2016年10月05日
硬直した父の左手
脳梗塞の影響で
2002年・・・父は脳梗塞を発症した。
記憶が定かでは内が、その2〜3年後内に
2度目の脳梗塞を発症している。
父は少しずつ歩けなくなっていった。
現在は車椅子生活を送っている。
父の左手が動かなくなったのは
一番最初の脳梗塞発症以来・・・ほとんど動かない。
病院に担ぎ込まれた時既に、
父の脳みその右半分は壊死状態だった。
白く写っていたのは左半分だけだった。
脳は右と左が逆になっている。
右半分が左半身に・・・左半分が右半身に指令を出している。
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数年前から発症か
我慢強い父は、恐らく数年前からその症状を隠していた。
その証拠らしき記憶が残っている。
父が脳梗塞で入院する3〜4年前だったと思うが、
父が自宅で左足を引きずっていた。
どうしたかと尋ねた私に、父はこう返事をした。
「糖尿だ・・・」と、
私はそれを信じた・・・そうなんだ・・・
父は昔から隠し事が多かった・・・
その分、たまのそう言った会話が素直に入ってしまった。
糖尿の気があるためにしびれているのだと・・・
後で思ったことだが、あれは父親の勘違いかウソだ。
あの時、そういったアンテナを張っていれば気が付けたかもしれない。
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硬直した左手
あれから14年・・・父の左手は硬直したまま。
自分で左手を開くことはできない。
握手の状態にすると、握力が感じられる。
完全に死んでいるわけではない。
しかし、父の左手は硬く・・・硬直している。
広げてあげようにも、パーの状態にすらできない。
私が頑張りすぎると、「痛い」とクレームが来る。
麻痺の影響で父は言葉が話せないので、
実際は「んん・・・あぁぁ・・・」といった言葉にならない声で訴える。
更に、左腕を上げることも動かすことも出来ない。
だから左腕の移動は、右手で行う。
父の左手は飾りに近い。
機能を失い、用途がないその左手・・・
父はどのように感じているだろうか・・・。
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