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2016年01月30日

脳腫瘍を摘出しなければ余命2か月だった母

母が入院して最初に受けた治療は
頭蓋内腫瘍摘出手術でした。

肺がんが発見された時、母は既にステージ4を迎えていました。
肺から転移した脳腫瘍は、母の左前頭葉を侵し始めていました。

2.5cmまで増大した脳腫瘍は、ある日出血を起こし、
その出血が起因して、腫瘍周辺の脳が浮腫みはじめていました。
「脳浮腫(のうふしゅ)」と言われました。

左前頭葉は母の感情を司る部分で、脳浮腫は母に色々な
症状をもたらしました。

運び込まれた時は意識障害があり、眠ってしまったり、
年齢や生年月日を間違えたりと受けえ答えは成立しませんでした。

処置として点滴を投与された母、
やがて症状が落ち着いたと思っていたら
異常なほどのハイテンション母に変貌。


声は必要以上に大きく、会話の内容もおかしい
ウエットティッシュの容器を指さして
「オムツトイレ」と発言したこともありました。

その後1週間掛けてカテーテル検査、造影剤投影、MRIなどなど、
入院先の病院設備で出来る可能な限りの検査を行なったのですが
脳腫瘍の疑い止まりで、詳しい検査は転院先の某大学医学部付属の
病院で受けることになりました。

結果は肺がんでした・・・転移が認められ、同時にステージ4であると
伝えられた母に、追い打ちを掛けるように突きつけられたのは、
腫瘍を摘出しない場合の余命は2か月・・・。

骨への転移があれば、脳腫瘍の有無にかかわらず、余命2か月。
幸いにして、その時点では骨への転移はありませんでした。

母は必然的に脳腫瘍の摘出手術を受けることを了承した。
おそらく、この時点で骨への転移が認められていたとしたら、
摘出手術は90%以上の確率で受けなかったと思われます。

今となっては、摘出手術を受けてくれた母には感謝しています。
母と過ごせる時間を延長してくれたことに・・・
摘出手術後、放射線治療と抗がん剤治療を経て、10か月という
決して長くはありませんが、心の準備をするには十分な時間を
用意してくれたことに、私は感謝をしています。


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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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