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2015年04月15日

頭蓋内腫瘍摘出手術当日の母 後編

待合室のドアが開いたと同時に「執刀医」に名前を呼ばれた。

「手術が終了しました」と、時は13時・・・予定よりも2時間以上早い知らせでした。

そのままICU(集中治療室)前に案内され、そこで待つこと十数分・・・執刀医と母の担当医のお二方がお見

えになり、ICU入口前で術中の説明が始まった。

まず最初に、「術中特に問題はなく、スムーズに終えることが出来た」旨の説明から始まり、次の瞬間医師が

手にしていた「透明な容器」を提示・・・その中には摘出された腫瘍が入っていた。

思っていたより小さい・・・画像では2.5センチと伺っていたがそれ以下に感じた。

おそらくホルマリンに浸してあるのだろう、摘出した腫瘍は容器内の液体中で浮遊していた。

更に、予想しない出来事が!


術中の写真を手術の順番に沿って見ながらの説明が始まったのです。

姉は目を背けましたが、私と兄はしっかりと画像を見ながら説明を受けていた。

開頭された母の脳内は、テレビでもなかなか目にすることのない画像でした。

ああ、本当に手術が行われたのだと、改めて実感するとともに、執刀医並びに担当医ら医師団、看護師さん達

に感謝の念が湧いた。

説明が終わると、いよいよICU室内へ・・・その前に入念に手洗いと手指の消毒をします。

母との面会と言っても場所はICU、時間は限られており「5分以内」で、全身麻酔もまだ効いている状態でし

た。そこで今日3回目?の衝撃・・・人工呼吸器の管が口内に入ってつらそうな表情で寝ている母の姿が!!

これはテレビや映画で見たことのあるシーン。

このような身内の姿を見るようになるとは、正直想像していなかった・・・無意識に自分には無縁のものと

思っていたのではないだろうか。

とてもとても辛い一日だった。

手術を受けた母に、頑張った母に、この後も更なる治療が待ち構えている母に、かける言葉もない・・・。


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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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