アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2018年02月20日

あの手術から3年

手術前日の母、
手術室に入る直前の母、
手術中の待合室、
手術直後の母、
手術後の母、

あの手術を忘れることはない。

母の肺腺癌は脳に転移していた・・・。
憎きその腫瘍を摘出すること・・・母にとって、
母の肺がん治療の始まりは、原発巣部位の治療ではなく、
転移したものを摘出することからだった。


前日の母の不安な様子。
当日の朝も・・・不安な様子と覚悟を決めた様子とが入り混じっていた。

手術室に入る直前は、
「行ってくるね〜」と
元気な張りのある大きな声で・・・私たちに手を振った。

待合室では、錦織圭君のテニスの試合が放送されていた。
観ているようで、観ていない・・・典型的な「心ここにあらず」だった。
待っている時間はとても長く感じられた。

手術後・・・太い管が口から入れられた母・・・
まだ眠りからは目覚めない・・・麻酔が効いている・・・。

手術後、母は手術の影響でろれつが回らない。
回復するまでの数日間、とても不自由だったそうだ。

手に力は入らない。

ご飯を食べるのもままならない。

ペットボトルを開栓することも出来ない。

左半身麻痺の父の苦しみを味わったことで
色んな事を反省したという。

あの手術から・・・3年が経った。

あの日の母は・・・今でも心の中に蘇るが、
肝心の母は居ない。

あの日、ホルマリン漬けにされた腫瘍を見せられた。
母の脳内にあった2.5センチの腫瘍だった。
母の肉体はこの世から消えたが、
あの腫瘍は、まだ残されているだろうか・・・?

もし、あるとすれば・・・この世に存在する母の細胞は
あの腫瘍が・・・憎き腫瘍が・・・唯一母の身体の一部!?
として存在していることになる・・・。

もっとも、もう二度と見たくもないが・・・。


AD









この記事へのコメント
まりあさん、こんばんは。

いつもありがとうございます。

厳しい寒さが弱まりつつありますね。

このままインフルエンザの流行も終息に向かってくれるといいのですが、

最近、ベランダの手すりや車のボディーなどに付着している花粉にドン引きしています。

私自身花粉症ではないと認識していますが、母が花粉症でしたので
遺伝子を引き継いでいる身ですので
そちらにもビクビクしている次第です(笑)


さて、リウマチと癌治療についての説明を頂きました。
ありがとうございました。

まりあさんの辛い想い出を呼び起こさせてしまい、すみませんでした。
・・・でも、とても分かり易い説明と感じました。
やはり、教科書通りの説明ではなく、
家族の闘病として経験していると、
伝わり方も、言葉の重みも全く違ったものに感じられます。

当ブログを訪れてくれる方への貴重な情報ともなります。
当ブログのアクセス数は決して多くはありませんが
それでも、このコメントを読んでくれた方にとって
役に立つ情報となると信じています。

私たちの親の、家族の闘病記録が少しでも多く配信されることで
情報を必要としている患者さんや、そのご家族のお役に立てることを
願って止みません。

まりあさん、いつもご丁寧にありがとうございます。



             by satorich
Posted by satorich at 2018年02月27日 20:09
こんばんは、まりあです。

インフルエンザは、大昔小学生時代に一度なりましたが、その後は免れております。 

お気遣いありがとうございました。

拙い文章で、少し誤解を招くコメントになってしまったので、補足させていただきます。

私の母は、リウマチ歴が27年超で、基礎体力も弱い高齢者でした。

リウマチは、殆どの抗癌剤の投与禁忌条項に引っ掛かりますが、例外的にイレッサは、条項がないそうです。

イレッサは、遺伝子検査で適合しなければ投与不可なのですが、検査するだけで、かなり痛くて体力の消耗が激しいとの事で断念しました。

同じリウマチを患っていたとしても、若い初期リウマチの方なら手術やイレッサ適合で化学療法という選択肢も可能かも知れません。

体力温存を最優先した結果、残念ながら予想よりも大分早く旅立ってしまったので、果たして選択が正しかったのかと時々頭を過ります。

唯一無二の相手の命に纏わる選択で、一切後悔がないなんて事はあり得ないんでしょうね。

拙いコメント失礼致しました。
  
Posted by まりあ at 2018年02月26日 23:02
まりあさん、こんばんは。
春になり、暖かくなったような・・・
それでも寒い日は続いています。

まりあさん、インフルエンザは大丈夫ですか?
私は生まれてこの方インフルエンザ未経験なのですが、
今年こそは!?・・・と毎年ビクビクしています。


当ブログは、同じような境遇の方々のお役に立つことが
目的で開設したという経緯がありますので、
そう言ったお言葉をいただけることはとても嬉しく感じます。

まりあさんのお母様は、確かリウマチを患っていたんですよね。
リウマチの治療と、癌治療との関係について何も知らなかったので
とても勉強になりました。


いつも心優しいお言葉に感謝しかありません。
人の繋がりって・・・不思議です。
なぜだか、涙が止まりません。


               by satorich
Posted by satorich at 2018年02月23日 21:05
こんばんは、まりあです。

昨年母の癌が判明した時に、闘病記を検索して、こちらのブログを読ませていただくようになりました。

お母様の辛くも懸命な闘病の様子が克明に記されていて感銘を受けました。

母のセカンドオピニオンで大学病院に行った際には、ブログで脳転移腫瘍の記事を読ませていただいた後だったので、
先生に脳転移の可能性や対処法について沢山の質問が出来ました。

私の母は、難病持ちで体力が弱かったので、殆ど転移する事なく旅立ちましたが、
大学病院で質問が纏められずにいたら悔いが残ったと思います。

最愛のお母様を喪失された辛い体験を綴っていただく事で、後に同じ立場になった私の道標になっていただいたと心から感謝しております。

暦の上では春になりました。

お母様が尽くされたお父様にも穏やかな春の兆しがみられます様に願っております。

Posted by まりあ at 2018年02月22日 23:12
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7341978
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
リンク集
カテゴリアーカイブ
AD
最新記事
にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 病気ブログ 末期がんへ
にほんブログ村 病気ブログ がん 闘病記(永眠)へ
にほんブログ村 にほんブログ村 介護ブログ 親の介護へ
にほんブログ村
プロフィール
satorichさんの画像
satorich
緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
プロフィール


がん・腫瘍 ブログランキングへ
最新コメント
陽子線治療の不可 by satorich (12/25)
陽子線治療の不可 by 弥生 (12/24)
父のいないボランティア活動 by satorich (11/20)
父のいないボランティア活動 by まりあ (11/19)
免疫力と体温と癌 by satorich (11/12)
ファン
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。