まだ治らない父の入れ歯: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2016年10月25日

まだ治らない父の入れ歯

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父の入れ歯が合わなくなって・・・

合わなくなっていることに気が付き始めて・・・

もうどれくらいの日にちが経っただろうか・・・。

すでに1か月は過ぎている、それ以上か・・・。

食事中の父は本当に大変そうだ。

なにせ、口を開けると上あごの入れ歯が落ちてくる始末。

これでは何も食べられない。

左半身麻痺で体が自由にならない父にとって、

唯一箸が使える右手は生きている。

だから、かろうじて自分で食事をすることが出来る。

しかし、介助者がいない状態で入れ歯が外れたら、

右手を使わなくてはならなくなる・・・しかし右手には箸が・・・。

この繰り返しが始まると、食事が進まなくなることもしばしば。

唯一の救いは、その確率が100％ではない言うこと。

先日のお祭りでも、フランクフルトを食べるにも

苦労しました・・・もちろん父が・・・

私は父の口へ運ぶだけ・・・大口を開けて待つ父、

開けた瞬間に落ちる入れ歯・・・

父は変わった・・・あれほど短気だった父が、

入れ歯との葛藤の中、表情がこわばることなく

自然な表情で・・・時折笑うような素振りも交え、

至って温和な面持ちで食べていた。

どうした父よ・・・あんなに短気で暴れん坊だった父よ！

脳梗塞は性格を変えるのか・・・。

それとも、長い介護生活の中で培ったのか、

気が付かなかったが、昔と比べると別人だ。

もう少しの辛抱・・・ごめんね・・・。

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posted by satorich at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳梗塞で半身麻痺の父

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2016年10月25日

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