉強法になるんです。
分からないと感じたらその場で解決すること。
実はこれが合格への一番の近道だと私は考えています。
教科をまたいで内容がリンクしているように一つ分からないとその応用問題も解くことが出来ません。
一つクリアになったら、その先の問題も理解して解けるようになります。
暗記だけで通用するものと理解しないと解けないものがありますからね。

「分からない」を大切に勉強してくださいね。

2018年07月14日

出題形式の分析

今日は、国家試験の出題の形式についてお話しようと思います。

5つの選択肢から1つないし2つの正解肢を問う形式と4つの選択肢から1つの正解肢を問う形式の混合
(第26回国家試験より五肢択二式が、第30回国家試験より四肢択一式が導入されました。)
          第26回   第27回  第28回   第29回   第30回  第31回   第32回
         (H24年) (H25年) (H26年) (H27年) (H28年) (H29年) (H30年)
五肢択一式問題数  190問    188問   184問    188問    145問   143問   159問
五肢択二式問題数  10問    12問    16問    12問     33問   25問    14問
四肢択一式問題数   −     −     −     −     22問   32問    27問

第29回以降、四肢択一問題が採用されるようになってから五肢択一が減っています。

その影響もあり、合格率は上昇傾向です。
しかし、油断は禁物です。
抜けのない勉強を行わないと合格はつかめません。
私たちのように独学でのぞむ場合、傾向をつかむのも一苦労ですしね…。


2018年07月13日

国家試験の出題分野と出題数

国家試験の出題分野と出題数は理解していますか?
問題数が多いところは勉強にあてる時間も必要ということです。
学習スケジュールをたてるための参考にしてみてください。

【出題分野と出題数】
〇午前の部:99問(150分)
・社会・環境と健康:17問
・人体の構造と機能及び疾病の成り立ち:27問
・食べ物と健康:25問
・基礎栄養学:14問
・応用栄養学:16問
〇午後の部:101問(155分)
・栄養教育論:15問
・臨床栄養学:28問
・公衆栄養学:18問
・給食経営管理論:20問
・応用力試験:20問

◎合計200問(305分)

2018年07月12日

第33回国家試験の対策〜応用力試験〜

今日は、「応用力試験」の対策の説明をします。

第30回国家試験より本分野の出題基準が定められ、
主要疾患別、ライフステージ別、特定の集団や
地域における栄養・食生活課題別の栄養管理に関する状況設定問題が、
8〜9事例(2連問形式または3連問形式で合計20問)出題されています。
提示された事例文や図表から状況を把握し、
対象者に最適な栄養管理の方法を検討するなどといった実践的な問題で構成されています。
第32回国家試験では、全8事例のうち、
臨床検査値を提示されたものが3事例(このうち1事例には図、もう1事例には表も提示)、
具体的な栄養食事指導内容を提示されたものが1事例、表を提示されたものが2事例となっていました。
また、全20問中19問が「最も適切なのはどれか」という四肢択一の形式で、
中には適切な選択肢がいくつかあり、
最も適切なもの(ベストなもの)を選ぶのにかなり迷うものが数問ありました。
出題された分野内訳は概ね以下の通りです。

・「公衆栄養学」:6問(「栄養教育論」の知識を要するものを3問含む)
・「臨床栄養学」:5問(「食べ物を健康」の知識を要するものを2問、
            「栄養教育論」の知識を要するものを1問含む)
・「社会・健康と健康」「栄養教育論」「給食経営管理論」:各3問

全分野の総合的かつ横断的な理解が求められるため、まず各分野での基礎力を確立し、
その上で数多くの事例問題にあたり、実践的な思考力、判断力及び課題対応力を養いましょう。
また、事例文中の臨床検査値の判読や図表の読解、選択肢の絞り込みに時間を要するため、
本試験での時間配分も重要になってきます。

2018年07月11日

第33回国家試験の対策〜給食経営管理論〜

今日は、「給食経営管理論」の対策についてお話します。

給食施設における利用者の身体の状況、栄養状態、生活習慣などに基づいた食事の提供に関わる
栄養・食事管理や給食の運営方法とそのマネジメントの基礎的知識が問われます。
全体として一見、平易な問題が多いものの、
その中に出題の意図を十分に汲み取らないと正答を絞りにくいものが混在しているのがこの分野の特徴です。
過去問題を解くことによって国家試験的な問題解釈に慣れると共に、
キーワードの理解に努めましょう。
栄養・食事管理における栄養アセスメントや給与栄養目標量の設定では、
食事摂取基準の活用能力が求められ、
「応用栄養学」「公衆栄養学」と関連付けた分野横断的な学習が必要です。
また、例年、各種給食施設を規定する法規と「大量調理施設衛生管理マニュアル」から
4〜5問出題されますので、
これら法規の整理と「大量調理施設衛生管理マニュアル」をしっかり読み込むことは不可欠です。

2018年07月10日

第33回国家試験の対策〜公衆栄養学〜

今日は、「公衆栄養学」の対策についてお話します。

我が国や諸外国の「健康・栄養問題に関する動向と、それらに対応した栄養政策についての理解、
及び集団や地域を対象として食と健康の関連性を明らかにし、
望ましい食生活の実践に向けた公衆栄養活動を推進するための基本的な知識が問われます。
我が国の健康・栄養問題の状況や栄養疫学は「社会・環境と健康」と、
公衆栄養マネジメントは「応用栄養学」「栄養教育論」と関連づけて
分野横断的に学習することをお勧めします。
我が国の健康・栄養問題では、「国民健康・栄養調査」の結果が毎年必ず出題されています。
過去問題を参考に頻出の調査結果項目を確認することで、要点を絞った効率的な学習が期待できます。

2018年07月09日

第33回国家試験の対策〜臨床栄養学〜

今日は、「臨床栄養学」の対策についてお話します。

疾病の治療・増悪防止や栄養・食事支援を目的として、
個別の疾患・病態や栄養状態・心身機能の特徴に応じた適切な栄養管理の方法についての
基礎的な理解が問われます。
例年、疾患・病態別栄養ケア・マネジメントからの出題が全体の7割(20問程度)を占めています。
この大項目における頻出疾患は、肥満症、糖尿病、脂質異常症、胃食道逆流症、炎症性腸疾患、肝硬変、
高血圧、糖尿病腎症、CKD(慢性腎臓病)、甲状腺疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、貧血、
食物アレルギー、先天性代謝異常症、褥瘡です。
他に、透析患者やがん患者の栄養管理についても毎年のように出題されています。
「人体の構造を機能及び疾病の成り立ち」における各疾患の成因・病態・診断・治療の概要を理解した上で、
適切な栄養管理の方法をイメージした学習を進めることが肝要です。
また、各学会が出している疾患の『診療ガイド』『治療ガイド』等に示されている診断基準、病期分類、
栄養・食事療法基準は頻出ですので、具体的な数値を暗記してください。
残りの3割は、主に経腸栄養法、静脈栄養法、栄養アセスメント指標、診療・介護報酬、
薬物の作用からの出題です。
栄養法と診療報酬については詳細な内容まで問われることがありますので、
細部までしっかりと学習しましょう。
なお、第32回国家試験では、患者の1日当たりの目標栄養量を計算する出題が2問ありました。

2018年07月08日

第33回国家試験の対策〜栄養教育論〜

今日は、「栄養教育論」の対策についてお話します。

人の食行動を科学的にとらえ、栄養教育に適切に生かす能力が問われます。
今日の管理栄養士に求められる栄養教育とは、科学的根拠に基づき人の行動変容を図るとともに、
社会環境の変容にもつながるものでもあり、
国家試験では、これを踏まえて、実践的な場面を想定した出題が大半を占めています。
管理栄養士として、アセスメント、計画、方法、実施、評価にいたる
一連のプログラムを立てて実践できるようになるには、
行動科学理論・モデル・栄養カウンセリング技法、目標や評価の種類などについて
理解を深めることが大切であり、それが国家試験対策にもつながります。
「栄養教育論」の問題を解くにあたっては、他分野の基本的知識、及び国語的な文章理解力、
常識的なものの考え方も必要です。
ある程度全般的な基礎知識を身に付けた上で過去問題にあたることをお勧めします。
そして、出題の意図を汲み取りながら、筋道を立てて解答する力を養いましょう。

2018年07月07日

第33回国家試験の対策〜応用栄養学〜

今日は、「応用栄養学」の対策についてお話します。

栄養管理の基本的な考え方、日本人の食事摂取基準、各ライフステージにおける栄養状態や
心身機能の特徴に基づいた栄養管理についての基礎的な理解が問われます。
日本人の食事摂取基準(2015年版)からの出題は、
第31回、第32回国家試験とも2問のみで以前より少なくなっていますが、
「公衆栄養学」「給食経営管理論」でも問われるところですので、
詳細な内容までしっかりと読み込んでおくことをお勧めします。
中でも、母乳成分、離乳の進め方、思春期女子、更年期の生理変化、嚥下障害、褥瘡については頻出です。
「基礎栄養学」と同様、複数年の過去問題をしっかりと復習することが最も効果的で確実な学習方法であり、
得点をとりやすい分野です。
なお、第32回国家試験では、第31回で初めて出題されたミニ事例形式(3問出題)での出題は
ありませんでした。
また、例年1〜2問出題されている運動・スポーツと栄養からの出題もありませんでした。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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