堤防決壊のニュースを見て泣きながら電話してきた母: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2016年08月19日

堤防決壊のニュースを見て泣きながら電話してきた母

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台風の季節になりました。

この時期になると、台風が近づくだけでも

思いもよらない地域で大雨になることが多くなります。

それは今年も同様の様です。

今日現在で、台風の発生数は少な目ですが

ここ数日は連続して発生しています。

去年・・・台風の影響で断続的な大雨が特定の地域に

集中した結果、堤防決壊するという大惨事が起きました。

ヘリで救出される光景・・・家が流される光景・・・

東日本大震災の時の大津波を思い出させました。

母はその当時、肺がん治療を外来で行っていました。

週に2～3日、1日2時間ですが、仕事に行くことも出来ていました。

その日も仕事を午前で終えて、自宅に帰った母。

昼食後、たまたまつけたテレビに映る恐ろしい光景・・・

テレビに向かって思わず泣き叫んだと言っていました。

母は私に電話をくれました。

仕事中だった私ですが、当時母親が病気療養中ということで

仕事中の私用電話を許可されていたのです。

とても理解のある職場環境にも助けられました。
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何事かとすぐに電話口に出ると、既に母は泣いていました。

母の話は支離滅裂・・・気持ちが先走ると説明がまばらになり

話の内容が中々入ってこないのです。

母の口から出る単語をまとめると、堤防決壊しているニュース映像・・・

津波みたい・・・人が流されそう・・・家が流されてる・・・

何やらとんでもない災害に見舞われている地域があるようだ、

ということはわかりました。

母が私に伝えたかったことを最期まで聞き終え、

何とか母の気持ちをなだめて、多少気持ちが落ち着いたところで

電話を切り、すぐに職場のインターネットで検索。

職場の皆が釘付けに・・・確かに恐ろしい光景でした。

堤防決壊・・・その流れる勢いはすさまじかった。

私の住む地域にも一級河川がありますので、

堤防決壊は決して他人事ではありません。

それこそ「明日は我が身」です。

この電話をもらった時に・・・

やはり母は心優しい人なのだと、改めて感じたことを思い出しました。

いろんな意味で、あの日のことは忘れられません。

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posted by satorich at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

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堤防決壊のニュースを見て泣きながら電話してきた母

癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療